国際学部 経営学科

第3回学内研究会を開催

2016年5月26日(木)

5月26日に国際学部教員有志による第3回目の学内研究会が開催されました。

第3回目は、経営学科の村山元理教授によって「博士論文『中島久万吉と帝人事件 ― 財界人から精神的指導者へ』の序論「課題の設定」から」が報告されました。

中島久万吉(1873〜1960)は、古河財閥の多角化に貢献し、日本工業倶楽部の専務理事となった人ですが、商工大臣時代の帝人事件(昭和9年)で失脚し表舞台から消えました。しかし、その後は、社会的な貢献活動を行うだけでなく、仏教を研究すると同時に、次世代の経営者に対し、碧巌録を講じ、座禅の指導を行うなど、精神的な指導者となる足跡を残しました。村山教授の博士論文は、従来あまり顧みられることのなかった中島久万吉の後半生に注目し、帝人事件から後の実像を描き、ビジネスリーダーとしての再評価を試みたものです。

報告では、村山教授のこれまでの個人的な研究史も含めて、テーマとの出会いや研究過程、苦労話、そして審査の状況などを含む幅の広いものでした。その後、参加者による活発な質疑応答が行われました。

次回は、7月14日(木)に花岡龍毅氏(経営学科准教授)による「医薬品の『社会的生産過程』の研究―ゲフィチニブ(イレッサ)」を予定しています。


研究会の様子