大学往来 

大学往来インデックス ホームページ目次


99/11/14(日)

昨日は推薦入試業務。やや疲れた。このところ週末は疲れがたまるのかちょっと風邪気味だ。入試「業務」中も鼻水やくしゃみがでてちょっと困ったが、なんとか最後まで。もっといい方法はないものだろうかということを入試の度に思う。

大学へむかう途中、ちょうど千葉県と茨城県の境界あたりで休日でパラセーリングを楽しんでいるのが見える。青空のなかに帆をはる様子が霞ヶ浦の伝統的な漁法(名称失念)の景色に似ているように感じた。

帰宅後明日の実験実習のプログラムの修正なんとかまにあわせる。


99/11/11(木)

午前中来年度の予算申請書を提出。少ない費用だが請求理由や使用目的を紙幅の範囲でできるだけ詳しく書いた。午後から知覚心理学の講義。今日は痛み感覚の二回目で痛みの臨床、測定法の話しをした。最後にメルザックのゲートコントロール理論のごく簡単な説明をして、「情動知覚の二要因理論」との関係を話した。次回から情動の知覚の話しへ移る。

講義の途中で数名教室を出て、また戻ってきた学生があったので注意をした。しかし、まだ叱るという境地には達していないなあと思う。これらの学生以外の受講態度は非常に良いだけに目立つ。

ゼミと卒論までの空き時間にパソコンのセットアップの続き。新しいプリンター等をセットアップした。プリンターのインクカートリッジの古いものはプリンターの自己診断のチェックにひっかかってしまうものがあることがわかり、ストックしていたカートリッジが無駄になってしまうおそれが出てきた。

ゼミは先週から実験論文の演習に移った。最初のレポータはNさんだったが、最初としては要領よく説明できたと思う。J君もいろいろ積極的に質問や考えを述べてくれた。だんだんゼミらしくなりそうだ。

談話室で経済学や国際問題の分野のセンセイが話しをしておられたのでしばし雑談。「銀行はだれかが発明したもの?」なんていうとんちんかんな質問に答えてもらったり、近世には日本国内もある種の国際的な側面があって「為替市場」があったりしたというようなことや、ヨーロッパの「童話」の「本当は怖い話しの解釈」などいろいろ面白い話しを聞かせてもらった。


99/11/10(水)

オムニバス形式の講義(冬季セッション集中)を担当してくださるように8名程度のセンセイ方にお願いの文書を配布(おひとり80分で1回または2回の講演)。さっそく何人かの方にはご快諾いただいたのだが、はやく調整してなんとかまにあわせねば。この科目はカリキュラムの改訂時に新設されたもので、新しい分野でしかも「学際」的な領域でもあるため、現状では各領域の担当者によるオムニバス形式の講義が適切であると考えていたのである。

午前中、卒論実験で実験室がやや混み合ってきたので、ホワイトボックス・パソコンを2セット調整して二つの実験室で実験やデータ整理できるようにした。一台はPentium-90、もう一台はPentium-200で、それぞれWindows95。やはり、立ち上がりにかなり時間かかるが、動き出してしまえば結構きびきびしており、実験プログラムを動かすには十分に使える。CPUと基板などアップグレードすればまだしばらく使えそうだ。

午後から会議二つ。かえりの車中は議事録書き。ここ2週間ほど「事務的書類」書きに時間をとられ、実習レポートの未読分がたまりつつある。


99/11/09(火)

午前中4年生のIさんの実験データをみる。実験条件の効果はこれまで言われてきたのと同じ傾向がみられる。実験の目的にしていた感覚モダリティ間の効果についてはデータの目視からははっきりした傾向がみられない。後でデータ処理してみるということで預かりとした。

授業は午後から学部の研究法と大学院の研究法。学部はプレゼンテーション教室にもどり今日から「二群の平均値の比較」の話題へ。教室は今日からやや小さめのR003に変更できたので話しやすくなった。データ例として卒業生のT君とKさんの「かゆみ感覚」についてのデータと、同じく卒業生のOさんの「ストレスの認知的理論」に関するデータを例として序論にした。

今学期の方針で、(多少問題あるデータかもしれないが)生のデータを提示する方法は、受講者の関心を呼ぶものとして効果があるように感ずる。本来「心理学」的なデータをあつかっての「心理統計」であるから、まあ当然なのだ。しかし、ややこしい方法を説明しなければならないということで、どうしても計算しやすい人工的なデータで説明する傾向にあることが、心理統計の魅力を減じていたのだろう。ともかく、興味深い実例を、ややこしい話にならないように整理して話さなければならない。

大学院の方は受講者に統計の経験がないようなので、先週おおまかに検定の話をしておいて、今週は電算実習で「手続き的に」(慣れろ)学習。SPSSを使用。やや理論的な話は来週以降再度行うことにする。一般論であるが、こちらの大学院生の出身学部は多様で、統計学は初めてという人が多いような印象である。

Q棟電算室のパスワードを忘れてちょっとあせった。Q棟電算室は40台ほどパソコンが設備してあって、スペースもゆったりしている。これを大学院の時間では5名からせいぜい10名程度で使用して贅沢な気分である。

授業終了後ゼミの相談の学生二人に応対。そのあと午前中預かったIさんのデータを「多次元尺度構成法」により整理したところ、当初目標にしていた「それらしい」結果が得られた。さっそく、Tさんに伝言メール。Iさんはメールがないので。


99/11/8(月)

先週末は風邪気味で更新する気力がなかった。日曜はすこし気分がよくなって夜は実験プログラムなどを書いたのだが、あまりのらない。朝からは気分も回復してきた。きょうは実験実習があるので休めない日でもある。

午前中Jさんの卒論のプログラム修正と予算関係の書類書きをした。昼休みに来年度の学内予算請求の連絡会議。来年度分はAVタキストスコープのオプション類をメインに申請書をつくった。パソコン関係もリース期間が満了になるものも数台あった。これらは新規のリースを検討しているが価格はかなり安くなり、性能ははるかに向上する見込みだ。

午後から実験実習。今週は実験についてのインストラクションの週なので「病み上がり」としては助かった。「知恵熱」ならすこしは賢くなるハズだったのだが、熱はあまり出なかったようで残念ながらもとのもくあみ状態。



■大学往来インデックス

99/04/01からのアクセス数