国際学部 経営学科

茨城大学人文学部のプロジェクト実習B活動報告会(常陸太田市里美地区)に参加

2016年1月31日(日)

1月31日にプロジェクト実習B活動報告会が、残雪の残る常陸太田市里美学習センターで開催されました。里美地区は旧里美村で、里川を挟んだ谷間にある細長い中間山地です。風光明媚で歴史的伝統を大切にしながら、地域振興に熱心な土地柄であります。昨年「里美地区見立て観光名所番付」が作成されました。幕末に水戸の彰考館総裁となって徳川斉昭を補佐した豊田天功は里美出身の大学者でした。

プロジェクト実習Bは茨城大学人文学部が開講するPBL型の授業で、開講4年目を迎えました。この実習は、地元の大学生・高校生が、常陸太田市里美地区を学びの場として、里美牛・里川カボチャを素材として産業振興、里美ブランドの構築を目指すものです。今回は、活動報告だけでなく、里美産品の試食会も行われ、地元の方も参加しての楽しい交流の場となりました。

3大学連携(茨城大学・常磐大学・茨城キリスト教大学)の関係から、今年も経営学科長の村山元理教授が常磐大学の教員として参加したほか、経営学科2年生の三宅真寛さんも参加しました。

9時50分に水戸駅前からバス(常陸太田市役所提供)に乗車して、常陸太田市役所経由で、里美地区に向かいました。

現地では会場の設営を準備し、13:00から第一部の「平成27年度活動報告」がありました。4年生の司会のもと、担当教員の鈴木敦教授から活動概要の報告、「さとみ・あいチーム」の活動報告がありました。先進地実地研修(遠郊)報告では山形県最上郡金山町の街づくりに山形大学の学生サークルが係わっている「エリアキャンパスもがみ」での学びが印象的でした。この研修では蜂屋大八先生も現地でお世話下さいました。蜂屋先生はプロジェクト実習Bの創始者で、現在は宇都宮大学特任准教授です。

続いて水戸農業高等学校食品化学科・農業科の生徒による活動報告がありました。食品化学科の生徒は里川カボチャを使ったマドレーヌやシュークリームの試作に関する試みについて報告しました。農業科の教員からは、里川カボチャの育成を水農の圃場で実施した成果についての分析が報告されました。

第二部として、里美産品の試食会と関係者のスピーチが行われ、立食パーティーとなりました。里美牛を使ったビーフカレーが振る舞われたほか、焼いた里川カボチャをいれたトン汁、里川カボチャのマドレーヌ、シュークリーム、団子なども試食できました。地元の方々や高校生たちが準備した食品です。

関係者からは里美牛ブランド化の道、六次産業化のための関連施設整備構想に関する報告、さらに里川カボチャを育成している荷見さんのお話もありました。里美村の時代から現地に通って地域振興をしてきた茨城大学の先達の先生方のお話もありました。中には東京から来られたベテラン教員もいました。最高の地域貢献は里美に定住するとのことでした。なお里美地区では地域おこし協力隊出身者の定住や地元の方と結婚している現状があります。

村山教授からは例年スポット的に里美地区でのカボチャの収穫祭で本学の学生がお世話になっていること、常磐大学の中でも諸々のPBL型授業が展開されていることなどが紹介されました。三宅さんからは里美地区での実習に参加したことの意義が熱く語られました。

後片付けのあと、5時過ぎに解散となり、夕闇の中、山を下って、バスで水戸に戻りました。

参加した経営学科の三宅さんから、以下のような感想が寄せられました。

「プロジェクト実習B 活動報告会について」  経営学科 2年 三宅真寛

平成28年1月31日に行われたプロジェクト実習B活動報告会は、常陸太田市北部の里美地区の魅力をさらに知り、学ぶことの多い内容だった。「多くの方に足を運んで戴ける報告会」をコンセプトとした大学生・高校生による活動報告会であった。中でも先進地実地研修(遠郊)報告とさとみ・あいチームの活動や茨城県立水戸農業高等学校の活動の報告がとてもよくできていて、興味深いものだった。里美牛・里川カボチャを使い新たな里美ブランド商品を目指す各種食品の試食と関係者スピーチでは、目や耳だけではなく舌でも味わえた。関係の方々や学生・生徒によるスピーチを交えながら、和やかに交流を深めることができた。料理もおいしく、とくにシュークリームはさっぱりとした味で、私が苦手な生クリームでもおいしく食べられた。関係者スピーチの常磐大学学生代表としてマイクをもった。とても緊張したが、自分なりに上手に話せた。今後の人生の参考になるすばらしい活動報告会に参加できたことを感謝する。


会場となった里美文化センター

里川カボチャ研究会長の荷見様

里美牛のビーフカレー

里川カボチャのお団子