
-
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。
専門:刑事法、犯罪学、被害者学、刑事政策、少年法。
大学院人間科学研究科教授。
大学院被害者学研究科、国際被害者学研究所の教授を併任。
日本被害者学会理事、世界被害者学会理事など。
学校法人常磐大学における教育の基本理念は、「自立」「創造」「真摯」です。「自立」とは、自ら考え、行動し、結果に責任をもつことであり、「創造」とは、広い視野で考え、それを発展させることであり、「真摯」とは、人間の尊厳を大切にし、どのようなことにも真面目に向き合うことです。
智学館中等教育学校(以下、智学館と言う)における教育も、基本的にはこの3つの基本理念に立っていますが、21世紀になり、経済のグローバル化や情報革命に伴う国際情勢の変化の中で、日本のおかれている状況も大きく変わってきたことから、智学館では、人間の尊厳を大切にし、世界的視野で考え行動できる人間を育てることを、教育の基本理念に据えることにしました。
今や、日本だけを考えていればよい時代ではなく、旧来の「日本」対「外国」という対立概念で物事を考えるような時代でもありません。私たちにとっては、さまざまな異文化とどう向き合って行くかが重要であり、広く「人間」とか「人類」とか「地球」といった視点をもたなければなりません。
従来、わが国では、世界に目を向けた視野の広い教育がなされていませんでした。次の時代を担うべき若い世代に、世界的視野に立って物事を考える一個の人間としての自覚を持たせることは、教育の重要な責務であります。世界的あるいは地球的規模で解決しなければならない問題が山積している現在、世界の人々の環の中に入り、問題解決に貢献できる人材を育てることは、学校法人常磐大学の建学の精神であるところの「人は学ぶことによって人間として成長し、社会において有為な人材になれる」という考えに沿った智学館教育の使命と言えるでしょう。
智学館教育の目標は、まず、自分で考え、判断して、正しいと思った行動をとる心の働き、いわゆる「智」を学ぶことにあります。校名の由来も、生徒たちにとって学校は「智」を学ぶ館であるという意味で、「智学館」としました。
智学館で身につけるべき課題は、「人間の尊厳」についてのしっかりした考え方をもつことです。21世紀に入り、地球上の人々の意識は、高度成長を求め続けた社会から、一人ひとりの人間の幸せを考える社会へと転換してきています。もちろん、物事を武力で解決したり、社会的に弱い立場の者をますます困難な状況に追い込んでいるという現実がありますが、だからこそ、今、将来を担う子どもたちには、生命、名誉、プライバシー、良心、思想、信条といった、尊く、おごそかで、侵してはならない人間としての価値、すなわち、「人間の尊厳(human dignity)」について正しく理解し、そのための行動をとることを学ばせなければなりません。すでに国連でも「人間の尊厳」を最重要課題と位置づけており、多くの国々が、人間の尊厳を守るために、安全、健康、病気、貧困、福祉、環境などを、政府の優先課題として取り上げるようになりました。
人間の尊厳を大切にすると言うことは、一人ひとりの人間を独立した尊厳をもった存在として見ることを意味します。智学館における教育の特色は、生徒一人ひとりの幸せを考え、一人ひとりに合った働きかけを行うと同時に、生徒たちにも他人の尊厳を尊重することや、お互いの良いところを認め合い尊重しあうことを学ばせることにあります。
今、学校の現場では、多くの子どもたちが学びから逃走していると言われています。私は、学校教育の使命は、学力の高い子を育てることよりも勉強好きの子を育てることだと考えております。高度情報化が進み、情報を得たり知識を増やすことが容易になり、他方で人間の寿命が伸びて、生涯にわたって学ぶことが可能な時代になりました。人は学ぶことによって世界を何倍にも広げ、豊かな人生を歩むことができるようになったわけですから、学ぶことがいかに楽しいかを一人ひとりの生徒に分かってもらうことが、教師にとっての最も重要な役割だと思います。
智学館では、「一人ひとりの尊厳と能力を大切に」を教育の現場で実践するために、生徒たちの得意不得意をそのまま受け入れ、得意な分野をさらに発展へと導き、不得意な分野については、きめ細かな指導によって生徒の不得意意識をはねのけるような指導をすることにしております。その意味で、智学館教育の最大の特色は、すべての生徒がその能力を最大に伸ばし、6年間の教育を経た後には、それぞれに最も適した進路に進めるということであり、教員たちの「一人の落伍者も出さない」という強い決意によって、それは確かなものになるはずです。
- 身につける4つの能力
-
- 1.理論的思考力
- 大きな視点に立って、道筋を構築する力
- 2.言語能力
- 他人の言うことをよく聞き、理解する力
- 3.判断力
- 問題に出会ったときに状況を把握する力
- 4.実行力
- 自らの計画に基づき、勇気を持って進む力
学校法人常磐大学
智学館中等教育学校
〒310-0914
茨城県水戸市小吹町2092
Tel:029-212-3311
Fax:029-212-3300(事務室)
Fax:029-212-5100(アドミッションオフィス)
E-mail:chigakukan@tokiwa.ac.jp

















