国際学部 経営学科

「新ビジネス創造シンポジウム」に経営学科学生8名が参加

2016年2月24日(水)

2月24日に、水戸市商工課と常陽銀行の主催による「新ビジネス創造シンポジウム」が水戸市内のホテル・ザ・ウェストヒルズで開催され、経営学科の学生8名が参加しました。

産・学・官の連携による新ビジネスや産業振興を目的としたこのシンポジウムでは、学生によるビジネス・アイディアの事例や就職活動支援と絡めた盛りだくさんの内容が議論されました。参加者も地元企業の関係者だけでなく、常磐大学・茨城大学・茨城キリスト教大学の学生も多数参加しました。本学からは国際学部経営学科とコミュニティ振興学部の学生たちが参加しました。

シンポジウムでは、水戸市長高橋靖氏の挨拶のあと、4つのテーマにわたって発表がありました。

テーマ1では、富士通株式会社法務・コンプライアンス・知識本部知的財産イノベーション統括部ビジネス開発部シニアマネージャーの広瀬勇一氏から、「新ビジネス創造への他社技術の開放特許の活用と出口戦略」という題名で、眠っている大企業の特許が地域の中小企業へのライセンス供与によって有効活用されることが紹介されました。その際、大学生が未利用特許を生かしたアイディアを地元企業に提案するようになれば、高い教育効果が期待できることも触れられました。

テーマ2では、昨年10月にグランドオープンした「なめがたファーマーズヴィレッジ」を運営する株式会社なめがたしろはとファーム常務執行役員の佐藤大輔氏が、「日本の農業をステキにしよう‐なめがたスタイル」という題名で、民間企業による6次産業化・地域ブランド創出の事例を紹介されました。行方市は水戸から南に車で1時間半の茨城県南部の鹿行地域に属する市です。

佐藤氏からは、さつま芋のオーナークラブから発展し、震災後の風評被害の逆境下に東京スカイツリーの近くに農園を出し大成功しました。そして廃校の小学校を再生させて「さいまついもの体験型テーマパーク」を中心に、6次産業化どころか12次産業化(6次産業+観光+教育+IT農業+地域貢献+子育て+交流)を目指して農業ライフの新たなデザインを提唱していること、そして若い女性たちが大勢入社して、新たな挑戦をしていることについて説明されました。

テーマ3では、経済産業省の「新ビジネス創造に係る各種支援制度(経済産業省関連施策)の紹介がありました。同省関東経済産業局地域振興課課長補佐の吉田誠氏が、中小企業から小規模事業体までの地域創生に向けたあらたな予算支援について事例とともに説明して下さいました。

テーマ4では、「2016年の就活環境及び地元就職に向けた各種取組」について就職情報で名高い株式会社マイナビの編集長吉本隆雄氏から概況の説明があり、さらに地元学生たちが登壇して、トークセッションがありました。この質疑応答では最終的には地元企業に学生を集めるには地元企業は何をすべきかがテーマとなりました。

この中で、経営学科3年生の青砥俊憲さんはなぜ地元で就職しないのか、また、企業を知るために有効なインターンシップの体験について発言するなど、経営学科の学生たちは積極的し、多くのことを学ぶ機会となりました。

参加した学生より感想が寄せられましたので、以下に掲載します。

経営学科 2年 郡司和樹

私は、今回水戸市で開催された新ビジネス創造シンポジウムに参加させていただいて、自分自身色々と考えさせられました。4人の講師の人たちが今までの成功のカギやどのような事業を行っているのかなど、貴重な演説を聴くことができました。

その中でも私にとって一番印象に残ったのは、学生を含んだ一問一答です。例えば「県外での就職を考えるか」という質問に対して学生の人たちが答えていました。その際、一人ひとり考えが違っていて、「自分の就きたい就職先が無いためにやむを得ず県外に行かなくてはいけない」という意見もありました。

私はそれを聴くことで、これから自分が就職活動を行う際に、どんな壁があるのかなどを理解できました。また、企業側からみた求人状況についてもわかりました。都市部に就職先が集中し就活生が県外へ進出してしまうため、地元企業が人手不足に陥り、過疎化などの問題点があるとのことでした。

自分の働きたい就職先が地元に無く、都市部へ進出するという問題があります。地元の就職先とのバランスが非常に難しい状況に今現在あるということがよく分かりました。


高橋靖市長の挨拶

参加した学生たち

テーマ2の報告

テーマ4で発言する青砥君