常磐大学・常磐短期大学ロゴ

インフォメーション【2020年3月~2017年4月】

2018年2月28日 総合

「常磐大学教職センター創設記念シンポジウム」を開催しました

「常磐大学教職センター創設記念シンポジウム」が、2月17日に開催されました。テーマは「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上を目指して」。今後の社会に求められる教育のあり方や、これからの学校教育を担う教員の資質能力について、意見交換が行われました。

パネリストとしてお招きしたのは、教育関連機関の方々や企業の人事担当者や本学を卒業した現役教師など地域教育の前線で活躍する5名の方々。それぞれの立場から、地域教育が抱える課題や現在の取り組みを報告し、将来の教育現場で求められる教員の資質や能力について、数々の事例を挙げながら示唆しました。

また、シンポジウムに来賓としてお招きした茨城県教育委員会・教育長の柴原宏一氏よりご挨拶いただきました。柴原氏は、自らの経験に基づく教師という仕事の魅力を語ると同時に、ICTの導入などで大きく変化する教育環境の変化について言及。柔軟に対応できる人材育成は教職センターの役割の一つとし、取り組むべき方向性に一定の指針を提示しました。

さらに、パネルディスカッションのコーディネーターを務めた常磐大学教職センター・センター長の稲葉節生特任教授(人間科学部教育学科)は、求められる人材として、①学び続け成長できる人、②コミュニケーション能力を備えた人、③柔軟性に富んだ人が重要であると述べ、少子高齢化等に伴う教育環境の変化を指摘し「様々な課題を乗り越えて行くためには若い教師の力が必要」と、これからの地域教育を担う学生たちに期待感を表しました。

茨城県の教育環境の実態を把握し今後の課題を浮き彫りにした今回のシンポジウムは、常磐大学教職センターが目指すべき方向性を考える貴重な機会となりました。

パネリスト(発表順)

  • ■石井純一氏 
    茨城県教育庁学校教育部 高校教育課 課長

    テーマ「教師に求められる資質能力」

  • ■森作宜民氏 
    茨城県教育庁学校教育部 義務教育課 課長

    テーマ「これからの教員に求められるもの」

  • ■高輪忍氏 
    株式会社常陽銀行 人事部 部長

    テーマ「常陽銀行が求める人物像」

  • ■平沼るみ氏 
    行方市立玉造小学校教諭(人間科学部教育学科 卒業生)

    テーマ「小学校教諭としての5年間のあゆみ」

  • ■渡邊洋子 
    常磐大学人間科学部教育学科 准教授

    テーマ「小学校教諭免許履修学生のこれまでの取り組み」

常磐大学教職センター創設記念シンポジウム
常磐大学教職センター創設記念シンポジウム