幼児期の教育が人格形成の基礎を培う

常磐大学幼稚園 園長 菅又 章雄 

 

 

 社会の変化が急速で将来を予測することが困難になり「非連続の時代」とも言われるようになりました。このような時代の中、将来を担う子どもたちには、「様々な変化に積極的に向き合い、他者と協働して課題を解決する力や、新たな価値を創造する力等を身に付けること」が求められています。幼稚園教育要領にも「幼児期における教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なもの」と記載されているように、幼児期の自発的な遊びの中で生まれた、やり抜く力や協調性などの「非認知的能力」が、小学校以降の学びにつながります。
 本園は、1970年に諸澤幸雄初代園長のもと「常磐学園短期大学附属幼稚園」(2005年 現在の常磐大学幼稚園に改称)として開園以来、常に時代の最先端をいく幼稚園として、地域の信頼を得てきました。
 これからも、同じキャンパス内にある短期大学・大学との相互協力による美術・音楽・英語・造形・スポーツ活動等、水戸ホーリーホックや水戸シルエラをはじめとする地域社会との連携、豊かな自然に囲まれた環境などを通して、何よりも熱意あふれる教職員の細やかな指導によって、どのような社会になろうとも、生涯にわたって元気で伸びやかに生き抜く力を持った子どもを育んでまいります。