「事実」とはなんだろう 事実の水準:記述的事実、相関的事実、因果的事実
「研究の結果」:法則性・一般性・信頼性・再現性
■(3) 10/16 素朴心理学者とひかえめな心理学者はどこがちがうのだろうか
調査法の大切さ:「血液型性格分類」の例:いわゆる「血液型性格分類」と心理学的な「性格分類」とどこが異なるのだろう
バーナム効果?選択的知覚?
調査法の不備?
トリビアルな差「ちがうものはちがう」 ?
統計的基準と理論的妥当性
シャトルカード:(1)以前他大学の受講コメントにあった「占いの歴史(本来はお遊びではなくて人智を超えたことがらについて未来を知ろうとする神聖な営みであった)」を紹介:(2)信ずることのコスト
ジンバルドーの模擬拘置所実験(つづき)
ミルグラムの服従に関する実験 (実験倫理の問題・外的原因帰属を基本におくことの利益・デブリーフィング)
「実験」の条件
ジンバルドーとミルグラムの実験による「現実のできごと」の分析
「実験の効用と限界」
■(7) 11/20 現実の出来事・実験室の出来事(つづき)
関連した実験として Latane の「責任の拡散」に関する実験
(後半:基礎・応用実験)
ローゼンハンの第二実験
「正常性」の判断:社会的価値判断を含む : 「医療モデル」と「適応行動モデル」
診断のリスク:信号検出理論による枠組みで整理して考えることができる
■(10) 12/11社会における人間的条件:法と心理学 (1)
「社会の中の心理学」:「人間」についての一般的な理解や見解(「世間知としての心理学」「素朴心理学」)は調査や実験の結果あきらかになってくる心理学や行動科学の見解とくいちがうことがある。この問題は人間社会のあらゆる側面で現れてくるが、特に、人間の極限的な条件が現れる「法」の分野において特に重要であろう。