カクテルパーティー効果

 仲良し4人組のオセロ、フェイス、ニノウデ、ゴン。今日は4人で常磐大学名誉教授である伊田博士のノーベル心理学賞(そんなものあるか?)受賞のパーティにやってきました。

フェイス:いやー伊田先生もやるときゃやるね。

ゴン:あの人ならいつかやってくれると思ってたもん。

オセロ:俺、これからもあの人についてくよ。

ニノウデ:ところで、ヒロスエって可愛くない。

オセロ:いきなりなに言ってんのおまえ。まあ、確かに可愛いのは認めるけどさあ。

−−−と、そのときおもむろにフェイスが後ろを振り向きました。

ゴン:どうかしたの?フェイス。

フェイス:いや、さっきあっちで俺の名前が聞こえてさあ。つい振り向いちゃったよ。

ニノウデ:あ、俺もその経験ある。授業中友達と話してたらさあ、それまで黙々と講義してた先生がいきなり「ニノウデ!」とか言うもんでついそっちに気が取られちゃったよ。

オセロ、フェイス、ゴン:(冷たい目で)それって注意されただけじゃないの。

−−−さて、皆さんもこれとにたような経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか(ニノウデの例は別にしても)。周囲の会話には全く意識していないのに、たとえば自分の名前が出てきたりすると、突然それが聞こえ、そちらの会話に意識がいってしまう。よくよく考えてみると、とても奇妙なはなしですよね。でも、こう考えてみてはどうでしょう。つまり、私達が通常意識している情報を処理する課程の内側に、もう一つの自覚はされないけれども自分の名前のように極度に重要な情報をキャッチし、意識のチャンネルを切り替えてくれる情報処理過程が存在するのだと。

 こう考えると人間というのは、外界の情報を取り入れることさえ完全にはできなのですね。え?俺はできるって?それは多分あなたが聖徳太子の子孫だからですよ。

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