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法律行政学科ニュース【2019年~2016年】

2019年9月24日

本学学生の活動が茨城県議会代表質問で取り上げられました

法律行政学科の吉田勉教授が主宰する地方自治力向上プロジェクトが昨年12月に開催した「女性活躍社会実現シンポジウム」において本学学生が行った報告が、令和元年9月4日に開催された茨城県議会本会議の代表質問で取り上げられました。

シンポジウムでは本学学生が徳島県の審議会への女性登用の先進事例を報告しましたが、県議会県民フォーラムの代表質問で設楽詠美子議員がこれを取り上げて、茨城県でも実現できるのではと質問しました。これに対して、大井川和彦茨城県知事が質問の趣旨を踏まえて、茨城県でも女性登用に努めていく旨の答弁がなされました。

本学学生の問題意識が県政の具体的な取組みに反映されたといえるもので、とても意義深い出来事になりました。

次が設楽県議会議員の質問とこれに対する大井川知事の答弁です。

【設楽県議会議員の質問】(抜粋)
 平成30年12月に,常磐大学の吉田勉先生が主宰する地方自治力向上プロジェクトとして,「女性活躍社会実現シンポジウム」が開催され,私も県議会議員という立場で参加させていただきました。
 シンポジウムでは,女性活躍日本一の徳島県の報告が常磐大学の学生さんよりありました。「県の審議会の女性委員比率」「会社役員,管理的公務員等の比率」はNO1であり,「父親の育児参加」も上位にランクインしていること。特に審議会委員については,各種団体の代表者の男性に決まりそうになると,「男性のこの会長でなければダメなのか」「商工会副会長が女性だった場合,この女性を委員としてはダメなのか」と言った厳しいやりとりがあり,平成27年度の審議会の女性委員比率は50.2%と8年連続1位を獲得しており,茨城県でもやればできる事を実感できました。

【大井川知事の答弁】(抜粋)
 県の審議会等の女性委員の割合につきましては、昨年度末現在で、34.4%とまだまだ低い状況にあります。このため、今後は、審議会等のメンバー選出に当たっての推薦については、できる限り女性を推薦するよう、関係団体に要請するとともに、県で選定する学識経験者につきましては、女性を優先するなどしてさらなる登用に努めてまいります。

シンポジウムで徳島県の女性活躍事例を報告した地域政策学科4年の伊藤優樹君

シンポジウムで徳島県の女性活躍事例を報告した地域政策学科4年の伊藤優樹君

シンポジウムのパネリストとして出席され、今回の茨城県議会代表質問で本学学生の取組を紹介していただいた設楽詠美子県議会議員

シンポジウムのパネリストとして出席され、今回の茨城県議会代表質問で本学学生の取組を紹介していただいた設楽詠美子県議会議員