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経営学科ニュース【2020年3月~2009年】

2020年1月9日・16日

「キャリア開発論」でケーズホールディングスの上席執行役員人事部長および若手社員が講義

1月9日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて株式会社ケーズホールディングス 上席執行役員管理本部人事部長の大槻ゆかり氏をお招きし、ご講義いただきました。

ケーズホールディングスは、家電量販店「ケーズデンキ」をグループで全国展開している大手小売企業です。この日は、企業概要と経営理念、人事制度、キャリアパス、求める人材像についてご説明いただきました。

その中で大槻部長は、従業員や取引先を大切にしていることが認められ、2013年3月には「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」実行委員長賞を受賞したことや、2017年には大手家電量販店で初めての「プラチナくるみん」子育て支援最高位、「えるぼし(第3段階)」最高ランクにW認定、また茨城県「女性が輝く優良企業」最高ランクを認定されたことなどを紹介され、従業員を大切にする経営について具体的に説明されました。

講義後の質疑応答では、販売員に対する教育方法、研修の頻度や場所、育児休業中の社員に対する復職支援、店舗で家電製品を販売するメリット、商品知識の勉強方法、品質の良い商品の内容、安く提供できる理由、ポイントカードを導入しない理由など、学生から様々な質問が出され、一つ一つ詳しくお答えいただきました。

翌週の1月16日には、第1週にご説明いただいた大槻ゆかり部長が進行役となって、常磐大学卒業生である社員2人が授業を担当していただきました。

複数の店舗で模範的な販売成績を上げて、現在はケーズデンキシーサイドひたちなか販売担当主任として勤務する入社10年目の佐藤昌耶さんは、お客様から感謝の言葉をかけていただけることや、会社への貢献に対して表彰されることなどがやりがいになり、さらなるケーズデンキファンを増やすことを目標にしていることなどを語っていただきました。

店舗勤務を経て、現在は総務部副主任として勤務する入社5年目の住谷菜摘さんは、「社員を大切にし、ライフスタイルが変わっても無理せず働き続けられる」との入社理由や、本部は店舗のサポート役であることを意識しながら、さらに幅広い業務を手掛けていきたいとの目標などを語っていただきました。

その後の質疑応答では、売場づくりでの工夫、接客で心がけていること、指名をいただけるための工夫、働いてきて学んだこと、モチベーションの高め方、社内で活躍している人の共通点、入社までの準備、面接で緊張しない方法、昇進への意識、勤務している店舗の強みなどの質問が出され、お二人から丁寧にお答えいただきました。

飾らない口調で、仕事へのやりがいや働く上での心がけなどを語る二人の卒業生社員の姿に触れて、学生たちは、従業員を大切にする職場環境のなかで安心して働いていく重要さを学んだようです。

ケーズホールディングスの人事制度・評価制度について講義する大槻人事部長

ケーズホールディングスの人事制度・評価制度について講義する大槻人事部長

仕事のやりがいや今後の目標を語る佐藤さんと住谷さん

仕事のやりがいや今後の目標を語る佐藤さんと住谷さん