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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2017年11月23日

日銀グランプリで文堂ゼミナール3年生の2チームが敢闘賞と奨励賞を受賞

11月23日に、第13回日銀グランプリの決勝大会が開催され、出場した文堂弘之ゼミナールの3年生3名のチームが「敢闘賞」を受賞しました。

日銀グランプリ(「日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」)は、日本銀行が実施する、大学生を主な対象とする金融分野の小論文・プレゼンテーションのコンテストです。例年、日本全国の大学から多数のチームが論文を応募します。今年度は、全国の39大学から計112編が応募され、書類審査により選出された決勝進出チーム5チームの1つとして、文堂ゼミナール3年生3名のチーム(高橋風人さん(代表)、大野美穂さん、村上淳菜さん)が決勝大会に出場しました。

文堂ゼミのこのチームのテーマは、“「労働環境評価融資」で脱・長時間労働! ~ハイブリッド成果連動型資本性ローンの提案~”。日本企業の長時間労働を改善する企業に対して、当初金利を低く設定した後、長時間労働の改善への取り組みの多さと、営業利益の計画達成状況に応じて、金利を引き上げおよび引き下げが行われる融資制度を提案しました。

決勝大会では、15分間のプレゼンテーションの後に、15分間の質疑応答があります。質疑応答では、審査員長の岩田規久男氏(日本銀行副総裁)、審査員の小林いずみ氏(経済同友会副代表幹事)、国谷裕子氏(キャスター、東京藝術大学理事)、櫻井眞氏(日本銀行政策委員会審議委員)、政井貴子氏(日本銀行政策委員会審議委員)から厳しい質問が相次ぎましたが、学生たちは、その1つ1つに対して堂々と自分たちの考えを回答していました。

すべてのチームの発表が終了した後、休憩等をはさんで結果発表が行われ、最優秀賞・優秀賞に次ぐ敢闘賞として、文堂ゼミナールのチームが表彰されました。表彰後の講評では、岩田審査員長から、「規制強化とは異なる切り口で処方箋を提示している点」や「「所定外労働時間削減と労働生産性向上への取り組み計画表」において、改善に必要な取り組みを詳細に明確化しているほか、「時短表」や「生産性表」を用いて取り組みの効果が可視化されるなど、地に足が着いた方法となっている点」などの受賞理由が述べられました。

さらに、決勝大会には出場できませんでしたが、文堂ゼミ3年生のもう一つの4名チーム(石田広明さん(代表)、佐藤裕介さん、井上美咲さん、星野梨理彩さん)が、敢闘賞に次ぐ奨励賞に選出されました。

このチームのテーマは、“高齢ドライバーの免許返納を促進する保険制度 ~「ろくご―移動サポート保険」の提案~”。高齢ドライバーが免許を返納した場合、タクシー等の代替手段にかかる費用負担を緩和することで、免許返納を促す保険制度を提案しました。

聞き取り調査にご協力くださいました関係者の方々には、この場をお借りして、篤く御礼申し上げます。

文堂ゼミナールはこれまで、第10回日銀グランプリでは優秀賞を受賞し、第11回日銀グランプリでは佳作に入賞しました。第13回の今回は3回目の入賞となりました。

今回、敢闘賞を受賞した論文およびプレゼンテーション資料と、奨励賞の論文の要旨は、日本銀行ウェブサイトの第13回日銀グランプリ決勝大会の様子にて閲覧できます。

決勝大会でのプレゼンテーション

決勝大会でのプレゼンテーション

決勝大会でのプレゼンテーション

決勝大会でのプレゼンテーション

質疑応答の様子

質疑応答の様子

審査委員の方々との記念撮影

審査委員の方々との記念撮影

文堂ゼミナールの学生たち(決勝大会会場)

文堂ゼミナールの学生たち(決勝大会会場)