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学校法人常磐大学のシンボル・マークは、基本理念である自立、創造、真摯の精神を常磐松の三本の松葉に託して表現したものである。現在のTokiwaマークは1991年より使用しているが、このたび、開学100周年記念事業の一環として、ユニバーシティ・アイデンティティの見直しを図り、シンボル・マーク、ロゴ及びカラーなど視覚的に表現するビジュアル・アイデンティティ(VI)を明確にし、造形的水準を高めること、法人全体における理念や意識を統一的に表現し、内外に発信することを目指して常磐大学のVIがリニューアルされた。新しいVIは今年4月より使用される。
VIのデザイン開発及びリファイン作業は、NTT、ブリヂストン、ケンウッド、毎日新聞社など約100社のCI開発実績を持つ(株)中西元男事務所(PAOS)に依頼された。新しいデザインの開発にあたり、常磐大学では、これまでに培ってきた“常磐ブランド”の伝統の継承と新たな飛躍をイメージし、更に発展形であることを明確に認識できる“歴史を感じさせるアカデミズム”と“斬新でモダン”であることをキーワードとして提示した。また、高校や幼稚園の制服や校旗等へ利用するエンブレムとステーショナリーや各種広報媒体に利用する法人100周年記念ロゴマークも同時に制定された。 |
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■全 体
デザインシステムの再構築によって、従来築き上げてきた既得価値を
尊重しつつ、新しい時代思考、知的品格の醸成を目指して進めた。 |
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■シンボル・マーク
従来からの個性や強さを継承しながら、形状の精緻化でより知的な緊張感と人間的な柔らかさ・温かさを加味し、色の変更で若々しさを加え、さらに未来へ向かう成長性を表すためにグラデーション版も新しく開発した。 |
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■ロゴタイプ
シンボル・マークとの組み合わせ使用を配慮し、ロゴそのものにはなるべく余分なクセを付加することを排しながらも、書体(基本はオプティマ体)そのものは知性と可読性を損なわないよう注意を払い造形的完成度を高めた。 |
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■100周年記念ロゴマーク
開学100周年というメッセージを、祝祭性をもって、明快に伝達するシンボルとして開発した。同時に100年という歴史・伝統が、これからも無限の可能性を秘め将来に向け発展していくイメージを強調した。 |
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■エンブレム
常磐大学が大切にしてきた教育理念とその個性をシンボライズするエンブレムとして開発した。イメージ的にはアカデミックな知性と品格を表現することを考慮し、同時に、法人の各校が共有共用できる汎用性にも配慮した。 |
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