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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2013年1月10日

「キャリア開発論」でケーズホールディングスの執行役員人事部長および若手社員が講義

1月10日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にてケーズホールディングス 執行役員人事部長の吉原祐二氏をお招きし、ご講義していただきました。

ケーズホールディングス社は、グループで全国展開している家電量販店小売業であり、64年間連続増収を達成した有名企業です。この日は、グループや店舗の経営理念、業務内容、人事制度、求める人材像に説明していただきました。 その中で吉原部長は、「当社は"がんばらない経営"を行っているが、これは、できる見込みのない無理なことをしようとせず、本来やるべきことを確実に行う、ということ。従業員を大切にし、お取引先を大切にすることが、お客様を大切にすることにつながる」と述べ、従業員が良いコンディションで働けることや、取引先との良好な関係を築くことで、お客様によい商品やサービスを提供することができ、長期に成長していけると説明されました。講義後の質疑応答では、「マニュアルがないのはなぜか」「入社後、希望の売り場をすぐに担当できるのか」など、ケーズホールディングスに関心をもった学生から多数の質問が出され、一つ一つ詳しくお答えいただきました。

翌週の1月17日には、常磐大学卒業生である若手社員2人が授業を担当していただきました。はじめに、人事部係長の小池千鶴子さんが、ケーズデンキの各部門の業務内容を解説。その後、若手社員1人目として登壇した、入社3年目でケーズデンキひたちなか店の菊池公一さんは、「先輩が皆優しく仕事を教えたりサポートしてもらえる職場なので、何も不安がない。自分を指名してもらうお客様を増やし、信頼される先輩になっていきたい」と、3年間働いて感じたことや今後の目標などを語っていただきました。 2人目として登壇した、入社1年目で水戸本店の北見誉心子さんは、「入社して、社員をとても大切にしている会社だと感じている。自分で売り場づくりをしながら、目標を達成できることが何よりのやりがい」と、就職活動の進め方や今任されている売り場の仕事のやりがいなどを語っていただきました。

その後の質疑応答では、「商談でお客様の心をつかむコツは?」「お客様からのクレームにどのように対応していますか?」「一番大変なことは?」など多くの質問が出され、お二人からこれまでの経験や意識して行っている工夫についてお答えいただきました。 入社1年目と3年目でも明るくのびのびと仕事に取り組んでいる二人の体験談を聞いて、学生たちは、先輩にサポートしてもらえる職場環境と、若手でも自分なりに挑戦や工夫をすることの両方が大切であることを学んだようです。

ケーズホールディングスの人事制度について講義する吉原執行役員

ケーズホールディングスの人事制度について講義する吉原執行役員

学生の質問に応える菊池さんと北見さん

学生の質問に応える菊池さんと北見さん