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2018年9月24日 総合

若手社員研修「石の上にも3年!」セミナー 2018開催

常磐大学(旦まゆみ教授・菅田浩一郎准教授、キャリア支援センター)が主催する若手社員研修「石の上にも3年!」セミナー2018が9月20日、ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸で行われました。今年で3回目を迎えるこのセミナーは、若手社員が直面する仕事上の課題や職場での悩みなどを和らげ、実社会で働くための活力を養うために企画されたもの。年々規模も拡大し、今年は30名の参加者を集めての開催となりました。
近年、若手社員の早期離職が社会的な問題となっています。企業の負担増加や若い人材のキャリア形成に及ぼす影響などを考えると、この傾向に歯止めをかける必要があります。そこで、若手社員が職場で感じる仕事上の壁を本音で話し合える場を設け、経験豊かな先輩社員からアドバイスをもらうことで、仕事に対する意識向上のきっかけを作ることがセミナーの目的です。

研修方法はワールドカフェ方式を採用。先輩社員2名に対して若手社員4、5名のグループに分かれ、仕事や職場環境に関する課題をテーマにディスカッションしました。今回のテーマは「仕事の中で、やりがいや難しさを感じるのは、どのような時か?」「コミュニケーションとしての『報告・連絡・相談』を実行するために気をつけていることは?」「明日から自分が取り組みたいこと、その理由は?」の3項目。どれも新社会人が一度は考える普遍的なテーマです。ディスカッションの後には、グループごとに先輩社員がセッションのまとめを発表。それぞれの課題を会場全体で共有することで、悩んでいるのは自分だけではないことに気付き、より良い働き方のヒントを掴む非常に有意義なセミナーとなりました。

■参加者インタビュー

  • 平野 瑞季(ひらの・みずき)さん 
    笠間市役所勤務 
    常磐大学人間科学部心理学科・2018年3月卒

    「若手社員の方の多くが、自分と同じような悩みを抱えていることを知り安心しました。日々の仕事の中では、どこまで上司に相談していいのか戸惑う場面も少なくありません。しかし仕事を進める上で人間関係は大切だと気付かされ、これからは改善して行こうと考えています。地域を担うのは若い人材だと大学で学び現在の仕事に就いたので、私たちの世代が地域の皆様に貢献できるよう、積極的にコミュニケーションをとりスキルアップに務めたいと思います。」

  • 篠原 麻美(しのはら・あさみ)さん 
    茨城トヨタ自動車株式会社勤務 
    常磐大学人間科学部組織管理学科・2008年3月卒

    「若手社員の方たちとの交流を通して、業務を教えるだけが先輩社員の仕事ではないことに改めて気付かされました。後輩たちの悩みを積極的に聴きサポートすることも私たちの大切な役割。そのために、自分も仕事をより前向きに取り組まなければと思いました。日々の仕事のマンネリ化解消のためにも、このセミナーは年齢や業種、職種を超えて話し合える貴重な場だと思います。」

「石の上にも3年!」セミナー