WorkPad


PalmPilot IIIのIBM日本語版がWorkPadとして発売された(99/2/2723)。初代のPilotも実は購入していたのだが、これはハードウエアのトラブルでオクラ入りになっていた。当時はショップが輸入して販売していた。2度ばかり修理を依頼したのだが直らなかったので、そのままにしていた。その後PalmPilot ProだったかIBMから発売になっていたが、あつものにこりて手を出さず。

WorkPad本体、パソコンとの連携ソフト(PalmDesktop)とも完全に日本語化されたということで再び購入した。WorkPad本体はThinkPad iSeriesのボディに似た頑丈なものになった。カーボンファイバーたっぷりの感じでなかなかグッドグッド。一番改良されたなーと感じた点は液晶画面と応答の良さである。液晶画面はモノクロでコントラスト良くはっきり読める。応答も従来のものよりも格段に良い。

入力の方法では名物のグラフティ(一筆書きアルファベット手書き認識)は正確に文字変換できるし、その他ソフトキイボードも選択できる。ちょっとカンタンにメモという程度ではなんの問題もない。多量のデータ入力はパソコンのPalmDesktopでやり、シンクロすれば良いので非常に便利。また、富士通系列の会社がPalmTop 用に片手入力のキイボードを発表しているのでこれが面白い感じ。

ただ、CrossPadもシリアルポートを使用しているのでこれらのケーブルの付け替えなどがちょっと面倒である。(ノートパソコンだと赤外線ポートを使えばよいのかも。ちなみにMac 用のPalmDesktopは「開発中」の模様。クレードルはPalmPilotが元祖だが、いまとなってはUSB接続できると便利なのでそのうち変換アクセサリーがでるものと期待。)

ソフトは非常にシンプルなもので手帳としての私の個人的用途には十分。モノずきなひとはたぶん気に入る。

IBM自身もマニュアルや広告の中で宣言しているように「てのひらコンピュータ」というジャンルのプラットフォームを提供したい、という点に注目したい。内部には拡張端子もあるようなので今後の展開が楽しみである。

柏のT-zoneで3月2日に買った。49800円なり。4台展示してあって、私の直前に1台売れた。


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