なたねプロジェクト

児童×親×学生×地域
地域から発信する環境教育

2013年より環境省が取り組んでいる学校教育現場での「持続可能な地域づくりを担う人材育成事業に係るESD環境教育プログラム」で、茨城県水戸市の新荘小学校6年生を対象に2013年12月から2014年1月までの4日間、計14時間の授業を行いました。

テーマは「循環」 タネをつぶそう

授業のテーマは「循環」。まずいろいろな種類のタネをつぶしてみることから始まりました。タネには油が含まれていること、油が命のエネルギー源として大切な役割を果たしていること、一粒のタネから命がつながり循環していることを体感しました。

また、各班に分かれ、小学校の給食調理室や、近所の天ぷら屋・そば屋・コンビニを訪れ、使用済み油の行方を調べる聞き取り調査に出かけました。

聞き取り調査 キャンドルづくり

調査の際にお店から揚げ物をした後の廃油を分けてもらい、クラス全体で廃油にはどんなリサイクル方法があるかを考え、もらった廃油を再利用したキャンドルづくりに役立てました。

また、児童たちには冬休みの宿題として廃油キャンドルを灯した部屋の中で保護者の方と、自分が生まれた時の様子などの命の対話をしてもらいました。

命の対話

児童たちは環境のためにできることを考え、自ら循環社会についてのミュージカルを製作し、発表しました。
循環について学ぶことで問題を発見し、自分たちにできることを考え発信することで、地域を変化させる足掛かりとなりました。