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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2015年12月17日・2016年1月7日

「キャリア開発論」で水戸京成百貨店の人事担当課長および卒業生社員が講義

12月17日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて株式会社水戸京成百貨店 総務部人事担当課長の勝村謙司氏をお招きし、ご講義していただきました。

水戸京成百貨店は、今年創業107周年を迎える歴史ある百貨店。この日は、歴史、企業理念・行動指針、組織構成、雇用者状況や人事管理体系などについて説明していただきました。

「企業理念をもとに、その人それぞれの適性に合わせたキャリア形成を支援している。さらに、社員をただ評価するだけではなく、家族の一員と考えて社員の声を大切にした人事管理を行っている」との勝村課長の話を聴いて、学生たちは人事部門の役割として、厳正な人事評価とともに社員に対する手厚い支援の両面が必要であることを理解。講義後の質疑応答では、お客様のニーズにこたえるための取り組み、家族連れ・若者・外国人の集客方法、取引先従業員の内容、地域密着への取り組み、コンプレイン対策、今後の出店予定の有無など、学生からの多数の質問に対して、1つ1つ丁寧に回答していただきました。

第2週の翌年1月7日には、常磐大学の卒業生でもある若手と中堅の社員2人が授業を担当。大学で金融を学びながらも地元の小売業で働くことに魅力を感じて入社を志望したという戸祭真徳さんは、リビング課を経て、現在人事担当主任として勤務。「地域に貢献する百貨店の一員としてともに成長を目指す人をより多く採用してきたい」と目標を語っていただきました。

入社3年目で、現在紳士・スポーツ課で特選紳士服やビジネス&ジャケット、スポーツゾーンを担当している和田さんは、水戸京成百貨店に入社した経緯と、水戸の活気を取り戻すために京成百貨店を多くのお客様が集まる店にしたいという入社理由、そして現在の仕事のやりがいを詳しく説明。「今後はテーマや商材を工夫して担当部署の売上向上を目指しながら、水戸の街を元気にしたい」との目標と、就職活動でのアドバイスを学生に語っていただきました。

講義後の質疑応答では、専門知識を増やす方法、入社後のギャップ、年配者への接客の気遣い、若い世代の取り込み策、印象に残っているお客様、今後やってみたい部署、面接で気を付けるべきこと、学生時代の知識の活用など様々な質問が出され、いずれも詳しく回答していただきました。

講義に参加した学生たちは、就職活動では、単に仕事の種類や内容だけでなく、その仕事を通して自分は何をしたいのかを深く考えて臨むことの大切さを理解したようです。

水戸京成百貨店の人材育成について説明する勝村課長

水戸京成百貨店の人材育成について説明する勝村課長

学生の質問に回答する戸祭さんと和田さん

学生の質問に回答する戸祭さんと和田さん