大学往来 

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99/10/16(土)「伝言メール」

午後から近くのC-You 柏店へiMac DVDを見に行った。インターネット情報では秋葉原では午前中は多少在庫があったもようだが、お目当てのグラファイトは発売延期ということだ。気になる発熱の問題だが、店頭でさわってみた感じでは初期のiMacと同じくらいの感じでやはりけっこう熱い。放熱板がかなり配置されているのが見える。このシリーズは欠点がよく改良されているが、外付けビデオがミラーリングのみというのはやはりもったいない感じがする。それでもプレゼンテーションに使えるようになったので大学などでも導入できる条件はクリアーされた。ただし、販売の面では不手際が目立つなあ。

卒論関係のメール。メールを使えない学生があって、メールを使っている学生にメールで伝言を依頼するという変な状態も混在。「伝言ゲーム」にならないように文面に気をつけなければならないなあ。メール専用の端末も便利そうなのだが、卒論などまとめる段階ではやはりパソコンが有利になる。パソコンそのものは10万円を切るようになってきたのだが、プロバイダー・通信費用が経常的に必要なので、学生に強いるわけにはいかない。「全員必携」を目指すのならこの問題は大学でなんとか解決しなければならない。はやくケイタイなみに普及してほしいものだと思う。


99/10/15(金)Thumb Type

WorkPad用の超ミニ・キイボード(ThumbType:Okaya システムウエア社で6mm間隔に配置された31キイボード、配列はqwery)が届いた。指先の腹側では「0.1mm以下の凹凸、、を識別でき、、、キートップの突起部、、6mm間隔のキーの並びを容易に、、識別」できるとのことでWorkPadの液晶部分に張り付けて、「親指二本打ち」方式でタイプできるように作られている。実用性についてはちょっと疑問な面もあるが、ともかくおそらく世界最小の6cm×2cmのフィルム状のキイボードということで興味がわいたのである。

http://www.osw.co.jp

ミニ・キイボードについては、最近のものではSonyの電子辞書DD-IC100(10cm×4cm、キイの形は円形で直径約5mm、キイ間隔はおよそ8mm)が使いやすい。

卒論関係のメール。質問文の添削一通と、Sさんへメールをもっていない学生(二人)へ伝言依頼のメール。


99/10/14(木)「リカバリー」

午前中講義。プレゼンテーション資料で聴覚現象のデモンストレーション。昨年度作成した資料なのだが、あらためて使ってみるとストーリーの展開にちょっと無理があることを感じた。要改良。午後から修論でリーダー(共同指導)をしている学生の相談。修論では背景理論がはっきりしている方が良いと思うので、テーマは異なるが同じ方法論がつかえそうな文献を紹介する。まずはこれにそって自分のテーマで読み替えてみると良いと思う。卒論3名経過報告と相談。数名については卒論完成までの時間管理に問題がでそうな時期にはいってきたことを危惧している。

この合間に大学支給のノートパソコン(Win98)を立ち上げようとしたところ、ショートカットについての確認メッセージがでる。最近Zipドライブのドライバーを(SCSIカード経由からUSB経由のドライバーに)入れ直したことが原因だろうか。意味のよくわからないメッセージ(ショートカットに一番これが近いと推測されるがこれに変更して良いか、というような内容)に「Yes」で答えてしまい、Win98そのものが立ち上がらなくなってしまった。Win98の警告は危険度がよくわからない(これはユーザーインターフェースに品質管理があれば、欠陥に属するだろう)。結局システム入れ替え。「リカバリー」でソフトが多数インストールされる。大多数はほとんど使わない。このために復旧に長時間かかるのはなんとかしてほしいものだ。


99/10/13(水)プリンター交換

午前中プログラムの動作確認。どうやら大丈夫そうだ。

午後から会議一つ。来年度の情報処理教育関係の委員会。来年度は新学部が発足するので電算教室が不足するもしれない。また、人間科学部の教室にはプレゼンテーション設備がないことが以前から話題になっていた。これまで「間借り」していたK学部のプレゼンテーション教室も混み合うようになってきたので、私も使えなくなるかもしれない。

昼頃、卒論の調査データと今後の相談(Jさん)。午後からSさんと実験データ処理をやったのだが、どうもプリンター(OKIの小型プリンター)の紙送りの調子が悪い。プリンターを旧式だがヒューレットパッカードのデスクジェット850Cに交換。ケーブルの問題と、ドライバー入れてで小一時間も費やしてしまったが、動作はこのシリーズが安定している。プラグアンドプレイはどこの国の話しなんだろう。

本文内容は匿名らしいのだが、発信者の名前がばっちり表示されているというメールが来た。これわざとなんだろうか、消し忘れたのだろうか。あるいは「なりすまし」なのかなあ。 


99/10/12(火)統計処理は最小限に

4年生のIさんの実験プログラムを昨晩から仕上げ。大体完成(実はこの「大体」から「完成」までのほうが時間がかかったりするのだが)。Iさんに刺激語の入力作業を指示して夕刻前には入力完了したようだ。明日以降動作確認して実験開始にこぎつけなければ。

今日は午後から学部研究法、院研究法、院講義と毎週のことながらちょっと信じられないスケジュール。学部は94年度(Mさん)・95年度(Sさん)の卒論データを題材にしてχ二乗検定の続き。データは非常に面白いもので、私もこんなデータで心理統計を学びたかったと自画自賛データなのです。今期はこの調子でできるだけわれわれ自身でやった研究データを使うつもりだ。

院は「区間推定」の話題を終わり、t分布の話し。こちらも来週くらいから検定の話しになる。基礎的なテキストにそってやっている。このテキストの例題は心理学や教育心理学の話題でよく考えられているのだが、やはり計算の便宜を考えた人工的なデータなのでデータ自体のもっている面白みに欠ける。こちらでも「生」データで演習してみるつもり。今日は余談に「統計手法は最小限度に」という話しをした。もちろんテーマによるのだが、できるだけ最小限の統計手法で結論がだせるような力強いデータをだそう。

行動適応学のほうは話題が拡散してちょっと収拾とれないことになるかもしれない、と早くも危惧。

夕刻卒論相談一名。昨日の学会で文献をいただいたOセンセイに以前まとめた関連論文をお送りする。


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