経営学科ニュース

2017年1月29日

南部塾の修養研修に経営学科学生が参加

1月29日に、「企業倫理」「経営学概論」「ゼミナールⅠ」(担当:村山元理教授)の授業を履修している10名の経営学科の学生が南部塾(東京都江戸川区臨海町4-2-2,菱幸運輸株式会社内)の「人間作り」を目的とした修養研修に参加しました。

この研修は、南部塾の塾長である熊谷直幸(菱幸運輸株式会社会長)様が主宰する精神修養の研修であり、トイレ掃除、唸り、礼儀作法、食事作法からなり、社長やリーダー向けの研修会としても定評があります。常磐大学の学生もほぼ毎年参加しており、今回で10回目の参加です。

熊谷様は毎年常磐大学のゲストスピーカーとして「企業倫理」の授業で講演していただいており、今年度は2016年11月18日にご講演頂きました。

2012年に創業40周年を迎えた菱幸運輸は、運送会社として無事故無違反で表彰され、一度も赤字を出していないことで業界では有名な会社です。創業社長の熊谷直幸様は、岩手県出身で中学卒業後、貧しさを克服するために上京。20代で、トレーラー1台で運送会社を起業しました。会社を大きくしようとか、金儲けしようとは一度も考えず、宣伝する営業マンもおらず、経営計画すらたてない中でも、不思議と会社は事業拡大を進めて来たとのことです。これは、信頼感の高い人材を連綿として育ててきた教育により良好な社風を醸成されたことによる結果と考えられます。

この日は、朝6時半過ぎに貸切りの小型バスに乗車して常磐大学を出発し、8時半すぎに現地に到着。始めに菱幸ビル7階の南部塾の部屋で塾長の講話を拝聴しました。9時過ぎから11時まで、葛西臨海公園駅前の公衆トイレにて、スタッフ4名の指導のもとにトイレ掃除を行いました。専門の道具で頑固な汚れを落とした後、素手で石鹸・手ぬぐいを利用して磨きました。パイプの中にこびりついた尿石も専門の道具で削ぎ落しました。壁や床も洗い、水滴もふき取り、掃除前とは比べ物にならないほどきれいな状態になりました。寒い中、冷水を利用しての作業で手は凍えました。最後に全員で唸り声をあげて終了となりました。

その後、菱幸ビルに戻り、掃除道具の清掃を1階の整備工場の中で行いました。7階に上がり、「座って三通り(真・行・草)」・「立って三通り(真・行・草)」の挨拶の仕方をスタッフから学びました。2階の食堂にて糠袋で床磨きをした後に、昼食を頂きました。正坐しながら食べる際は、万物の恵みをはじめ、作ってくれた人たちにも感謝して、よく噛み(50回)、味わって食べること、そしてビールのつぎ方などを学びました。

食後、横になり30分ほど寝て、すっきりしました。上に戻り、塾長の講話を拝聴しました。その後、参加者一人一人が礼法を実践して感想を壇上で述べました。参加10回目となる引率の村山教授が御礼の挨拶を行い、15時すぎにすべてのコースが終了しました。塾長やスタッフに見送られ、皆すがすがしい顔で南部塾を後にしました。

参加したある経営学科1年生の感想を紹介します。

「今回南部塾に参加すると決まってからは、どんなことをするのかとても不安でした。事前に聞かされた情報が素手で便器を洗うということだけだったということもあり、朝布団から出ることが普段よりも辛かったです。しかし実際参加し便器と対面して掃除をしてみると、最初こそ抵抗感はありましたが、徐々にその心は剥がれ、ただ掃除に集中しようとしていました。真・行・草の礼の仕方、配膳の仕方、食べ方、多くのことを南部塾で経験できたことが、今ではとてもよかったと思っています。特に最後の講話では、毎日の日常を過ごす上での善の気持ちを持つ大切さを教えてもらい、自分の中では新たな発見でした。この善が塵も積もれば山となるという話を聞いてからは、本当に微々たるものですが、自分の駐車場や家の周りなど生活圏内のゴミ拾いなどをするようになりました。

最後になりましたが、昼食の牛丼ごちそうさまでした。おいしかったです。今回の南部塾に参加して本当に貴重な体験ができ自分がとても成長した一日になりました。本当にお世話になりました。」

熊谷塾長からの講話

熊谷塾長からの講話

公衆トイレを掃除し終えて

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遅刻した大学生への熊谷氏の言葉

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大学で学ぶ意義についての熊谷氏の言葉

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