第13回国際被害者学シンポジウム

第13回国際被害者学シンポジウム」を2009年8月に本学で開催。

世界被害者学会が3年に1度開催する「国際被害者学シンポジウム」の第13回大会が、2009年8月、本学で開催されました。日本での開催は、1982年に東京および京都で開催された第4回大会から実に27年ぶり、2度目となります。

世界被害者学会は、被害者学の研究と実践を国際的に推進することを目的に1979年に設立された非営利・非政府組織で、国連経済社会理事会並びにヨーロッパ評議会の諮問資格を有しています。開学当初より被害者学に取り組んできた本学は、1998年から、世界被害者学会と共催で「アジア地域大学院コース−被害者学および被害者援助論−」を開講し、アジア・オセアニア地域における若手研究者や支援者の育成に力を注いできました。

この招致が実現した「国際被害者学シンポジウム」は、被害者学および被害者支援の研究者、実務家、また学生らが世界各地から一堂に会する被害者学の世界的な一大イベントです。大会テーマは、“Victimology and Human Security”(被害者学と人間の安全)。時代のニーズを捉えながら、被害者学の新たな地平を開く意味で設定されました。本学では、開学100周年記念事業のひとつに位置づけ、シンポジウム組織委員会を中心として全学を挙げて準備を進めてきました。

会期 2009年8月23日(日)〜28日(金)
テーマ Victimology and Human Security(被害者学と人間の安全)
URL http://www.tokiwa.ac.jp/isv2009/

■大学開学当初から「被害者学」を開講し、日本における被学者学の発展に尽力。

被害者学は、20世紀半ば以降にその下地となる体系が確立された比較的新しい学問分野です。当初は、犯罪学の一側面を補う形で位置づけられましたが、すべての犯罪に被害者がいるとは限らないこと、また、犯罪とはいえない現象にも被害者がいることなどから独立した学問として発展。今日では、法学、社会学、心理学、精神医学、教育学、統計学など、さまざまな領域の知見や手法を取り入れ研究が進められています。

被害者学の学問的発展は、同時に、被害者の権利拡大や被害者支援制度の充実へとつながってきました。近年、日本においても重大な事件や事故、あるいは災害を通じて被害者への関心が高まり、新しい法律の施行や支援体制の整備が推進されています。欧米に20〜30年遅れをとっていたとされるわが国の被害者施策も、被害者自らが声を上げ、その声を支えてきた多くの支援者や研究者に後押しされる形で、1990年代後半から今世紀に入り大きな前進をみせました。1983年の人間科学部開設時より「被害者学」の講座を設置した本学では、1995年に、被害者学の教鞭を執っていた教員らが中心となって民間ボランティア団体「水戸被害者援助センター(現:社団法人いばらき被害者支援センター)」を組織。日本における民間の被害者支援機関の先駆けとして、現在も指導的役割を担っています。

2003年には被害者学研究のさらなる中核機能を果たすべく国際被害者学研究所を開設されました。被害者学に関する幅広いテーマで研究プロジェクトを遂行するほか、国内外の研究者や専門家を招いてシンポジウムや講演会を開催しています。2007年には独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受け、開発途上国の政府や自治体関係者10名を対象に、3ヵ年の予定で「総合的被害者支援システムの開発」と題した研修事業も実施しています。

さらに、2005年には大学院に被害者学研究科を設置し、被害者学修士課程を開講しました。東京・芝浦にサテライトキャンパスも同時開設し、被害者学の敷衍と人材育成に尽力しています。

■国際被害者学研究所

国際被害者学研究所は、被害者学についての国際的視野に立った学際的な研究および教育を行うことを目的として、2003年10月に開設された被害者学の研究機関です。国内外の大学、研究所、政府機関、被害者支援機関と連携をとりながら、被害者学研究と被害者支援に関する情報の中枢機関として、さまざまな活動を展開しています。常磐大学がめざす“地域に開かれた大学”の一環として、一般の方々にも活用されています。

目的および事業内容

  1. 被害者学に関する研究の推進および教育の支援
  2. 被害者学研究科在籍者を中心とする学生への支援
  3. 世界各国の研究・教育機関との情報交換および交流
  4. 図書、研究論文、統計、公文書、学術雑誌、パンフレット、視聴覚資料など、各種資料の収集、整理、保管および提供
  5. 研究所紀要(年刊、英文を原則とする)、研究論文、研究報告、研究所紹介誌などの刊行物の発行
  6. 被害者学および被害者支援の発展、ならびに専門家の養成に寄与する活動の推進
  7. 被害者学をテーマとするシンボジウム、専門講座などの開催
  8. あらゆるレベルでの人的交流の促進
  9. 外部からの調査研究の受託
  10. その他、研究所の上記の内容を達成するに必要な事業
住所 〒310-8585 水戸市見和1-430-1
TEL 029-232-2865
FAX 029-232-2522
E-mail tivi@tokiwa.ac.jp
URL http://www.tokiwa.ac.jp/~tivi/
100周年記念事業
Mission & Vision
第13回国際被害者学シンポジウム
教育実践研究所
開学100周年記念講演会
開学100周年記念式典
開学100周年記念ホームカミングデー
諸澤幸雄奨学金
常磐百年のあゆみ
開学100周年記念事業募金
開学100周年記念アクセサリー
ウォールペーパー
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