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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2017年2月15日

日本銀行と東京証券取引所を見学する金融バスツアーを開催

2月15日に、「金融を知る 東京バスツアー」が開催され、経営学科の1年生、2年生、3年生の合計14名が参加しました。

このツアーは、金融の中心地である東京にバスで行き、金融において重要な役割を果たしている日本銀行と東京証券取引所を見学するツアーです。経営学科でファイナンスを教える文堂弘之教授が水戸信用金庫寄付金活用事業として企画し、先着19名で全学的に募集した結果、早々に19名から応募が集まりました。

晴天に恵まれたこの日、水戸駅と大学に集合した後、チャーターしたバスで東京に向かいました。

午前中は日本銀行本店を見学。免震工事中のため新館からの入場となりましたが、厳重な手荷物検査を済ませてから新館の中へ入り、実際に業務を行っているフロアを見学。その後、1896年完成という歴史のある旧館本館に入り、日銀についての映像説明を挟みながら、旧営業場、歴代総裁の肖像画、史料展示室、地下金庫、中庭などを見学。元々昭和初期に設置されたという金色のエレベーターにも乗りました。

日銀の見学後、バスで昼食をとった後、午後12時すぎに東京証券取引所に到着。はじめに1階の証券史料センターで、今は発行されていない株券の展示など証券取引所の歴史を学んだ後、東証アローズの象徴ともいえる「マーケットセンター」などを見学しました。

直系17メートルのガラスシリンダーで覆われた「マーケットセンター」には、売買が成立した銘柄情報がぐるぐると回転して表示されるボード(ティッカー)があり、学生たちは時間を忘れて凝視。案内役の職員の方がテンポよく軽妙に語る詳しい説明に何度も頷きながら、株式市場のダイナミズムを身近に感じたようです。エレベーターで降りて到着した中心部のオープン・プラットホームでは、テレビのニュースなどで頻繁に映し出される株価情報の巨大スクリーンを間近に観て学生たちは感動の表情。全員で記念写真も撮りました。

その後、“株式投資ゲーム”を全員で体験。30分間で架空所持金を元手に架空の株式売買を行い、最後の運用成績と順位を知ることができるゲームですが、これまで株式投資など遠い世界と思っていた学生たちが、シミュレーションの形で株式市場に参加する経験を得られました。ゲームの後には「証券市場をめぐる最近の状況」というレクチャーを受講し、現在の株式市場について深く学びました。

また、このツアーでは単に東京へ行って見学するだけでなく、往復のバスの中で、金融業界や就職活動に関するセミナーを開催しています。大学生の就職支援に携わっているキャリアコンサルタントの中里哲也先生より、金融業や就職先の選び方など、熱い語り口で分かりやすく講習していただきました。

金融業を志望する3年生から、まだ就職をイメージできていない1年生まで参加した今回のツアーは、金融や経済の知識だけでなく、社会人になるための意識を高めるきっかけとなったようです。

日本銀行旧館中庭を見学

日本銀行旧館中庭を見学

日本銀行旧館入り口ホールを見学

日本銀行旧館入り口ホールを見学

東証1階の証券史料センターを見学

東証1階の証券史料センターを見学

東証ティッカーボードを見ながら説明を聞く学生

東証ティッカーボードを見ながら説明を聞く学生

東証オープン・プラットホームの巨大スクリーンを背景に写真撮影

東証オープン・プラットホームの巨大スクリーンを背景に写真撮影

東証オープン・プラットホームの巨大スクリーンから見上げるティッカーボード

東証オープン・プラットホームの巨大スクリーンから見上げるティッカーボード

東証 株式投資ゲームを体験(成績発表の場面)

東証 株式投資ゲームを体験(成績発表の場面)