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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2014年10月2日・9日

「キャリア開発論」で常陽銀行の坂本専務および卒業生行員が講義

10月2日に、「キャリア開発論」にて常陽銀行専務取締役の坂本秀雄氏をお招きし、「常陽銀行の事業展開と人材戦略」についてご講義していただきました。

「キャリア開発論」は、今年で5年目となる常陽銀行の寄付講座です。経営学科3年生の必修科目であり、企業の人事部門担当者に実際の人事制度や入社後のキャリアアップの仕方を講義していただき、学生たちに自分の将来の働き方やキャリアの積み方を深く考えてから就職活動に臨めるようになってもらうための授業です。

企業の人事部や社員の方々から具体的な話を直接聞ける貴重な授業のため、就職活動に臨む学生にとって貴重な科目として知られています。

この日は、坂本専務から、銀行の役割や、常陽銀行の歴史と地域でのポジション、そして職種や具体的な業務内容、求める人材像などについて、詳しく説明していただきました。講義のあとの質疑応答では、本部と営業店の連携のメリット、女性の活躍やキャリア開発の状況、アグリ交流会などの地域貢献への取り組み、格付けが高い理由など、多くの学生から様々な質問が出され、分かりやすく丁寧に説明していただきました。

翌週の10月9日には、常磐大学卒業生である2人の常陽銀行行員が講師になって、現在の仕事内容ややりがい、将来の目標、在学生へのアドバイスを語っていただきました。

福利厚生が充実しており女性が長く働けることから常陽銀行を目指した中嶋千尋さんは、現在の主な担当業務である預り資産運用の個人渉外の魅力を「一人ひとりのお客様に自分の名前と顔を覚えていただき、信頼を深めていただく中でお金に関わる相談をお受けすること」と語り、年上のお客様と様々な話をするやりがいや、今後の目標などについて話していただきました。茨城県内で働くことを重視し地域貢献をとくに強く実感できるという理由で常陽銀行を志望したという森田志穂美さんは、担当している個人ローンについて「お客様の夢を叶えられ、お客様と長いお付き合いとなるやりがいのある仕事」と語り、今後も業務のスキルとコミュニケーション力を高めながら経験を積んでいきたいとの目標を話していただきました。

その後の質疑応答では、お客様との接し方や学生が今から勉強しておいた方が良いもの、少額投資非課税制度NISAの活用状況など多彩な質問が出され、お二人から率直な説明をしていただきました。

物腰柔らかく安心感を与える話し方で語るお二人の先輩から、「日々勉強する習慣が大切」「自分の長所を見つけておくこと」など具体的なアドバイスを聞いた学生たちは、やりがいを感じられる仕事に携われるよう、就職活動に向けて意識を高めたようです。

常陽銀行の人事制度について講義する坂本専務

常陽銀行の人事制度について講義する坂本専務

現在の業務のやりがいを語る卒業生の中嶋さんと森田さん

現在の業務のやりがいを語る卒業生の中嶋さんと森田さん