大学往来 

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2000/07/16(日)研究会

昨日はK女子大学で開かれた小研究会に参加した。この研究会はP先生らが長年開催されてこられたということであった。私とP先生が話題提供で、3時間くらい。昨年の基礎心理学会で発表したものが、お互いに偶然共通性のあるものだったことがご縁であった。そのおり、P先生の勤務先のK女子大学が自宅に近いことが分かって、それでは一度、ということになったものである。

出席されていたJ氏から、今回の話の中心的な概念について質問があった。私の方はその点については当然と思いこんでいた面があった。研究会などでは「共同思考」のようなものが働き、大事な点を指摘した方はそのことをよく覚えていないというようなこともある。

液晶プロジェクターの準備がちょっと大変ということだったので、発表はOHPで行った。前日OHPのコピーはどうしようと考えて近所の文具点などに問い合わせ。しかし、よく考えてみると(考えなくても)プリンターでOHPシートに印刷すればよいということにやっと気がついた。インクジェットプリンター用のOHPシートを買って帰る。OHPシートって結構高価なものだ。インクジェットプリンターでかなりきれいに印刷できることがわかったことは「収穫」だったが、やはり、資源の無駄づかいという感も。

終了後、懇親会。ちょっと移動してレストランへ。「年輩」、「中年」、院生と理想的な年齢構成であった。若い人たちの将来についてもいろいろ話す。私が大学に入学して最初に受けた心理学の講義を担当されていたT先生も出席されていた。最初の講義(あるいは最初の頃だったかもしれない)は心理物理学の話だったが、いまでもそのときの様子を覚えている。

出席されていた 国立のT大学のKさんに独立法人化の対応などについてお話をうかがう。大学によっては、心理学関係の学科や専攻もかなりおおきな組織変更が計画されているようだ。


2000/07/13(木)定期試験

午前中知覚心理学の定期試験。今回の問題では出席を確認しやすい問題と論述式を組み合わせた。問題の半分はほぼ出席に比例することが予想されるように出題した。

午後から実験実習の発表授業の質問など数名。つづいて卒論相談。今日は2名。すこし具体的になってきた。つづいてゼミナール。テキストの内容は知覚と想起イメージに関する話題である。このような分野にも生理学的な根拠が発見されつつあるようだ。むしろ知覚理論のほうが「禁欲的」すぎるのではないかとさえ思われる。

実験実習の発表準備で2年生が小実験室のPC(Windows98)で資料作成に励んでいたところ、夕刻になってハングアップしてしまったようだ。パソコンそのものがこわれてしまったのではないか、と心配していたようだが、ファイルとか不用意に消去しないかぎりはまずハードが故障するということはないので心配しないように。院生のTA、J君と様子をみたのだが結局ハードリセット。不安定なWindowsのせいだろう。パソコンをつかう場合には、できるだけこまめにデータのセーブ(保存)をして被害を最小限にくいとめるしか手がない。


2000/07/12(水)プレゼンテーション・サイト(再)

実験実習の発表については、「孫引き」になってしまうが、以前に紹介したことのある、神戸大学の松田先生という方のプレゼンテーションについてのページが参考になるでしょう。ただし、これは科学の分野の研究発表についての提案なので、学生の発表にはあてはまらない部分もあるかもしれません。http://nova.planet.kobe-u.ac.jp/~matsuda/review/presen.html(プレゼン道入門――科学研究のよりよい発表法 :神戸大学・理学部 松田卓也氏)

今日は来週実施の試験問題(2科目)の作成。研究発表資料の作成。せまい部屋でノートブック3台立ち上げて資料をつくる。それぞれデータなどを表示しておいて眺めながら。いつもは「無駄」のようにも思えるが、このような時には複数のパソコンがあると便利だなあと実感。アウトプットの質?質も量もパソコンの台数にはたぶん比例しない、というところが残念だけれども。


2000/07/11(火)インプルーブメント

今週末と今月末に小研究会と学会を予定しているために時間が押してきた。今日は一時間はやく登校してレポート類の採点、事務関係書類の提出など済ませる。午前中の大学院の研究法は今日が最後で、来週試験の予定である。今日は、「因子分析の直感的理解」の最後の話題で因子得点の話をした。午後からの学部の研究法も最後の授業。前期取り上げた「独立性の検定」と「平均値の差の比較」のまとめ。伝統的に計算してχ二乗やt分布表を利用して検定する方法と、SPSSなどの統計パッケージをつかって検定する場合に、ささいなことだがそれぞれ表記の仕方や使われている用語が異なる。これは学習上は無用な混乱要因である。今後両者をうまく融合した講義・演習になるようにいろいろ検討しなければならないと思う。この科目も来週が試験。

授業のあと何人か質問に来た学生があった。数回まえの電算実習の時にはよくわかっていない感じだったのが、今日の質問の仕方は、かなりわかってきたな、という感じのする内容で、ちょっと関心した。

今朝もJRバスで缶入り深層水のキャンペーン。またまた2缶もらう。

SPSS 10.07J(Windows)というバージョンアップの CDが郵送されてきた。


2000/07/10(月)発表の練習

午前中いくつか教務関係の書類提出。午後から実験実習の発表会だと勘違いしていた。今週は発表準備に充てていた。学生が数名発表のことについて質問に来た。あいにく別の用事を入れてしまった直後だったので、時間がとれなかった。TAと相談するように言ったのだが、2年生で発表形式の授業はほとんどないようなので、かなりとまどっている様子だった。せっかく準備のために時間がとってあるのだから、実験グループ毎にTAにプレゼンテーションの指導をたのんでおくべきだった。来年からはこの件を忘れないように。

今週後半から春セメスターの定期試験が始まる。試験問題を準備する。

今朝は水戸駅前で「JRを救えキャンペーン」の効果か(まさか)、JRバスの利用者に「キャンペーン・ガール」(という呼び方はあり?オジさんもまじっていたのでキャンペーン・パーソン)が缶入り「深層水」を配っていた。そのためかいつもより利用者が多かったのであるが、効果のほどはどうだろう。時間厳守と回数券の割引率を茨城交通なみする方針をうちだすべきではないかと思う。また当大学当局と交渉して学内乗り入れして・スクールバス便を実現できれば競争力もつくのではないかと。



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