第5回TIVIシンポジウム

『性犯罪被害者のために法制度はどうあるべきか』が開催されました。


シンポジウムの様子 TIVIの第5回シンポジウム『性犯罪被害者のために法制度はどうあるべきか』が、12月4日(土)・5日(日)の2日間、東京で開催されました。

 初日には、一般の市民に加え、研究者、実務家、支援者、学生ら約120名が全国各地から参加。性犯罪被害のサバイバーとして、現在日本で被害者の支援や啓発活動に取り組んでいる在日オーストラリア人ジェーン氏、また、アメリカ・ニューヨーク市で、性犯罪被害者支援のプログラム構築と運用に中核機関として機能している「アライアンス−性暴力に反対するニューヨーク市連合」代表のハリエット・レッセル氏が基調講演を行いました。

 また、警察庁長官官房給与厚生課犯罪被害者支援室長の杉本孝氏が、「性犯罪被害の未然防止と被害者への支援」と題して、警察庁による最近の取り組みと課題について基調報告。会場からも数多くの質疑が寄せられました。

 シンポジウムの様子 2日目は、東京駅に隣接する東北大学東京分室を会場とし、前日からの参加者を含めて約80名が参加し、午前中には、スウェーデン・ウメオ大学講師で元検察官のリーナ・ランドストロムさんの講演に耳を傾けました。

 午後は、当研究所守屋典子准教授がコーディネーターとなり、専修大学法科大学院教授・岩井宜子氏をはじめ、レッセル氏、ランドストロム氏、チョカリンガム教授、キルヒホッフ教授がパネリストとして登壇し、性犯罪被害者が被害の届出をしやすい法環境整備について、諸外国の法制度の長所、また現行の日本の法制度の問題点を確認しながら、熱い議論が繰り広げられました。後半は、会場からの質問も相次ぐ中、支援制度、法制度の具体的な変更点への提言を記した『大会提言』が読み上げられ、会場から力強い拍手を受けて2日間のシンポジウムが閉会となりました。

 初日に来賓としてご挨拶をいただいた衆議院議員、階猛(しな・たけし)氏から、シンポジウム終了後、シンポジウム2日目にまとめられた『大会提言』を、現在進行している犯罪被害者のための基本計画検討会に提出したいということで打診がありました。  2日間のシンポジウムが盛会のうちに終了し、ご登壇くださいました講師の方々、お忙し中に日程をやりくりして参集して下さいました大勢の皆様に厚くお礼申し上げますとともに、準備にご協力くださいました多方面の皆様に心より感謝申し上げます。


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◇第5回シンポジウム大会提言
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◇第5回プログラム
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日時 2010年12月4日(土)・ 12月5日(日)
場所 1日目 女性と仕事の未来館(JR田町駅西口) 2日目 東北大学東京分室(東京駅サピアタワー10F)
参加費 無料
申込方法 プログラムは終了いたしました。

【1日目】テーマ:「性犯罪被害者のニーズに応える新たな制度とは何か?」

<日・英同時通訳つき> 会場:女性と仕事の未来館 ホール(4F)受付 11:50〜

※所属・肩書きは開催当時

12:30-12:50 開会挨拶
12:50-14:00
基調講演1
「日本における性犯罪被害者への支援〜被害者の視点から」
ジェーン Jane
(サバイバー、Warriors JAPAN - Women Against Rape代表)
14:00-15:10
基調講演2
「性犯罪被害者の思いを刑事司法につなげるために—被害の届出と起訴率増加に向けたニューヨーク市での取り組み」
ハリエット・レッセル Harriet E. Lessel
(米・The New York City Alliance Against Sexual Assault代表)
15:10-15:30 休憩
15:30-16:00
基調報告1
「性犯罪被害者への支援施策の方向性」
杉本 孝(警察庁犯罪被害者支援室室長)
16:00-16:30 質疑応答
16:30-16:40
閉会挨拶
諸澤英道
学校法人常磐大学理事長、常磐大学国際被害者学研究所教授

【2日目】テーマ:性犯罪被害者の権利実現をめざした法制度構築への道すじ

<日・英逐次通訳つき> 会場:東北大学東京分室(東京駅サピアタワー10F)受付 9:30〜

10:00-10:15 開会挨拶
10:15-11:50
基調講演3
「性犯罪の捜査から公判における被害者の権利保護—スウェーデンにおける取り組み」
リーナ・ランドストロム Lena Landstrm
(スウェーデン・ウオメ大学法学部講師、元検察官)
11:50-13:00 昼食
13:00-15:20
パネル・ディスカッション 
「性犯罪被害者の権利実現をめざした法制度構築への道すじ」
パネリスト
岩井宜子 (専修大学法科大学院教授)、 クマラヴェル・チョカリンガム(常磐大学国際被害者学研究所次長)、ゲルド・キルヒホッフ(常磐大学国際被害者学研究所教授)、リーナ・ランドストロム、ハリエット・レッセル
 
コーディネーター
守屋典子(常磐大学国際被害者学研究所准教授) 
15:20-15:40 休憩
15:40-16:10 質疑応答
16:10-16:30 総括および大会宣言: 守屋典子
16:30-16:40 閉会挨拶: クマラヴェル・チョカリンガム

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チラシ
常磐大学国際被害者学研究所 第5回シンポジウム
PDFファイル(1212KB)

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