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令和4年 噛むかむレシピコンテスト

「噛むかむレシピコンテスト」で受賞しました

公益財団法人茨城県歯科医師会が主催する「令和4年度噛むかむレシピコンテスト」において、人間科学部健康栄養学科3年生(受賞時2年生)の田山友香さんが一般の部で「噛むかむレシピ賞」を受賞しました。

このコンテストは、歯や口の健康のためによく噛むメニューで、当該年度のテーマ食材である「干しいも」や、茨城県産の品目をできるだけ取り入れたレシピが応募条件となっており、一般の部で田山さんの考案した「ギョーザの皮でつくる干しいもピザ」が見事入賞しました。

~ 受賞学生の声 ~

田山 友香さん 人間科学部健康栄養学科3年生

ピザには好きな具材をトッピングできるので、今回のテーマ食材である「干しいも」も合うのではないかと思い、このレシピを考えました。最大の特長は、ピザ生地のかわりにギョーザの皮を使用しているので、誰でも簡単に作ることができることです。ギョーザの皮がパリパリしているので、食感も楽しいですし、よく噛むこともできます。試作を重ね、家族には干しいもの甘みがトマトの酸味、しらすの塩味と相性がとても良いと感想をもらいました。今回、受賞するとは思っていなかったので、とても嬉しいです。

将来は、患者さんの栄養管理などを行う医療機関で働きたいと考えています。これからも管理栄養士資格の取得を目指し、日々の勉強に励んでいきます。

これまでの記事

開発スイーツの商品化

健康栄養学科の学生が開発したスイーツを期間限定販売

糖質カット(糖質抑制)スイーツのレシピの開発ならびに商品化について

近年、国民の健康問題による生活習慣病が重視されています。特に糖尿病予備軍と呼ばれる方達、体型が気になっている方達の食事制限をされている中、間食が出来るような糖質カット(糖質抑制)スイーツは非常に注目を浴びています。

人間科学部健康栄養学科基礎栄養学研究室の住吉克彦准教授ならびに研究室所属ゼミナール学生が、スイーツの商品・レシピ開発を管理栄養士養成教育の一環として、水戸市の菓子・料理教室「ROSE CAFE(ローズカフェ)」主宰を行っている潮田菜々子氏ならびに、水戸市の「フローラ薬局」代表の薬剤師・茨城県糖尿病療養指導士・篠原久仁子氏と共同にて新商品の開発を行いました。市販をされている一般的なケーキに対して50%糖質カットの美味しい「常磐トッツオ」商品開発ならびに発売を行うことになりました。

販売場所 水戸駅Excelみなみ IBARAKIスィーツ工房店
販売日時 2021年11月3日(水曜日)~11月7日(日曜日)
(水戸駅Excelみなみ開店時間)10時~20時【1日50個限定】
商品共同開発者 住吉 克彦准教授
常磐大学人間科学部健康栄養学科ならびに基礎栄養学研究室所属学生
潮田 菜々子氏「ROSE CAFÉ」代表主宰者
篠原 久仁子氏「有限会社 フローラ薬局」代表取締役
商品製造者 中村 知司氏 「パティスリートモジ」パティシエ/オーナー

おかげさまで好評です!販売初日、2日目とも、すぐに完売となりました。

いばらきの地魚プロジェクト

人間科学部健康栄養学科&ヨークベニマル共同開発商品を販売開始しました

常磐大学では「若者の魚離れ解消」をテーマにいばらきの地魚取扱店認証委員会と連携協力をし、「いばらきの地魚プロジェクト」を2020年9月から取り組んできました。

人間科学部健康栄養学科飯村裕子准教授ゼミナールが株式会社ヨークベニマルの協力のもと、第1弾を2021年6月に「IBARAKI SABA CURRY」「IBARAKI SABA TOMATO」販売しました。

今回は、第2弾として、「IBARAKI YARIIKA MARINADE (いばらき やりいかマリネ)」を10月8日から茨城県内ヨークベニマル42店舗で発売を開始しました。

今回、商品開発に携わった学生は、人間科学部健康栄養学科の飯村裕子准教授ゼミナールに所属する4年生8名。レシピ、商品名、パッケージを考案しました。

やりいかマリネは、茨城県産のやりいかを茨城県内の加工場でボイル加工、柔らかいやりいかの食感を最大限生かした、柑橘系のマリネで、レモンとオレンジが入っているのが特徴です。販売価格は、321円(税込)で内容量180g。賞味期限5日間で要冷蔵となっています。

10月7日にヨークベニマル水戸元吉田店で販売会では、飯村裕子准教授ゼミナール所属する4年生が試食品100食を配布してPRしました。

人間科学部健康栄養学科4年の金子みりあんさんは、「味を決めるのに苦労した。レモンとオレンジを入れたことにより、誰にでも食べやすい味となった」と振り返りました。

飯村裕子准教授は「学生たちが考えたことが、商品化されて販売されることは、大変貴重な経験になった」と話していました。

いばらきの地魚プロジェクトでPR動画作成と商品開発を行いました

常磐大学健康栄養学科は、いばらきの地魚取扱店認証委員会と連携し、「いばらきの地魚プロジェクト」に2020年9月から取り組んできました。いばらきの地魚プロジェクトとは、「若者の魚離れ解消」をテーマに、いばらきの地魚の認知度向上や消費拡大を目指した活動になります。実際の取り組みとしては、PR動画の作成、およびスーパーのヨークベニマルと地魚商品を共同開発しました。

PR動画の作成では、飯村ゼミナールの4年生小貫美咲、越川日和、金沢陽菜、庄司桃佳、宮部真弥の5名が参加し、4本の動画を作成しました。どうしたら若い人にも見てもらえるのか、まず知ってもらうには何をどのようにまとめたらいいのか、何度も話し合いを重ねました。そして、いばらきの地魚が市場から家庭に届くまでの道のりをRPG風に表現した「SABA QUEST」、いばらき地魚を使った「クッキングバトル」、さらにクッキングバトル中で出てきた料理のレシピ動画2本の計4本の動画が完成しました。

商品開発では、飯村ゼミナールの3、4年生色川なずな、金子みりあん、小貫美咲、越川日和、金沢陽菜、庄司桃佳、宮部真弥の7名がヨークベニマルと共同で、水揚げ量が全国トップクラスを誇るサバを使ったレトルト商品を開発しました。学生たちだけではなく、ヨークベニマルの方や漁業組合の方々と、勉強会や試作・試食会を何度も行い、若者に食べてもらえるサバ商品について検討しました。学生たちが持ち寄った案の中から、試行錯誤を重ね、スパイス感のある「SABA CURRY」と、大人にも子どもにも好まれるトマトを使った「SABA TOMATO」の2商品が出来上がりました。

この活動を通して、金沢陽菜さんは「自分たちが考えた商品が店頭に並んでいる光景を見た時は、感動しました。私は将来商品の開発に携わる仕事がしたいです。日本人の野菜摂取量の不足が問題になっており、それを改善する手助けになるような商品を作るのが目標です。そのため、今回の活動が必ず力になると思います。」と話してくれました。また、宮部真弥さんは「自分の意見や想いをしっかり相手に伝える大切さを実感しました。また、活動の中で自分たちが学んだ知識が、様々な場所で生かせることを学びました。これらの経験を糧に、将来も目標をもって前進していきたいと思います。」と話しており、他の学生たちも、この活動を通して色々な学びや成長があったことが実感出来ているようでした。

PR動画はこちらからどうぞ

いばらきの地魚取扱店認証委員会YouTubeチャンネル

「IBRAKI SABA CURRY」

「IBARAKI SABA TOMATO」

共同開発商品の発売日 ヨークベニマルにて発売イベントを行いました。

世界のおもてなし料理プロジェクト

東京オリンピック・パラリンピックベルギー選手団におもてなし料理開発しました

東京オリンピック・パラリンピックで、ホストタウンの茨城県を訪れるベルギーの選手に地元のGAP食材を使用したおもてなし料理を、サークル「食品栄養研究会」に所属する人間科学部健康栄養学科の1・2年生9名が開発しました。

GAP食材とは農業において食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みのことです。

今回は「ホストタウン世界のおもてなし料理プロジェクト」(内閣官房主催)の一環として行われ、郷土料理とベルギーの食文化を生かした料理2品を開発しました。

1品目は、ベルギーの食文化を生かした料理で「白いワッフル~さつまいもと栗をのせて」。ワッフルの本場と知られるベルギーワッフルをアレンジし、日本の米粉を使用したベルギーでは珍しい白いワッフル。茨城県産のさつまいもと栗を使用することで、日本の味を取り入れています

2品目は、茨城県の郷土料理を生かした「熱々けんちん汁~国境の壁を越えて~」。11種類の植物性食品をしっかり煮込んでおり、茨城県産のれんこんやねぎ、こんにゃくを使用しています。

食品栄養研究会代表の人間科学部健康栄養学科2年の鈴木蓮さんは「異国の地日本でも、母国を感じホッと一息つける料理をご用意しました。みなさんの活躍を楽しみにしています」と話していました。

約2ケ月かけて開発した料理は、2月21日にオンラインで開催される「ホストタウンサミット2021」で発表するため、2月8日にビデオ撮影を行いました。

「ホストタウン世界のおもてなし料理プロジェクト」には、全国14チームが参加しています。

茨城県エコレシピコンテスト

「茨城県エコレシピコンテスト」で健康栄養学科の学生が受賞しました

茨城県、環境保全茨城県民会議が主催する「令和2年度茨城県エコレシピコンテスト」が開催され、人間科学部健康栄養学科1年の中村琉海乃さんが審査委員特別賞を受賞しました。今年度の表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となりましたが、2020(令和2)年12月24日に、茨城県ホームページなどで受賞作品が発表されました。また、中村さんのレシピは、茨城県のエコレシピコンテスト専用WEBページなどで公開されています。

このコンテストにおける「エコレシピ」とは、食材の調達、調理、調理くずの廃棄削減の3項目において省エネ等に配慮したレシピのこと。美味しさと安全を損なわずにエネルギー消費量(二酸化炭素排出量)の削減に繫がる調理法を取り入れ、持続可能な発展に食の分野で貢献するためのコンテストです。

健康栄養学科では、荒田玲子教授が担当する「調理学実習Ⅱ」の授業の一環としてこのコンテストに参加。エコロジーという視点を加えて調理を行う、新しい取り組みを行っています。

今回のコンテストには学生の部312点、一般の部82点の応募があり、その中から特に優秀であると評価された20点が受賞作品に選出。中村さんが考案した「なったま春巻き」は、卵と納豆をメインにした茨城県らしい料理であること、納豆についているたれで味付けをしていて無駄がないこと、フライパンで揚げ焼きにすることで油の使用量が削減できる点などが評価されての受賞となりました。

~ 受賞学生の声 ~

中村 琉海乃さん/人間科学部健康栄養学科1年

私は大学の寮で生活しているので、時々、友人たちと料理を作って楽しんでいます。「なったま春巻き」のアイデアを思いついたのも友人たちと餃子やシュウマイ、春巻きなどを作っていたとき。余った春巻きの皮で納豆や卵、ミニトマトなどを包んで焼いたら美味しいんじゃないかと思いチャレンジしました。これまでエコロジーという観点から調理を行ったことが無かったので、審査基準をクリアするのは難しかったです。洗い物を少なくするため、使用する調理器具はボールとフライパンだけ。また、少量の油で調理するため、低温でじっくり揚げ焼きにしました。このコンテストに参加することで、日々のちょっとした心掛けが二酸化炭素排出量の削減に役立つことを知ることができました。今回の経験を生かし、様々な視点から調理や献立について考えられる管理栄養士になりたいと思っています。

中村琉海乃さん

「なったま春巻き」

第33回茨城県小児糖尿病サマーキャンプ

第33回茨城県小児糖尿病サマーキャンプに参加!

茨城県糖尿病協会、日本糖尿病協会が主催する「第33回茨城県小児糖尿病サマーキャンプ(2019年8月23日~8月25日)」に健康栄養学科の3年生の成田瑞希さん、2年生の齋藤佳南さん、佐藤実優さんが参加しました。

小児1型糖尿病の子供たちは、ほとんどが突然発症しインスリン注射による治療を続けています。糖尿病は一生の病気で治る病気ではありませんが、インスリン注射により血糖を良好にコントロールし、上手に付き合っていくことが出来ます。サマーキャンプでは、同じ病気を持っている子供たちが知り合いになり、「自分だけじゃない」と励まされたり、同じ病気を持つOB・OGにいろいろと相談する機会になります。

このサマーキャンプに、栄養学を勉強する学生ボランティアとして3人は参加しました。子供たちの食事の準備や就寝前の捕食の準備等、管理栄養士・栄養士の活動のサポート、子供たちの安全確保や体調管理のサポートを行いました。

このボランティア活動に参加して、佐藤実優さんは「アレルギーを持つ子供の把握を行い、安全に食事を提供できるように注意しました。また、子供達との距離を縮めるために積極的にコミュニケーションをとることを意識しました」と話してくれました。

また、成田瑞希さんは「1型糖尿病の子供達が日常行っていること(血糖測定、インスリン注射、食事量の調整)を実際にみることで、それぞれの子供達が持つ悩みや大変さを痛感した」と話しています。 齋藤佳南さんは「座学の勉強だけでなく、勇気を出して参加することで、病気を身近に感じ、より深い学びの機会になりました」と話しており、たくさんの人から刺激を受けました。

3人とも、このサマーキャンプで貴重な体験をさせていただき、自分たちが目指す管理栄養士の目標に向かって、気持ちを新たにしていたようです。

左から、成田さん、齋藤さん、佐藤さん 糖尿病献立フードサンプルを手に

食品学研究発表

健康栄養学科4年久米汐美さんが学会で研究成果を発表しました

5月25日(土)、東京農業大学で開催された「日本食生活学会第58回大会」において、健康栄養学科4年生久米汐美さんが、研究成果の発表を行いました。演題は、「納豆菌発酵によるブロッコリー茎部の有効利用の可能性」で、これまで飯村ゼミ(食品学研究室)で行ってきた卒業研究の内容をまとめたものです。

この研究は、茨城県で消費量の多い納豆に着目し、野菜の摂取量を増加させる工夫として、大豆を野菜に置き換えて納豆を製造してはどうか、という考えから始まりました。初めての試みだったので、何度も試作とディスカッションを繰り返し、ようやくおいしく食べられるものを完成させました。その後は、納豆菌が生産する特徴的な粘りに関する、成分や品質についての分析にも挑戦し、何度も失敗を繰り返しました。しかし、久米さんは諦めることなく努力を続け、学会発表までたどり着くことできました。そして学会発表では、得られた結果や自分の意見をしっかりと主張しました。さらに発表後のディスカッションでは、先生方の意見を吸収し、今後の研究の発展についてもビジョンを示すことができました。

今回の学会での研究発表を終えて、久米さんは次のように話してくれました。

「決められた時間の中で、自分の研究について分かりやすくスムーズに伝えることが難しかったです。初めは自分が学会で発表をすることに不安がありましたが、アドバイスをいただきながら練習を重ねたことで、当日は堂々と発表することができ、大変貴重な経験になりました。また、今回は研究自体も初めてのことであり、上手くいかないことの連続でしたが、飯村先生や同じ研究室の仲間のサポートがあったからこそ最後までやり抜くことができました。このような環境の中で研究ができたことに感謝し、これからに活かしていきたいです。」

完成したブロッコリー納豆

久米さん、初めての学会発表に気合が入ります!

発表でも、自分の意見をしっかり述べることはできました!

NSTに関する特別研修

水戸医療センターでNSTに関する特別研修

健康栄養学科4年生の富田健也さんが、2019年3月11日~15日まで、独立行政法人国立病院機構水戸医療センターで行われた「NSTに関する特別研修」に参加しました。

富田さんは卒業後、フローラ薬局に勤務することが内定しており、在宅患者さんの栄養指導等に関する業務にも携わります。そのため、卒業前に入院中の患者さんの栄養管理がどのように実施されているのか、改めて研鑽したいと考えました。健康栄養学科では、3年生以降に臨地実習として病院実習を実施していますが、卒業後の進路を見据えた研修を受けることで、より実践的・専門的な知識や技術を身に付ける機会になりえます。

今回は水戸医療センターのご協力をえて、富田さんの希望にそって特別な研修計画を作成していただきました。5日間の研修では、NSTラウンドの見学やカンファレンスへの参加、集団栄養指導や褥瘡ラウンドの見学などを行ないました。実際に患者さんと接する場面もあり、患者さんへの声かけの仕方や目線の配り方など多くのことに気づくことができたそうです。

また、管理栄養士以外の医療スタッフとの連携についても学びました。薬剤師による病棟での服薬指導も体験させていただいたり、医師達が患者さんの治療方針話し合う症例検討会を見学したり、認定看護師による活動報告会にも参加しました。これらの実習を通して、管理栄養士だけでなく他職種の活動の内容や役割を知ることができたそうです。

富田さんは、研修を終えて次のように話しています。

「この5日間の研修を通して、病院での管理栄養士の業務について、自分が学びたいと思っていたことを集中的に学ぶことができました。管理栄養士としての知識や技術のスキルを向上させる上で、とてもいい実習であり、貴重な経験をさせていたただきました。今後も自分のスキルを磨くために、こうした研修に積極的に参加していきたいと考えています。」

噛むかむレシピコンテスト

「噛むかむレシピコンテスト」で受賞しました

公益財団法人茨城県歯科医師会が主催する「令和3年度噛むかむレシピコンテスト」において、人間科学部健康栄養学科3年生(受賞時2年生)の植田彩友音さんが一般の部で「噛むかむレシピ賞」を受賞しました。

このコンテストは、歯や口の健康のためによく噛むメニューで、当該年度のテーマ食材である「イワシ」や茨城県産の品目をできるだけ取り入れたレシピが応募条件。一般の部で植田さんの考案した「イワシのW梅チーズ焼き」が見事入賞しました。

~ 受賞学生の声 ~

植田彩友音さん 人間科学部健康栄養学科3年生

この作品のアピールポイントは、テーマ食材である「イワシ」の上に梅干しのたたきを塗りオーブンで焼くことで臭みを消したこと、また、イワシにとろけるチーズとごま油で炒めた野菜をのせて再度焼いた後、イワシのちりめんじゃこをトッピングするとで、噛み応えがいっそう増すよう工夫したことです。彩の良い茨城県産の野菜をたっぷり入れることも意識しました。今回、自分の作品が入賞しとても嬉しかったです。子どもが好きなので、将来は幼稚園等の給食業務に携わり、地元に貢献できればと考えています。まずは、管理栄養士の資格取得をめざして日々の学業やこれから始まる実習に励んでいきたいです。

「噛むかむレシピコンテスト」で受賞しました

公益財団法人茨城県歯科医師会が主催する「令和2年度噛むかむレシピコンテスト」において、人間科学部健康栄養学科3年生(受賞時2年生)の栗原沙安さんが一般の部で「噛むかむレシピ賞」を受賞しました。

このコンテストは、歯や口の健康のためによく噛むメニューで、当該年度のテーマ食材である「しいたけ」や茨城県産の品目をできるだけ取り入れたレシピが応募条件。一般の部では93件の作品が寄せられ、その中で栗原さんの考案した「しいたけとマッシュルームのブルスケッタ」が見事入賞しました。

~ 受賞学生の声 ~

栗原 沙安さん 人間科学部健康栄養学科3年生

この作品は、噛み応えのあるフランスパンを使ったことで、通常、一度口に入れたものは30回噛むのが理想のところを、その倍は噛むことができるのが特徴です。すりおろしにんにく塗ったパンに、オリーブオイルで炒めたしいたけ、玉ねぎ、マッシュルーム、ねぎを乗せて、最後にトースターで焼き色を付けて完成です。テーマ食材のしいたけの他、マッシュルームも入れて味がなじみやすいように工夫しました。また、みじん切りではなく、薄切りにすることで、味も染み込みやすく、噛むことを意識した作品に仕上げました。今回、自分の作品が入賞し、とても嬉しく自信がつきました。これからもこのようなコンテストの機会があれば、積極的に参加していきたいです。また、管理栄養士の資格取得をめざして日々の学業をがんばっていきたいです。

令和元年度「噛むかむレシピコンテスト」で受賞しました

公益財団法人茨城県歯科医師会が主催する「令和元年度噛むかむレシピコンテスト」において、人間科学部健康栄養学科3年生(受賞時2年生)の中橋智衣さんが「噛むかむレシピ賞(一般の部)」を受賞しました。

このコンテストは、歯や口の健康のためによく噛むメニューで、当該年度のテーマ食材である「納豆」や茨城県産の品目をできるだけ取り入れたレシピが応募条件。一般の部では86件の作品が寄せられ、その中で中橋さんの考案した「肉巻き納豆」が見事入賞しました。

~ 参加学生の声 ~

中橋智衣さん:この作品は、ごぼう・人参・ちんげん菜の茎を千切りにして、歯ごたえを出す工夫をしたほか、スライスチーズも混ぜ込んで豚肉で巻くことで納豆が苦手な人も食べやすくボリュームもある一品に仕上げました。元々「食」に関心があり、家でも料理をして家族に振舞う機会が多くあります。将来は、食品開発の仕事に興味があり、選択肢の一つとして考えていますが、まずは、管理栄養士の資格取得をめざして日々の授業や課題に取り組んでいきたいです。

平成30年度 噛むかむレシピコンテスト

公益社団法人茨城県歯科医師会が主催する「第8回噛むかむレシピコンテスト」で、人間科学部健康栄養学科2年の和田千遥さんが「噛むかむレシピ賞(一般の部)」を受賞し、2月3日に水戸プラザホテルで表彰式が行われました。

このコンテストは、よく噛むことの大切さや歯と口腔の健康づくりを普及・啓発するために行われるレシピコンテストで、料理の美味しさはもちろん、噛む回数の多さも審査基準に含まれています。今年のテーマ食材として選ばれたのは、茨城県でも生産量の多い「ニラ」です。料理のメイン食材としてニラを使っていることが、応募条件に加えられ、茨城の農産品をテーマ食材に指定することで、地産地消の推進にも貢献しています。

噛むかむレシピコンテストへの応募は健康栄養学科の授業と連動しており、毎年、多くの学生が趣向を凝らしたアイデアレシピを提案しています。今回、一般の部に寄せられた作品は89件。その中から、ニラの風味に加えレンコンの歯応えが楽しめる和田さんの作品が高く評価され、「噛むかむレシピ賞」を受賞しました。

和田さんが考案したメニューは、餃子の皮の代わりに薄くスライスしたレンコンを使った「にらたっぷりれんこん餃子」。パリパリした食感と香ばしさを楽しめる逸品です。

~ 受賞学生の声 ~

和田千遥さん:「栄養素を重視した献立はたくさん作ってきましたが、噛むことをテーマにレシピを考えるのは初めてでした。なかなかレンコンで餡を包むことができず試行錯誤しましたが、上手にできて良かったと思います。今はコンビニエンスストアやスーパーなどで手軽に美味しい食品が手に入りますが、さまざまな目的に合わせて自分に必要な料理を自ら作ることの大切さを学ぶことができました。今は被災者のストレスを軽減する美味しい非常食に興味を持っているので、今回の経験を食品開発に役立てたいと思っています。」

平成29年度 噛むかむレシピコンテスト

公益財団法人茨城県歯科医師会が主催する「第7回噛むかむレシピコンテスト・一般の部」で、人間科学部健康栄養学科2年の髙橋加奈さんが「噛むかむレシピ賞」を受賞し、2月25日に水戸プラザホテルで表彰式が行われました。

このコンテストは、噛むことの大切さと歯と口腔の健康づくりを普及、啓発するために行われるレシピコンテスト。おいしさはもちろん、噛む回数も審査基準に含まれます。また、地産地消の推進を図るため、茨城県で生産量の多い農産品や、決められたテーマ食材をメインに使用することも応募条件となっています。今年のテーマは「小松菜」。葉もの野菜である小松菜を活かしながら、噛みごたえのあるレシピを如何に作り出すかがポイントとなる難しいテーマです。

このコンテストへの応募は健康栄養学科の授業「応用栄養学実習」と連動しており、毎年、多くの学生が趣向を凝らしたアイデアレシピを提案しています。そして今回、一般の部に寄せられた作品は105件。その中から、髙橋さんが応募したレシピ「小松菜ロールの噛みかみあんかけ」が入賞しました。

髙橋さんは、レンコン・ゴボウ・カボチャ・ニラなど繊維質の多い食材を使うことで噛む回数が増える一品を作り上げました。また、今年度のテーマ食材となった小松菜は食感が出にくいため、茨城県産の豚肉・ローズポークで巻いて噛みごたえを出す工夫もしています。髙橋さんは「授業で学んだことを活かすことができた」と笑顔で話していました。

~ 受賞学生の声 ~

髙橋加奈さん:「噛むことをテーマとしたレシピを作ったことはあまりないので、噛む回数をどうやったら増やせるのかを考えることが大変でした。数種類の根菜や甘みのあるカボチャを使うことで、噛むことと美味しさを同時に楽しめるメニューができたと思います。将来は行政栄養士になり、生活習慣病などの疾病予防にも効果がある食の大切さを伝えて行きたいと考えています。」

平成28年度 噛むかむレシピコンテスト

公益社団法人茨城県歯科医師会が主催する「第6回噛むかむレシピコンテスト・一般の部」で、本学の学生2人が「噛むかむレシピ賞」を受賞し、3月12日に水戸プラザホテルで表彰式が行われました。

このコンテストは、よく噛むことが健康づくりに大切なことを伝えると同時に、生産量の多い茨城県の農産品をテーマ食材に指定し地産地消の意識を高めることを目的としています。今回のテーマ食材は、生産量全国第一位の茨城県産長ネギ。一般の部に寄せられた193件の応募の中から美味しさや噛む回数の多さなどが高く評価され、人間科学部健康栄養学科3年の石川沙妃さんと同学科同学部2年の山本冴里さんの受賞となりました。

石川さんが考案したのは、縦切りにして繊維質を保ったねぎとしらたきを明太子で和えた「明太子のねぎしらたきパスタ」。山本さんが考えた「根菜たっぷりねぎシュウマイ」は、皮に見立てた小口切りにしたねぎで、根菜をふんだんに使った具を包みました。どちらも、歯応えのある食感が楽しい子どもでも美味しく食べられるアイデアメニューです。受賞した二人は、調理実習で学んだ食材の特徴や調理法活かすことができたと、大学での学びの成果を話していました。

~ 受賞学生の声 ~

石川沙妃さん:「ねぎが嫌いな子どもにも食べてもらえる料理をテーマに「明太子のねぎしらたきパスタ」を作りました。明太子パスタは私も大好きな定番のメニューなので、誰でも美味しく食べられるレシピになったと思います。私は栄養教諭を目指しているので、噛むことの大切さを伝える献立づくりに今回の経験を活かしたいと思っています。」

山本冴里さん:「皮の代わりにキャベツの千切りを使ったシュウマイを知っていたので、ねぎも使えるのではないかと「根菜たっぷりねぎシュウマイ」を作りました。ただシュウマイは蒸し時間がかかるので、電子レンジで簡単にできる調理法を考えたことも一つのポイントです。将来は食品会社などで、家庭でも簡単にできる健康に良い食品開発に携わっていきたいと考えています。」

「明太子のねぎしらたきパスタ」

「根菜たっぷりねぎシュウマイ」

平成27年度 噛むかむレシピコンテスト

健康栄養学科2年の阿久津 萌美さんが、公益社団法人茨城県歯科医師会が主催する平成27年度「噛むかむレシピコンテスト」で「噛むかむレシピ賞」を受賞し、3月6日に水戸プラザホテルで行われた第27回茨城県歯科医学会にて表彰されました。

このコンテストは、口腔保健からの食育支援を目的とし、噛む大切さを啓発するため、おいしくて噛む回数が増えるレシピを県内から募集しているものです。また、地産地消を進めるため、茨城県産の食材を活かすこともレシピの条件としています。

平成27年度の応募総数905作品からテーマ部門(テーマ食材:ピーマン)での受賞となりました。

受賞レシピ:

「揚げない!チンジャオロース風春巻」

アピールポイント:

タケノコの代わりにレンコンを使用したことでシャキシャキ感が出ます。具材を炒める際に肉の油を活用することでヘルシーに仕上げました。中はシャキシャキ、外はパリパリと食感が楽しめます。

授賞式後に県民公開講座にて受賞レシピのプレゼンテーションを行い、参加された一般市民の方々に試食が提供されました。受賞レシピは茨城県歯科医師会ホームページに掲載され、今後「噛むかむ弁当」の商品開発メニューとして活用される予定です。

「噛むかむレシピコンテスト」で健康栄養学科の学生2人が受賞しました。

平成17年より管理栄養士のカリキュラムが改正され、それまでの栄養指導論は栄養教育論として位置づけされ、行動科学理論・カウンセリングなども学んでいます。教育目標には、「健康・栄養状態、食行動、食環境等に関する情報の収集・分析、それらを総合的に評価・判定する能力を養う」「総合的にマネジメントできるよう健康や生活の質(QOL)の向上につながる主体的な実践力形成の支援に必要な健康・栄養教育の理論と方法を修得する」などの点が掲げられるようになりました。

そこで、栄養教育論実習の授業では、よく噛むこと(経口摂取)と摂取状況の傾向を学び(授業での知識理解・体験)、公益社団法人茨城県歯科医師会の主催する「第4回噛むかむレシピコンテスト」への応募(実践力の形成)をしたところ、425点の応募作品の中から、本学科4年の小澤春香さんと菅谷望さんが「噛むかむレシピ賞」に選ばれました。

コンテストでは噛むことの大切さを啓発するため、噛む回数が増えるレシピを県内から募集。今回は地産地消の推進も含め、茨城県産の食材を活かしたレシピが条件となりました。小澤さんは自由部門で柔らかい肉団子に大きめに切ったレンコンとタコを混ぜた「レンコンとタコの肉団子」、菅谷さんはテーマ部門で指定の食材「わかさぎ」をじゃがいもで包んだ「わかさぎのほっこりコロッケ」で受賞しました。

栄養教育論では、対象者の行動変容を促すために、ニーズの抽出、効果的な教材づくりやプレゼンテーションなどを学習しています。学生が、より実践的な食育に参画できる機会として、レシピコンテストに取り組んだところ、多くのアイディアが産み出され、結果としてこのような成果を得られました。

~ 受賞学生の声 ~

小澤春香さん:「誰もが美味しく食べられる肉団子にレンコンやタコを入れることで、よく噛むことのできるメニューを考えました。肉だけではなく野菜を豊富に使い、栄養バランスのとれたレシピになったと思います。将来的には大学で学んだことを活かし、美味しくて栄養学的にも優れた献立をつくれる管理栄養士になりたいです」

菅谷望さん:「コロッケにすることで、わかさぎが苦手な人にも美味しく食べられるレシピを考えました。授業で咀嚼に関する勉強もしているので、メニュー考案の役に立ったと思います」

授賞式で笑顔の小澤さんと菅谷さん

小澤さんのレシピ

菅谷さんのレシピ

台湾・大華科技大学での海外研修

小田部未来さんが台湾・大華科技大学で開講された特別プログラムに参加

健康栄養学科2年生の小田部未来さんが、2018年9月8日~14日まで、台湾の大華科技大学で実施された海外研修プログラムに参加しました。このプログラムは、小田部さんのために特別に開講されたもので、現地のみなさんの温かな歓迎を受けて、充実した時間を過ごすことができたそうです。特に、今回の滞在中、ずっと小田部さんのそばにいてサポートしてくれたバディの陳さんと劉さんには、心から感謝していると話してくれました。帰国前にもらった手紙は、国境を超えた友情の証であり、小田部さんの大切な宝物です。

バディの陳さんと劉さんと学食で

まず、小田部さんは、現地の新入生たちと一緒に入学式に出席したのですが、その後で参加した、防火訓練や避難訓練などの新入生用のオリエンテーション・プログラムを体験して驚きました。それは、実際に消火ホースで放水をしたり、2階からロープで降りたりと、日本ではまず体験することのないプログラムだったからです。

消火訓練:放水中です

避難訓練:2階からロープで降りてます

次に、台湾伝統料理の調理実習として、パイナップルケーキづくりを体験しました。現地の先生の指導のもと初めて作ったパイナップルケーキは、格別な味だったそうです。また食品経営学と栄養学の講義にも出席し、現地の学生たちが活発にコミュニケーションする姿に、日本の大学生との違いを感じて、強い刺激を受けました。

中国語、英語、日本語の語学の授業にも参加しました。特に、日本語の授業では、講師役として教壇に立つという貴重な体験をしました。現地の学生の中には、小田部さんを見て、日本人がいることに感激して涙を浮かべながら話しかけてきた学生もいたそうで、忘れられない思い出になりました。

日本語授業で教壇に立ちました

大学の最寄駅にあるインフォメーションセンターで、現地の学生と一緒に、インターンシップも体験しました。地元台湾の人だけでなく、外国から来た人たちとコミュニケーションすることを通して、グローバルな世界を肌で感じることができました。このインターンシップの様子は、地元の新聞社でも取り上げられ、記事になっています。

インターシップ体験中

留学前の小田部さんは、コミュニケーションをとるのがとても苦手でした。にもかかわらず、初めて一人で出かけた海外で、言葉の違いも気にせず積極的にコミュニケーションを取っている自分を発見して、とても驚いたそうです。そして、自分次第で、誰とでもコミュケーションできることに気付いたと話してくれました。最後に、小田部さんは、今回の留学を振り返って、次のようにこれからの抱負を語ってくれました。

「10代最後の夏に貴重な体験をすることができ、生涯の友人も得ることができました。現地の人とのつながりを大切にして、将来何か一緒にできることを探したいと思っています。それが、今回の貴重な経験をさせていただいたみなさんへの恩返しになると信じています。」

李学長から修了証書をいただきました

食育講演会発表

「食育講演会」で健康栄養学科の学生が研究発表を行いました

全国学校給食週間の関連行事「食育講演会」が2020年2月1日に水戸市総合教育研究所で開催され、健康栄養学科3年生の鈴木つかささん、土倉早香さん、長洲るみさんが研究発表を行いました。この講演会は水戸市教育委員会と水戸市学校給食会が主催する学官連携事業。子どもたちの食育について考えるべく、保護者および学校関係者などを対象に毎年開催されています。今回発表した学生たちは、全員が水戸市食育サポーターのメンバーで、日頃から小中学校で児童生徒に食事の大切さを伝える活動を行っています。

研究発表のテーマは「カルシウムをしっかり摂ろう」。冒頭でカルシウムの働きや多く含まれる食品を紹介した上で、摂取量の現状と多く摂るための食事の工夫、また丈夫な骨を作るためにはどのようなことを行うべきかなど幅広い視点からカルシウムの重要性を解説。最後に自分たちが考案したカルシウムを上手に摂取するレシピを紹介し、「小さな積み重ねが子どもたちの健やかな成長に?がります。健康的な生活習慣を家族みんなで心掛けましょう」と会場に呼びかけました。

~ 受賞学生の声 ~

鈴木つかささん:今回の発表では、食品学の授業で学んだカルシウムに関する知識を活かすことができました。また、今様々な文献を調べてカルシウムの機能や吸収率について深く知ることが出来たので、将来必ず役に立つと思います。これからどのような仕事に就くかまだ分かりませんが、対象となる方に寄り添い栄養について適切なアドバイスが出来る管理栄養士になりたいと思います。

土倉早香さん:大学の授業で行うグループでの研究発表がとても役に立ちました。班の中で話し合い意見をまとめることはもちろん、どうしたら上手く伝えられるかなど、様々な工夫をしてきたことが活かされたと思います。将来は管理栄養士になり栄養教諭として働きたいと思っているので、現代人の栄養摂取に関する現状を知り、その中で健康を維持するために必要なことを学べたのでとても有意義な発表になりました。

長洲るみさん:食育サポーターとして小中学校の児童生徒に食の大切さを伝える活動をしてきましたが、保護者の方や先生方の前で発表する機会はあまりないのでとても緊張しました。カルシウムは子どもの頃から適切に摂取しなければならない栄養素の一つです。その大切さが、少しでも伝わるように頑張りました。将来は栄養教諭を目指しているので、子どもの頃からの食生活が重要だということを伝えられる管理栄養士になりたいと思っています。

健康栄養学科3年生グループが研究発表を行いました

1月27日(土)、水戸市総合教育研究所で開催された「平成29年度食育講演会」において、健康栄養学科3年生グループ(江鳩茉紀さん、遠藤捺子さん、及川育美さん、大須賀茉子さん、菅谷礼子さん、中堀未咲さん)が研究発表を行いました。

この講演会は、水戸市教育委員会・水戸市学校給食会の主催による学官連携事業で、子どもたちの食育について考えるべく、保護者および学校関係者を対象に開催され、200名を超える来場者がありました。発表グループの学生は、いずれも水戸市食育サポーターのメンバーで、小中学校での食育活動も行っています。

大きな会場での発表は初めて!

緊張の面持ちで発表しています

研究発表のテーマは「食物繊維を上手に摂ろう」で、「食物繊維」の役割と重要性・上手な摂取の仕方などについて発表し、自分たちが考案した「おいしく、効果的に食物繊維を摂るレシピ」も紹介しました。また、作成した食育啓発資料(小5・中2用)は、2月に水戸市内小中学校で配布されました。

作成した食育啓発資料(中2用)

参加した学生たちは、「これまでは同じ学科の友人や、食育サポーターとして面識のある子どもたちの前で発表する機会はありましたが、このような大勢の来場者の前で発表したのは初めてのことでとても緊張しました。普段は食育サポーターとして子どもたちとの関わりが多いですが、保護者向けの発表は貴重な経験。対象者によって発表の仕方に工夫が必要であることを感じました。今回の経験を今後の活動で生かしていきたいです。」と話してくれました。

作成した媒体を持って記念写真、達成感が笑顔に表れています

最先端研究のインターンシップ

東京大学大学院の「食と生体機能モデル学研究室」でインターンシップ

平成29年7月から平成30年3月まで、笠間市にある東京大学大学院・農学生命科学研究科・獣医学専攻・食と生体機能モデル学研究室おいて、健康栄養学科基礎栄養学研究室・卒業論文ゼミナール生(市村彩夏さん、片寄直人くん、鈴木直哉くん、竹林日菜さん、富田健也くん)がインターンシップを行いました。このインターンシッププログラムは、最先端研究室にて一定期間学ぶことを通して、大学では得られない様々な経験から知識を得て、管理栄養士を目指す学生としてさらに成長することを目的としています。

食と生体機能モデル学研究室では、多様な研究がなされています。機能性食品の神経保護作用に関する研究や、インスリン分泌機能、アミノ酸による脂肪代謝制御に関する研究など、研究に最適化した動物モデルを用いて解析を行い、生体機能と栄養学関連についての基礎研究を行っています。

参加した学生たちは、インターンシップ開始の3ヶ月前から事前勉強会を実施しました。関連する領域の学科教員と一緒に、研究テーマに関する書籍や論文を読み、最先端の研究手法について理解を深めました。そのおかげで、大型モデル動物を用いた血液分析や、生体内を可視化された生理形態学的解析、栄養物質の代謝の生化学的分析などにも、比較的スムーズに対応することができました。

今回のインターンシップでは、特に、糖尿病に関連するインスリンの分泌機能の研究に関して、血糖コントロールの低下予防など糖尿病指導に関する知見を深めることができました。参加した学生たちは、「総合的な栄養管理を理解するのにとても役立った。」「食品と医薬品の相互作用について理解できるようになったし、特に糖尿病の知識を深められたのが良かった。」「最先端の研究を通して、医学や栄養学の知識を深められた。」と話しています。

トビタテ!留学JAPAN

沼田美由紀さんが「トビタテ!留学JAPAN」の公費留学生としてフィリピンへ

健康栄養学科2年生の沼田美由紀さんが、トビタテ!留学JAPAN第6期生として、フィリピン・ネグロス州にあるバゴシティ大学に留学しました。トビタテ!留学JAPANは、文部科学省が主催する留学促進プログラムで、「将来世界で活躍できるグローバル人材を育成」を目的とするものです。

この栄えある公費留学生として、沼田さんは、2017年8月~9月までの2ヶ月間、国際的視野をもった管理栄養士になることを目指して、バゴシティ大学の製パン・製菓コースで現地の伝統的調理法を学びながら、英語コミュニケーションのスキルアップを図りました。

Baking Classで調理実習

Puto (フィリピンの蒸しパン)とBibingka (フィリピンの焼き菓子)

English Classでお世話になったMarricar先生の授業

また、常磐大学とバゴシティ大学での学習成果を活かして、バゴ市で一般市民を対象とする「栄養改善ワークショップ」を2回実施しています。パワーポイントを使った英語でのプレゼンテーションに加えて、栄養価の高いマルンガイの葉(現地の食材)を練り込んだドーナツづくりや、日本の伝統食としてあんパンも紹介しました。参加者には、Health Care Centerの職員や看護士の方もいて、ワークショップでの交流は、沼田さん自身にとっても、貴重な学びの場になったそうです。

「栄養改善ワークショップ」後、参加者と一緒に記念写真

「あんパン」と「マルガイのドーナツ」(チョコレートと紫芋のトッピング)

この留学体験を1つのステップに、沼田さんは、「世界と地域を結ぶ架け橋になるような管理栄養士を目指したい」と語っています。

水戸市食育サポーター

水戸市の食育サポーターとして、健康栄養学科の学生が活躍しています

2017年度水戸市食育サポーター 111名

「2017年度水戸市食育サポーター」に、健康栄養学科2年~4年生111人が任命されました。

2016年度から、本学と水戸市が連携(水戸市と常磐大学の学官連携事業)で、健康栄養学科の学生が、水戸市内の小中学校の家庭科の授業や、給食の時間、栄養教育の時間にお邪魔して、家庭科の先生や、栄養教諭の先生と一緒に栄養教育活動を行っています。

初年度(2016年度)は、90名の学生が、水戸市より任命され、一人で複数回の活動をした者もおり、延べ124回の食育サポートを行いました。

本年度(2017年度)は、上記メンバー111名が「水戸市食育サポーター」として、水戸市から任命され、活動を開始しています。

第1回の活動は、6月14日、吉沢小学校(常磐短大卒の栄養教諭・梶智香先生指導)で、行われました。午前中、5年生の家庭科の「ゆでる調理」の指導補助をし、給食時には、1年生に「お箸の使い方と食事マナー」の指導をさせていただきました。この日の活動は、「広報みと平成29年7月1日号」」で、写真入りで紹介されていますので、ぜひ水戸市のHPでご覧ください。

《 昨年の実績紹介 》

低学年用『食育紙芝居』を作りました。
2016年度から、水戸市内の小学校で、朝の会や給食の時間に使用されています。
以下は、14作品のうちの一つ、「すききらい少年」という作品の冒頭です。

カナダ留学ホーププロジェクト

大野夏実さんが「カナダ留学ホーププロジェクト」で短期留学

健康栄養学科2年の大野夏実さんが、カナダ大使館主催の「カナダ留学 ホーププロジェクト」に奨学生として採用され、2016年2月からの約1ヶ月間、カナダのバンクーバーで留学体験をしてきました。この短期留学プログラムは、「日加リーダーシップ基金」の一環であり、東日本大震災で被災した若者達にカナダで学ぶ機会を提供することによって、日本とカナダの架け橋になるグローバル人材の育成を目的とするものです。

留学中、大野さんは、語学学校のCanadian as Second Language Instituteで、スピーキングを中心に週30時間の英語の授業を受け、現地家庭でホームスティを体験して、実践的な英語コミュニケーション能力を磨きました。また、200以上の多民族が暮らすバンクーバーで、現地の外食産業を調査し、「宗教と食の関係」や「食の多様性」について理解を深めました。

CSLI(語学学校)の仲間たちと

バンクーバーのダウンタウンで食の多様性を調査

タンドリーサーモン
(インド料理とカナダ料理を合わせた一皿)

今回のカナダでの留学体験を踏まえて、大野さんは「これからも世界の宗教と食のつながりを学びながら、どのように日本の食の多様化へとつなげていけるのかを課題として挑戦していきたい」と語っています。

どんなことにも挑戦する気持ちを忘れないでいたい!

インターンシップ

茨城県北実践型インターンシップ

東日本大震災で甚大な被害を受けた県北を元気にしようという、茨城県が主催する「茨城県地域おこし協力隊(えぽっく)企画」に応募して、学科で学んでいる食に関する知識を生かし多方面で活躍している健康栄養学科の在学生5名を紹介します。

第2回茨城県北実践型インターンシップに参加したのは、現在健康栄養学科2年の及川育美さん、大須賀茉子さん、大枝志歩さん、加藤彩さんの4名です。2015年8月から9月のおよそ1か月間、及川さんと大須賀さんは、「あんこうの宿まるみつ旅館」に泊まり込んで、宿泊客に提供する『薪ストーブ料理』を開発しました。大枝さんと加藤さんは、「五浦天津焼 てんごころ」で、『スイートポテト』の開発をしました。

関連記事【本学学生が「茨城県アイデア提案型インターンシップ促進事業」に参加しました。

2回のメンバー:えぽっくの若松さん・會澤さん、早稲田大学の学生達と

まずはお互いのアイデアを出し合い整理しました

及川さん、大須賀さんが提案した『薪ストーブ料理』

第3回茨城県北実践型インターンシップに参加したのは、現在健康栄養学科2年の山本冴里さんです(2016年2月~3月実施)。山本さんは、商品開発に興味があって、この企画に応募しました。「(株)創榮 てんごころ」にて、『お祝いの日に送りたい!オンリーワンのシュークリーム』の開発プロジェクトに加わりました。見たことのないくらい大きなシュークリームや6つの味が楽しめるシュークリームなど、見てびっくりするようなシュークリームの試作を繰り返し、中に入れるクリームも多種類考えました。失敗の連続でしたが、店のスタッフや、フードコーディネーターさんのアドバイスを受けて完成させました。

特大サイズのシュー…こんなに大きいサイズよく膨らんだと思います

山本さん考案の『6つの味が楽しめるちぎれるシュークリーム』

人前で話すのが苦手だという山本さんでしたが、2016年の結果報告会では、しっかりと自身の成果を発表しました。

自身の企画を発表する山本さん

近年、自治体や企業から、社会に出てからの大きな力になるとして、学生時代のインターンシップ経験が求められています。常磐大学では、カリキュラムの中に「インターンシップ」という科目を用意していますが、健康栄養学科の学生は、必修と重なったり、臨地実習が夏休みや春休みに入っていたりして、なかなか履修ができないのが現実です。そのような中、食を通じて地域の活性化を目指す茨城県と地域おこし協力隊(エポック)の企画は、健康栄養学科の学生の持つ能力をうまく社会に還元する機会になっています。

梅酒開発プロジェクト

常磐大学では、水戸の新たな名産の開発を目指し、水戸市内の酒蔵 明利酒類株式会社との産学連携・梅酒開発プロジェクトを行い、この度、オリジナル梅酒を完成させました。
キャンパス内で収穫した梅の実を使用して作られた梅酒は「本格梅酒梅香 PRINCESS TOKIWA」と命名され、梅の香り豊かな口当たりのよいすっきりとした酸味が特徴的な品となりました。

「PRINCESS TOKIWA」は、明利酒類の「梅酒と酒の資料館 別春館」と京成百貨店で販売しています。また、3月4日(金)から6日(日)まで、偕楽園内で開催される水戸の梅まつり・第4回全国梅酒まつりin水戸にも出品しました。

~「PRINCESS TOKIWA」完成までの道のり~

2015年5月 プロジェクト立ち上げ

水戸の新たな名産の開発を目指し、明利酒類株式会社との協議を基に「梅酒開発プロジェクト」を立ち上げました。また、学生組織「常磐大学梅酒研究会」も発足し、全学部から学生約150人が参加しました。

2015年6月 梅の収穫~製造開始

キャンパス内の梅を採取しました。傷がある梅を使用すると、梅酒が濁る等の影響がでるので、1つ1つ丁寧に手摘みしました。収穫は健康栄養学科の加工食品に関する授業を受講する学生約100名が行いました。
収穫した梅はその日のうちに明利酒類に搬送され、製造が開始されました。

2015年12月 試飲会

仕込み開始から6ヶ月が過ぎ、熟成が確認されました。味や糖度を変えた3種類の梅酒を用意し試飲会を行い、その場で商品化する梅酒を決定しました。選ばれた梅酒は、試飲会に参加した学生の大多数が支持したものとなりました。

2016年1月 パッケージラベル決定

若い女性をターゲットにした、若さあふれる1年熟成の新酒“梅酒ヌーボー”に合うパッケージとなりました。

2016年2月 完成~商品発表

大安吉日の2月18日(木)に明利酒類株式会社にて商品発表が行われました。
新聞各社が取材に訪れるなか、参加した学生は「飲みやすく、香り豊かなものになりました」と述べ、梅酒の出来をPRしました。

ヘルシーメニューコンクール

令和元年度ヘルシーメニューコンクール

茨城県、公益社団法人茨城県栄養士会が主催するヘルシーメニューコンクールで、健康栄養学科3年の飛田未来さんと平澤実咲さんが主菜部門で優秀賞を受賞し、1月24日に開催された「令和元年度いばらき食育推進大会」で表彰式が行われました。

茨城県は、糖尿病や急性心筋梗塞、胃がんの死亡率が比較的高く、その要因となる高血圧、高血糖を予防するためには、毎日の食事で適切なエネルギーを摂り過剰に塩分を摂取しないことが大切です。

しかし、県民の塩分摂取量は全国平均および目標量より多く、野菜摂取量は少ない傾向にあります。そこで、茨城県では食に関する様々な取り組みを進めるため「茨城県食育推進計画─第三次─」を策定しました。ヘルシーメニューコンクールはその一環として開催されたもので、レストランや給食施設などで利用できる減塩かつ手軽に野菜がとれる1品メニューを公募。主菜部門・副菜部門の2部門で審査を実施し、野菜量や塩分量など厳しい条件をクリアした上で、栄養バランスに優れた美味しい料理に賞が与えられます。

飛田さんが考案したメニューは「おからキッシュ」。カロリーを抑えるためパイ生地の代わりに春巻きの皮を使い、具材におからを使用しています。平澤さんが考案した「豆腐でヘルシーグラタン」は、豆腐をメイン食材にすることでダイエットをしている方でも美味しく食べられる一品に仕上げました。健康栄養学科では、このコンクールへの応募を授業の一環として導入。学生たちの献立作成への意欲を高めています。

~ 受賞学生の声 ~

飛田未来さん:オーブントースターでの加熱時間や塩加減を調整することが、メニュー作成の一番の課題でした。味付けに関しては献立作成の授業で調味料の分量と味のイメージを掴んでいたので、比較的スムーズに調理できたと思います。病院での実習がとても充実していたので、将来的には病院の管理栄養士になりたいと思います。

平澤実咲さん:グラタンは好きなメニューの一つなので、何とかヘルシーに調理できないか考えました。豆腐は低カロリーですが、味を馴染ませるのが難しい食材です。味噌やニンニクを使い、試行錯誤しながら完成させました。就職のことはまだ考えていませんが、保健所や病院の実習で具体的な仕事内容を知ることができたので、これからじっくり考えようと思っています。

飛田未来さん(左)、平澤実咲さん(右)

「おからキッシュ」(上)、「豆腐でヘルシーグラタン」(下)

平成28年度ヘルシーメニューコンクール

健康栄養学科3年の和泉美穂さん、千葉彩加さんの2人が、公益社団法人茨城県栄養士会が主催する「ヘルシーメニューコンクール」において各賞を受賞し、1月31日に開催された「平成28年度 いばらき食育推進大会」で表彰されました。

このコンクールは、レストランや給食施設などで利用できる、おいしく減塩かつ手軽に野菜がとれる1品メニューを公募し、主菜部門・副菜部門の2部門で審査を実施するもの。野菜量や塩分量など厳しい条件をクリアした上で、栄養バランスに優れた作品に賞が与えられます。

和泉さんは「ネバネバ納豆餃子」で主菜部門・優秀賞、千葉さんは「ふわトロはんぺん団子」で副菜部門・最優秀賞に輝きました。

「ネバネバ納豆餃子」で主菜部門・優秀賞を受賞した和泉さんは、昨年の副菜部門・最優秀賞の受賞に続く2年連続の受賞となりました。「去年に続き受賞できてよかった。主菜は副菜に比べて濃いめの味付けでないと美味しく感じないので、野菜量70グラム以上で食塩は1.2グラム以下という基準値をクリアすることが大変だった」。また、「ふわトロはんぺん団子」で副菜部門・最優秀賞を受賞した千葉さんは「初めてのヘルシーメニューコンクールへの応募だったが、受賞できて嬉しい」とそれぞれ感想を寄せてくれました。

和泉美穂さん(左)と千葉彩加さん(右)

和泉さんの「ネバネバ納豆餃子」

千葉さんの「ふわトロはんぺん団子」

平成27年度ヘルシーメニューコンクール

健康栄養学科3年の福地美里さん、2年の和泉美穂さん、2年の岸美里さんの3人が、公益社団法人茨城県栄養士会が主催する「ヘルシーメニューコンクール」において各賞を受賞し、1月20日に開催された「平成27年・茨城食育推進大会」で表彰されました。

このコンクールは、レストランや給食施設などで利用できる、おいしく減塩かつ手軽に野菜がとれる1品メニューを公募し、主菜部門・副菜部門の2部門で審査を実施するもの。野菜量や塩分量など厳しい条件をクリアした上で、栄養バランスに優れた作品に賞が与えられます。

福地さんは「とろ甘!豚肉のレンコンおろし炒め」で主菜部門・優秀賞、和泉さんは「ヨーグルトハニーサラダ」で副菜部門・最優秀賞、岸さんは「シャキシャキ野菜と豚しゃぶの生春巻き」で副菜部門・優秀賞に輝きました。

「ヨーグルトハニーサラダ」で副菜部門・最優秀賞を受賞した和泉さんは、「家庭にいつでもある食材でメニューを考えようと思いました。日頃の食生活で不足しがちな野菜や果物を、美味しく食べられるソースを考案することが課題でした」と、レシピづくりの難しさを語り、「受賞することができて、努力が報われました」と、笑顔を覗かせていました。

■和泉さんのインタビュー詳細を紹介します。

Q1.レシピを考案する上で、難しかった点を教えてください。
和泉:野菜量70グラム以上で食塩は0.5グラム以下という、厳しい基準値をクリアすることです。

Q2.基準値をクリアするために、どのような工夫をしましたか?
和泉:塩分を補う味わいを出すために、ヘルシーなオリーブオイルを使用し、ヨーグルトソースの美味しさを際立たせました。

Q3.これからの目標(学校生活や将来の希望など)をお聞かせください。
和泉:これから始まる実習で管理栄養士が働く現場を体験し、将来の仕事に活かせる経験を積みたいと思います。

右:和泉さん「ヨーグルトハニーサラダ」で副菜部門・最優秀賞
左:岸さん「シャキシャキ野菜と豚しゃぶの生春巻き」で副菜部門・優秀賞

つくば市役所レストラン

学生考案メニュー「食育バランスランチ」がつくば市役所レストランで大好評!!

健康栄養学科3年生が、専門職育成プログラムの一つである公衆栄養臨地実習を体験しました。つくば市役所現場での様子を紹介します。

つくば市では脳梗塞の死亡率が高い傾向にあり、その原因の一つである高血圧予防が課題です。高血圧予防には、減塩が効果的であることから、塩分控えめの食生活を推進しています。特に、茨城県の1日あたりの平均食塩摂取量は、成人男性11.1g・成人女性10.1g(平成23年茨城県総合がん対策推進モニタリング調査結果)となっており、日本人の食事摂取基準2015版(目標量 男性8g未満・女性7g未満)と比べて多くなっています。

そこで学生は、健康増進課に所属する管理栄養士の指導を仰ぎながら「塩が無くてもおいしく減塩」をテーマに、塩味以外の味を工夫した食育バランスランチメニューを開発しました。市役所1階レストランのシェフがそのメニューを調理し、30食限定で職員や市民に提供したところわずか30分で完売しました。ランチを食べた方からは「薄味でもおいしかった」「作り方が簡単で家でも調理できる」と大好評でした。

このことから学生たちは、旨味・酸味・甘味・辛味・風味の強いものを上手に使うことで、薄味でも美味しい食事が作れること、また高血圧など生活習慣病予防啓発の重要性について学ぶことができました。

是非、皆さんも作ってみてください。

「食育バランスランチ」のレシピはこちら

常磐の森再生プロジェクト

松原哲哉先生が中心にすすめている地域プロジェクトの紹介です。以下の大学リンクをご覧下さい。

健康栄養学科 松原ゼミナールが低炭素杯2015のファイナリストに選ばれました。

ホタルネットワークmito2015年活動報告会を実施しました。

Green Houseとの連携

健康栄養学科の学生が考案したメニューを学生食堂で販売しました。

人間科学部健康栄養学科の3年生・4年生が考案したメニューを、常磐大学内 L棟学生食堂にて2014年10月~12月の毎週木曜日に販売しました。

栄養量は、20代女性の1日に必要な日本人の食事摂取基準に基づく栄養素量の1/3にしています。

実際に食べた学生からは「とても美味しい」「ボリュームがある」と評判がよかったです。

健康栄養学科4年生7名による
「ペスカトーレ・緑黄色の温野菜」「ミルクきのこスープ」「さつまいものぷりん」

常磐大学ファーム

常磐大学ファームでは、「作る」から「食べる」までの実践をしています。

常磐大学の有志教員と学生が集まり、県北の金砂郷で蕎麦作りを始めてから、はや5年が経ちました。地元の方からお借りした1反歩(約1000m²)の「常磐大学ファーム」で、農業指導を受けながら、種蒔きから実の採取までの作業を昔ながらの仕方で行っています。くるりん棒と呼ばれるヌンチャクのような農具で蕎麦の実を茎からふるい落としたり、手回しの翼車の風力で実だけを選別する唐箕(とうみ)を使ったり、とにかく農作業は驚きの連続です。収穫の後は、ご協力いただいた地元の方やこのプロジェクトに興味を持った外部の方々を招いて、自分たちの作った蕎麦粉で蕎麦打ちをし、それを皆で試食し、いろいろな食の情報交換をします。

どうしてこのような手間のかかることを、と思われる方もいるでしょう。それには訳があります。

美しい里山の広がる金砂郷は、「常陸秋そば」の名産地であり、日本の原風景を今に留めるかけがえのない場所です。しかし近年、高齢化が進み、後継者不足が極めて深刻になってきています。近い将来、この地で農業を行う人、さらには住む人すらいなくなりかねない状況です。しかもこのような過疎化が、県内各所で進行しているのです。食に関わろうとするなら、身近で起こっている食の危機から目を逸らすわけにはいきません。その解決の第一歩として、先ず大地と向き合い、そこに根差した食に触れ、それに関わる人達と交わる必要があるのではないでしょうか。

常陸秋そばの種まき

そばの花の満開風景