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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2019年11月28日・12月5日

「キャリア開発論」で伊勢甚本社の人事総務部課長および卒業生社員が講義

11月28日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて伊勢甚本社 人事総務部課長の田山安彦氏をお招きし、ご講義していただきました。

伊勢甚本社は、江戸時代に創業され295年の歴史をもつ会社で、呉服商から百貨店、スーパーマーケットのチェーン展開を経て、現在はホテル・ブライダル事業を中心に行っている茨城県内でも有力企業です。

この日は、田山課長より、会社の事業転換の変遷、創業精神、キャリア開発の意義、VUCA時代の到来、AIの出現、考える大切さと人間の役割、人事制度、キャリアパス、求める人材像などについて説明していただきました。

その中で田山課長は、「AIの出現に伴い、これからの時代のキャリア開発のキーポイントは、「考える人」になること、「考える力」を身につけること、「考える力」を武器にすることになる。」とキャリア開発における考える力の重要性を強調。就職活動の開始を間近に控えた学生たちにとって、将来のAI浸透の時代を見据えて人間にしかできない“自分で考えること”の重要性を深く考えることができた講義となりました。

その後の質疑応答では、大学生のうちにやるべきこと、AIへの向き合い方、今後の事業展開、総合職の研修内容、新入社員の配属、仕事で大変なときの対応方法、伊勢甚本社の強み、福利厚生内容など多くの質問が出され、一つ一つ丁寧に回答していただきました。

翌週の12月5日には常磐大学の卒業生を含む二人の若手社員が登壇。入社1年目で現在、水戸プラザホテル洋食レストランRoseで勤務する髙島里菜さんは、“人を笑顔にする仕事”“人の役に立つ仕事”という自分の就職の軸に伊勢甚本社がマッチしたため入社を決めたということや、夢に近づくために、お客様に感謝の気持ちを表しホスピタリティを大切にしていることなどについて語っていただきました。入社3年目で水戸プラザホテル料飲グループを経て現在人事総務部に勤務する川村彩花さんは、伊勢甚本社の一員として活躍する誇りと夢、そして新卒担当者目線から考える就職活動のヒントを語っていただきました。

その後の質疑応答では、ホスピタリティを身につける方法、高齢者や子供への接客の仕方、接客が苦手な人へのアドバイス、リフレッシュのやり方、面接で気をつけること、求められる人材など多くの質問があがり、お二人から詳しく回答をしていただきました。

入社後1年目と3年目と年代が近いお二人の入社理由と現在のやりがいを聞いて、学生たちは、自分の将来を真剣に考えて会社選びを行うことの大切さを学んだようです。

伊勢甚本社の人事制度の特徴について講義する田山課長

伊勢甚本社の人事制度の特徴について講義する田山課長

学生からの質問に答える髙島さんと川村さん

学生からの質問に答える髙島さんと川村さん