国際学部 経営学科

第7回学内研究会を開催

2016年10月13日(木)

10月13日5時限目に、毎月開催している学内研究会の第7回目として、元経済産業省関東経済産業局産業部長であり、現在は21ものづくりネット代表幹事(信州大学特任教授)を務める高橋伸一郎氏をお招きし、地域における中小ものづくり企業の動向についてお話を伺いました。

経済のグローバル化、競争激化が進む中、わが国の経済・産業の土台たる地域の中小ものづくり企業につき、その競争力を強化し、これを維持発展させることは、地域創生の推進が叫ばれる昨今、益々重要となってきています。

高橋氏は、長年にわたり地域における中小企業の連携、協力、協働を推進し、中小ものづくり企業のネットワーク化とその拡大・深化を通じた地域貢献を行ってこられ、具体的で実際的な産業クラスター活動を展開してこられた方です。

はじめに、高橋氏より「広域関東圏中小製造業の業況感等:平成28年7月下旬の声を中心に」と題して最近の景況感等に関する中小製造業各社の「生の声」が紹介されました。各社とも景況感はおおむね横ばいである一方、一部では業績を伸ばす企業と停滞する企業の二極化が見受けられること、景気動向の良し悪しに関わらず、各社とも研究開発投資は手控えることなく継続していること、人材不足感が増していることや、近年の傾向として、顧客である大手企業の「現場感」が鈍っていると感じられていることなど、興味深い現場の生の声が次々と紹介されました。

つぎに、中小企業の経営者達が地域の大学に求めること等についてざっくばらんな話をご紹介頂き、活発な議論が展開されました。中小企業は大学に対しては、技術的な協業のみならず、経営面での知恵の共有や、よりよい人材の供給に強く期待していることなどが紹介されました。

ここで高橋氏は、大学教員は是非、もっと気楽に中小製造企業の現場を頻繁に訪ねてもらい、経営者の話を聞いてもらうことが重要であると指摘されました。そうした交流は技術のみならず、ビジネス全般のイノベーションにつながり、ひいては学術研究の役にも立つとのことでした。特に本学の場合、茨城県県央、県北には数多くの中小ものづくり企業がひしめいており、こうした企業と頻繁に交流しないのはもったいないとの指摘もいただきました。

議論は盛り上がり、予定時間を30分ほど超過して研究会は終了しました。


研究会の様子

研究会の様子