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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2011年12月6日

「水戸ブランド構築事業」学生提案発表会を実施

12月6日に、常磐大学Q棟センターホールにて、「水戸ブランド構築事業」学生提案発表会が開催されました。
この発表会は、水戸市が平成22年度より実施している「水戸ブランド構築事業」の一環として、常磐大学と水戸市との地域連携協力協定(学官連携)に基づき、「学生の視点で水戸市を評価し、地域の資源を活用して水戸市のブランド力向上や経済の活性化につながるアイデアを提案する」というテーマのもと、行われたものです。
当日は、高橋靖・水戸市長をはじめ、市職員そして水戸市の農業や観光業や商工業の関係者、常磐大学の学生・教職員等、多くの方にご来場いただきました。

発表したのは経営学科・村中ゼミ3年生の2チーム。両チームとも全国的に水戸市のイメージとして定着している「水戸黄門」「偕楽園」「梅」「納豆」を活用し、それらを更に「魅力的」なものとしてプロモーションしていくための具体的な新商品(物産)やイベント実施案や宣伝方法等を発表しました。
最初のチーム(Aチーム)の発表内容は「いってみっと(水戸)、いいところ」をコンセプトとし、特に若者をターゲットにしたもの。具体的には全国的な品評会で優勝した地元の梅酒の瓶の新デザインや新しい飲み方やゼリーへの使用を提案しました。また梅ソフトクリームの改良や梅カレーといった物産も提案しました。そしてこれらの物産やツイッター等ソーシャルメディアを活用し偕楽園を中心としたカップル・お見合い梅観光ツアーや、「ロック・イン・ジャパンフェス」の会場内で「梅酒ロック」を販売するイベントを提案しました。

二番目のチーム(Bチーム)は「茨城で水戸の歴史にみと(水戸)れよう」をコンセプトに、特に40代から60代の年齢層向けのもの。納豆や梅を使用した納豆天ぷらけんちんうどん、梅納豆揚げ餃子や納豆揚げはんぺんといった新たなご当地B級グルメの開発、そして梅祭りや夏の花火大会時期に千波湖周辺に屋台通りを設置しそれらを販売するといったアイデアを提案しました。また、子ども水戸黄門様というキャラクターや水戸の歴史資源を見て回る水戸ヒストリーロードの整備等を提案しました。

参加者からは「若者らしい斬新なアイデアだった」「具体的なアイデアで参考になった」という感想をきくことができました。学生達は、今年5月からこれまで、ブランドの文献調査、他地域の先進事例調査、現地調査・聞き取り調査や、「水戸ブランド構築事業」プロジェクトチームとの中間報告会を踏まえて、アイデアをまとめてきたこともあり、発表後の若干の疲れを感じながらも大きな充実感で満たされているようでした。

発表を行うAチーム

発表を行うAチーム

質問に応えるBチーム

質問に応えるBチーム

この日の様子は、当日のNHK「ニュースワイド茨城」で放送され、翌日の茨城新聞、朝日新聞、東京新聞の記事で取り上げられています。