国際学部 経営学科

第6回学内研究会を開催

2016年9月15日(木)

9月15日に国際学部教員有志による第6回目の学内研究会が開催されました。

第6回の研究会では、経営学科の中岡まり准教授が「選挙民主と協商民主にみる新たな公共性創出の可能性」というテーマで報告しました。

報告の目的は、中国において協商民主(話し合いを重ねることによって問題を解決する方法)によって、国や党主導ではない公共圏(例えば、公益のための事業や組織)が生まれる可能性について、地域レベルの事例に照らして検討することでした。そして、その可能性が国家の強靭性にどのような影響を与えるのかについても言及されました。

報告では、今回検討した二つの事例については、必ずしも成功しておらず、下からの公共圏の創出の可能性は低いという暫定的な結論が示されました。結論を導く過程で、公共圏の創出における日本と中国の展開やソーシャルキャピタルと熟議民主主義の関係などの多くの議論が提示されました。

内容は専門性の高いものでしたが、参加者からは日本での地域連携の事例が紹介されるなど活発な意見が出て、今日の中国の政治的な課題を明らかにするのみならず、幅広い研究領域を持つ教員が所属する国際学部ならではの意義のある研究会でした。中岡准教授の今後の研究の進展が大いに期待されるところです。


研究会の様子