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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2015年10月8日・15日

「キャリア開発論」で常陽銀行の横地常務および卒業生行員が講義

10月8日に、「キャリア開発論」にて常陽銀行常務取締役の横地裕昭氏をお招きし、「常陽銀行の事業展開と人材戦略」についてご講義していただきました。

「キャリア開発論」は、今年で6年目となる常陽銀行の寄付講座です。経営学科3年生の必修科目であり、企業の人事部門担当者に実際の人事制度や入社後のキャリアアップの仕方を講義していただき、学生たちに自分の将来の働き方やキャリアの積み方を深く考えてから就職活動に臨めるようになってもらうための授業です。

企業の人事部や社員の方々から具体的な話を直接聞ける貴重な授業のため、就職活動に臨む学生にとって貴重な科目として知られています。

この日は、横地常務から、銀行の機能や、常陽銀行の概要と事業戦略、そして人事制度や人材育成の仕組みなどについて、詳しく説明していただきました。講義のあとの質疑応答では、女性の働き方やコースの変更、とっておくべき資格、3大業務以外の業務への取り組み、預金と貸出金の差額の運用リスク、地域密着への取り組み、人口減少への対策など、多くの学生から様々な質問が出され、分かりやすく丁寧に説明していただきました。

翌週の10月15日には、常磐大学卒業生である2人の常陽銀行行員が講師になって、現在の仕事内容ややりがい、将来の目標、在学生へのアドバイスを語っていただきました。

支店訪問した際の印象が良かったことや地域に密着していることから常陽銀行を目指した菊池真理さんは、現在は主に窓口・後方業務を担当しながらも、それ以外に預り資産運用、ATM対応、相続関連業務など幅広く担当していることを踏まえ、「窓口・後方業務、預り資産のどちらも出来る行員として成長していきたい」と今後の目標を語っていただきました。就職説明会で女性がイキイキと話していたことから女性が働きやすい職場だと感じて常陽銀行を志望した沼田詩織さんは、「担当したお客様から“あなたに聞いて良かった。ありがとう”」と感謝されるときにやりがいを感じることや、10月から初めて担当することになった個人ローン業務についてしっかり習得して周囲から信頼される行員になりたいと感じていることなどを語っていただきました。

その後の質疑応答では、仕事において心がけていることや、テラー業務の仕事内容、入行後に感じたギャップや気づいた魅力、一番つらかったこと、大学時代の経験で役に立っていること、自分が変わったと思うことなど、多彩な質問が出され、お二人から率直な説明をしていただきました。

ハキハキとした口調でありながらも落ち着きのある話し方で語るお二人の先輩から、「新聞を読む習慣をつける」「就職活動にむけて今から自分の長所を見つけておく」など具体的なアドバイスを聞いた学生たちは、やりがいを感じられる仕事に携われるよう、就職活動に向けて意識を高めたようです。

常陽銀行の人事制度について講義する横地常務

常陽銀行の人事制度について講義する横地常務

現在の業務のやりがいを語る卒業生の菊池さんと沼田さん

現在の業務のやりがいを語る卒業生の菊池さんと沼田さん