大学往来 

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99/10/24(日)

プリンターの故障はどうもインクカートリッジの問題のようだ。特定のカートリッジをとりつけると動かなくなるという症状だった。実はこれ新しいプリンターを買ってから判明した。新しいプリンターはHewlett PackardのDeskJet970Cxiにした。両面印刷できるというふれこみで興味津々だったものだ。両面印刷は動作不安定かと心配したが、なかなか安定して動作して、きれい。「生」データ類はそれなりにかさばるので、両面印刷すればささやかながら用紙の節約にはなる。用紙の始末がよいのと、モノクロ印字の速度が速いということで初代のDeskWriter以来Hewlett Packardのインクジェットを愛用している。

柏地区もいくつかの大学で学園祭が行われているようで、デパート前や「歩行者天国」にステージが設けられ大学のクラブのジャズや音楽演奏でにぎやかである。最近は路上のパフォーマンスも盛んで、週末の夜などJR通路はちょっとした大道劇場である。かつての新宿駅西口広場などとちょっと似た状況だが、今日日の若者はどんな歌を歌っているのだろう。

「残業」のプログラムあまりはかどらず。明日は学園祭の後かたづけで授業がないので、なんとかねばる。


99/10/23(土)

昨晩プリンターが故障。半年ほどしかつかっていないものなのだが、安価になった分耐久性は落ちているのだろうか。インクジェットのカラープリンタは陳腐化が早いので耐久性が考慮されていないのかもしれない。大学のプリンターも含めると今年になって三台目の故障だ。大学の二台は紙送りの不調。


99/10/22(金)

今年から実験実習にとりいれた新しい課題のデータを整理したところ、比較安定していることがわかった。期待していた傾向もあるようだ。これなら大丈夫かもしれない。

4年生でバンドをやっているグループは明日からの学園祭でコンサートがあるという案内のメールが来たのだが残念ながら「残業」で見に行けない。


99/10/21(木)

SPSSの件はB教授に聞いたのと、メールで教えてくれた方があって、解決した。「重み付けをする」というオプションを設定するとは想像できなかった。単にマニュアルをよんでいないだけかもしれないのだが、どうもSPSSのオプション類やメニューはわかりにくいなあ。

午前中知覚心理学。音韻知覚の話し。用意していたプレゼンテーションは具体的で良い題材を選んだのでシンプルな内容にできた。

卒論関係は相談4名と経過報告。卒論相談をやっている部屋へ「卒業アルバム」委員の学生氏が現れてゼミの集合写真がまだできていないので撮影お願いしますという。うっかりしていたが、年度によっても様子はだいぶちがうのだが、私のゼミの4年生は「放牧状態」でなかなか全員揃わないのである。

ゼミはテキスト予定部分を終了し、次回より各自選択したテーマ論文の演習にはいる。

夕方教員談話室で事務方のTさんと雑談。週末からの学園祭で藤岡もと仮面ライダー氏が来校するということで、Tさんはファンとのことではりきっていた。最近は「こいい」タイプと「感動」ブームのようだ。


99/10/20(水)

午前中Iさんの卒論実験プログラム修正完了し、動作させながら刺激語の確認をIさんにまかせる。提示される語とリストをチェックしていく作業。刺激語修正2カ所。ともかく実験開始してパイロットデータを見てからということに。やれやれ。

昼食たべながら午後からの会議の打ち合わせ。午後から会議一つ。かえりの車中で議事録のメモをつくる。

Jさんよりアンケートの修正案のメール。はるかに良くなっている。

会議終了後、別の実験のプログラムの検討にはいる。Delphiの流用できるルーチンがすこしたまってきた、というよりは実験手続きが類似しているため、だいぶ楽に作れるようになってきた。

授業の準備でSPSSのχ二乗検定法のところを試してみたのだが、分割表データを入力して検定する方法の説明がみつからない。「生データ」からクロス表をつくって独立性の検定をする方法はもちろんマニュアルに書いてあるのだが。


999/10/19(火)体で覚える

午前中4年生Iさんの卒論実験のプログラム。刺激語を入力完了したとのことで確認したところ、いくつか入力ミスが見つかった。小修正。そのあと、Jさんより昨日のアンケートの予備調査の結果がおもわしくないとのメールの善後策を相談。こちらも小修正。

午後から授業のためおさらいをしていたところ昼食たべそこなう。3時間目終了してから10分間で昼食。はやめしも芸のうち。ああ体に悪。

学部研究法は新しいデータ事例で3×4の分割表の独立性の検定。数名の学生の助けをかりて実際に計算過程をたどる。ベンキョウはカラダでおぼえる。

今期の研究法は調査・実験例の中で統計的な処理の話しをするように計画したのだが、聞いている方はやはり統計的な話しに重点があるように感じられるかもしれない。統計処理がわからないので問題自体への興味を失うのでは、という点が一番気になるところである。

χ二乗検定の説明は今回で終了して、次回は電算室で電算実習の予定。

つづいて大学院の研究法。こちらはt検定。統計的な仮説の検定で、わかりにくいのは平均値のサンプリング分布と帰無仮説を棄却する、という論法だろうか。説明の難しい用語のチャンピオンは「自由度」だろう。

続いて行動適応学は「タイプA」行動特徴を提唱したフリードマンらの紹介論文の演習。


9/10/18(月)郵便事情・エスペラント

先週の火曜日に郵送した論文が「宛先不正確」だか「不完全」で返送されてきた。ある大学あてに送ったものなのだが、ホームページで調べてみるとたしかに住所が違う。住居表示(町名・番地)の変更があったようだ。それにしても、市の名前と大学名が書いてあるので配達してくれてもよさそうなものだ、と思うのは間違っているだろうか。

たぶん郵便番号の不備や住所の不正確なものは機械的に返送処理するようになったのだろう。合理化の成果。以前は、特に外国からの郵便などはタイプ・ミスのパタンまで推測して配達したというような話しを聞いたことがあるが、いまは昔の話しになってしまったか。所要日数は短縮されてきているようだが、返送の率や誤配率はどのように推移しているのだろうか。

また出し直すのもシャクなので、クロネコにもっていってもらうことにした。

午後から実験実習1と2。今学期、私の担当する課題は、2年生がカテゴリー弁別の実験で、3年生は系列学習の課題である。「カテゴリー弁別」は数年来3年生の課題として行っていたものだが、結果が比較的安定しているのと、内容的に(私としては)面白いので今年度から2年生の課題にすることにした。プログラムはDelphiで作ったもの。

3年生の系列学習課題は今年初めてなので結果がちょっと予想つかないのだが、卒論でこの課題をやる学生があるのと、認知心理学の内容として基礎的なものであると考えて、やってみることにした。プログラムはやはりDelphiで作ったものを使用。

二代にわたって、エスペラントを話す人たちを身近に知っている(正確には三代であるが、三代目はむしろネイティブに近いのか「エスペランチスト」という意識をもっていないようすだ)。エスペラントを話している人たちの(「国際」)交流をみていると、とても自然にコミュニケーションできているなあと感ずる。もう十数年も前の話しだが、私が指導を受けたセンセイはエスペラントに理解があり、あるセンセイがエスペラントは失敗だったんでしょう、と言われたのに対して、「いやいや、ヨーロッパ、特に東欧ではよく通じますよ」と答えられていた。私は単なるシンパにすぎないのだが、「地方のことば」と「標準語」の間に存在する「言語帝国主義」的図式に目覚めてシンパになったのです。


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