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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2014年1月22日

マーケティング実習「地場農産物利用促進事業」プロジェクト調査報告会を開催

1月22日に、常磐大学アドミッションセンターシアターにて、秋セメスター「マーケティング実習」(経営学科・専攻科目)で、水戸市と連携して行った「地場農産物利用促進事業」プロジェクトの調査報告会が開催されました。

このプロジェクトは昨年度に引き続き行ったもので、昨年度は、プロジェクトの成果として、水戸の豊かな食材と美味しさを表現する「水戸美味」(みとうま)というキャッチコピーが生まれました。これは、地場農産物を活用したメニューを提供する飲食店を推進する水戸市の地場農産物利用促進事業のキャッチコピーとして正式に採用され、ポスターやステッカー等、加盟店のPRグッズとして用いられています。今年度のプロジェクトは、「水戸美味」のキャッチコピーの認知度を高めるために、また、世代や性別の異なる人たちが一般的に「美味しい」と感じる食べ物を具体的に把握し、さらに、外食利用実態を把握するために、水戸カレーバトル会場、常磐大学、水戸駅利用の中高生を対象とした3回の調査(10代~70代の男女539人)を行い、その結果について報告会で発表しました。

当日は、水戸市職員そして水戸市の飲食店や農業・観光業・商工業の関係者、常磐大学の教職員等、多くの方にご来場いただきました。

最初に調査概要について発表され、その後、中高校生調査(2013年11月20日実施)の結果、大学生調査(2013年10月31日~11月6日実施)の結果、カレーバトル来場者調査(2013年10月19日)の結果について報告がなされました。そして、これら3回の調査結果を踏まえた、水戸市民の外食利用実態、水戸市民にとっての水戸美味について、学生の視点からの分析と提案を含めて報告がなされました。今回の調査で、美味しいと思う食べ物としては、カレー、ラーメン、寿司、焼肉という意見が多く、外食の際には性別・年齢を問わず、価格と味そして雰囲気の項目が重要であるということが分かりました。

学生の発表に対して、会場からは「マーケティングの調査としてよくまとまっている」「地場農産物に特化した調査を今後やっていただきたい」というようなコメントをしていただきました。

発表した学生からは「調査結果を分析し、さらに提案を行うのは難しかった」「調査結果について分かりやすく発表するのは難しかった」というような調査やプレゼンテーションの難しさを感じた感想も聞かれましたが、「今後も地域の活性化に関わることに何かしら貢献していきたい」というような感想も聞くことができました。

今後も経営学科は水戸市との学官連携プロジェクトを推進していく予定です。

水戸カレーバトル会場での調査の様子

水戸カレーバトル会場での調査の様子

2014年1月22日(水)の調査報告会

2014年1月22日(水)の調査報告会

※この日の様子は、翌日の朝日新聞で記事として取り上げられています。