国際学部 経営学科

第10回学内研究会を開催

2016年12月22日(木)

12月22日に第10回目の学内研究会が開催されました。研究会では、経営学科の田邉正准教授が「わが国の農業経営者の会計的意識と方向性について」と題して、最近の研究成果を紹介しました。

田邉准教授は、税務会計を専門としますが、ここ数年、地域社会に役立つ会計学の研究を目指し、農業生産法人の経営者の会計や経営への意識の特色をアンケート調査とカリスマ経営者と呼ばれる経営者への聴き取りによって明らかにしようとする研究に取り組んでいます。法人化は近年増加しており、この背景には農業の後継者不足があります。法人化したとはいえ、経営者に会計や経営の知識がなければ、発展は見込めません。

このような背景の下で、経営者を年齢と会計知識のあるなしで6類型に分け、財務的な知識や学習の有無、経営・農業経験との関係、実際の経営状況や安定性、6次産業化や将来の見通しなどとの関係をアンケート調査によって明らかにしました。

カリスマ経営者への聴き取り調査については、二人の経営者への聴き取りが実施されましたが、それぞれについて詳しい事例報告がありました。参加者からは興味深い研究で、今後も続けて欲しいとの声が多く聞かれました。アンケートと聞き取りという二つの調査方法を用いる地味な研究ですが、農業や地域の発展にとって、重要な意味を持つ研究で、田邉准教授の今後の成果が大いに期待されます。

研究会の様子