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法律行政学科ニュース【2019年~2016年】

2018年2月20日

法律行政学科教員が日本とミャンマーとの合同研究・研修会で講師を務めました

2018年2月20日に、法律行政学科の千手正治准教授が、日本とミャンマーによる刑事施設の運営を向上させるための比較共同研究・研修において、刑事政策の講義の講師を務めました。この刑事政策の講義は、東京にある「国連アジア極東犯罪防止研修所」(通称UNAFEI)において2週間にわたり開催された比較共同研究・研修の1コマとして行われたものです。参加者は、ミャンマー行刑局の職員やUNAFEIの教官、さらには国内外からの外部講師などでした。

講義の中で千手准教授は、アメリカの刑事施設過剰収容の状況や過剰収容に至った要因、ならびこれと比較して日本の刑事施設はなぜ収容者数が少ないのか、その要因について言及しました。講義を通じて、ミャンマーの刑事施設との比較や刑事政策や犯罪学といった学問分野の話など、活発な議論が交わされました。

刑事政策や犯罪学の講義は法律行政学科でも開講されていますが、千手准教授は「刑事政策や犯罪学などの学問分野に関する事項が国際的に議論され、犯罪の少ない社会を築いていくことの重要性について、この講義を通じてあらためて感じさせていただきました。今後ともミャンマーの方々との合同での研究・研修会開催の機会には、是非参加させていただきたいと思います。」との感想を述べていました。

法律学科ニュース

講義終了後、参加者の方と記念撮影(写真1列目中央が千手准教授)