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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2014年1月9日・16日

「キャリア開発論」でケーズホールディングスの執行役員人事部長および若手社員が講義

1月9日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にてケーズホールディングス 執行役員人事部長の吉原祐二氏をお招きし、ご講義していただきました。

ケーズホールディングス社は、グループで全国展開している家電量販店小売業であり、アフターサービス満足度ランキングの家電量販店部門4年連続第1位を獲得している有名企業です。この日は、グループや店舗の経営理念、業務内容、人事制度、キャリアパス、求める人材像に説明していただきました。

その中で吉原部長は、「当社は従業員を大切にすることをとても重視している。なぜなら、従業員のコンディションが良くなければ快い接客は望めないからである」と述べ、社員と取引先を大切にすることが、お客様を大切にすることにつながり、64年間連続増収を成し遂げたと説明されました。講義後の質疑応答では、「お客様からのクレームへの対処はどうするか」「入社後、家電の勉強はどのように進めるのか」「コスト削減をどのように行っているのか」など、ケーズホールディングスに関心をもった学生から多数の質問が出され、一つ一つ詳しくお答えいただきました。

翌週の1月16日には、常磐大学卒業生である若手社員2人が授業を担当していただきました。はじめに、人事部係長の小池千鶴子さんが、ケーズデンキの各部門の業務内容を解説。その後、若手社員1人目として登壇した、入社1年目でケーズデンキ神立店の斉藤裕司さんは、「まだ1年目なのでお客様から怒られることもあるが、笑顔でお客様に接し、家電で困っていることを聞きながらそれを解決できる商品をご提案してご購入いただいたり、ご購入後にリピーターとなっていただけることにやりがいを感じる」と、やる気に満ちた表情で語っていただきました。

2人目として登壇した、入社7年目で水戸本店主任の深作幸栄さんは、「自分の考えで売り場づくりができるのがやりがい。その結果、目標を達成できるととても嬉しい。今後は主任として後輩を育てていきたい」と、落ち着いた声でこれからの目標などを語っていただきました。

その後の質疑応答では、「商品知識以外に覚えることは?」「クレームに対応する際の心構えは?」「値引きはどこまで許されるのか?」「お客様に声をかけるタイミングは?」など多くの質問が出され、お二人からこれまでの経験や工夫についてお答えいただきました。

社員を大事にするケーズホールディングスの経営方針が、現場の社員に浸透していることが感じ取れる先輩二人の体験談を聞いて、学生たちは、従業員を大切にする会社で働くことで、落ち着いてキャリアを高めていけることを学んだようです。

ケーズホールディングスの人事制度について講義する吉原執行役員

ケーズホールディングスの人事制度について講義する吉原執行役員

学生の質問に応える深作さんと斉藤さん

学生の質問に応える深作さんと斉藤さん