大学往来 

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99/12/29(水)よいお年を

あたたかく穏やかな日。N先生に集中講義をお願いしているためご挨拶。さすがに開講時期がわるく受講生が少ない。予想されたこととはいえ、日程調節の問題でやむなくこの時期に。

卒論読み・レポート読み。卒論読みとレポート読みはほぼ終了した。

明日(30日10時)から新年1月3日まで大学のサーバーが停止します。再開の節はどうぞまたおたちよりください。なおこの間のメールはida@home.email.ne.jpの方へどうぞ。


99/12/26(日)

今日の「ネットサーフィン」

「上手な単位の取り方」http://www.bio.mie-u.ac.jp/doboku/chiiki/tanni.html

単位について教員と学生の間でギャップがあるのは出席の扱いと単位認定の考え方だろう。出席については学生は「出席さえしていれば」の意識があるようだ。また、教員は「単位をだす理由を求めている」ものだという指摘は正しいと個人的には思う。

「電子図書館」研究へ 佐賀大 来春、センターを設置(西日本新聞1999年12月25日(土) 10時30分ヤフー・ニュース・トピックより) 佐賀大学では「専任の教官二人(教授、助教授)を配置して「電子図書館」の研究に取り組む」という記事。特に、これまでマイクロフィルムに写すなどして保管していた古文書などを電子情報に加工、保存利用する」のが目的ということだが、記事では「電子図書館についての研究は東大が情報基盤センターを設置して進めているほかは、東工大や筑波大など四大学が取り組んでいる程度。専任の教授をつけて組織的に研究に取り組むのは、全国的にもまだ数少ないという」ことでちょっと意外な感じがした。

米国では教師向けの虎の巻サイトが教育省(文部省に相当?)により構築・公開(1998年より)されている(Hotwired Japan12月20日16時1分)。 

『教育資料ゲートウェイ』(GEM)で、国立教育ライブラリーがシラキューズ大学情報学部の教育資料情報センターと協力し、、、連邦や州、大学、非営利団体のサイトや商業サイトを出所とする資料を評価し、簡単な検索でアクセスできる授業計画のデータベース」が集められている。このデータベースには現在、140を超える組織が提供する7000以上の文書が収められている。

ある教育問題を論ずる米国のグループは、「教師にまつわる「恥ずかしい秘密」の1つは、質の高い授業を作り上げる資質のない教師がいるという事実だと言う」が、GEMを利用することで、よりよい授業を提供できるだろうと好意的に評価している。

我が国では文部省の「メディアセンター」などがこのような活動を行っているのだろうが、私の担当科目でもこんなデータベースがあれば「恥ずかしい秘密」をさらさなくともすむ?かもしれない。


99/12/24(金)

登校したところ、新校舎建設工事の中、認可されたばかりの新学部の入試が行われていた。

今日は卒論読み。気づいたことをメモとして書き込んだ。毎年思うことだが、「能力」は時間管理の習慣(あるいはスキル)の要素が大きいように思う。テーマ決定においては昔読んだ米国の大学院生活についてのエッセイに書かれていた「一週間で決まらない人は半年たっても決まらない」傾向もあてはまるようにも思える。しかし、かれらはともかくやりとげた。

暖房が効きすぎるせいもあって、例年個人研究室の暖房をいれるのをなるべく遅くしようとして、上着を着込んだりマフラーをしたりしていたのだが、今年は今日初めて暖房を入れた。例年にくらべるとだいたい一ヶ月遅れ。寒いようでも暖冬なのだろう。


99/12/22(水)

Webサイトで「遠隔教育」やCAI関係の検索をしてみている。以下アットランダムにメモ。

「学習」関係のシステムはWindows関係のものしかないのだろうか。教育関係にはMacユーザーも多いのでこんなささいなことが障害になるかもしれない。プラットフォームに依存しないようにということで、JavaをつかったCAIプログラムもかなりあるようだ。(SunはJavaの遠隔教育を有料で行っている。かなり高い。)

ネットワークを利用した「学習」はWebサイトで十分提供できるし、書籍・文献で勉強できる。ネットワークには多くの可能性があることは事実だ。いま教育の上で欲しいと思っているのは「講義援助システム」なのだが、「Teaching Machine」やCAIからはどうも、なにか不足していると感じてしまうのは、私自身に「援助」の具体的な方向が見えていないからだろう。

検索をしていて偶然みつけたカナダの大学の心理学センターのホームページ。心理学関係のリソース豊富。

http://server.bmod.athabascau.ca/html/centre/general.htm


99/12/21(火)

「遠隔学習」システムのことで、「読者」の方からの情報で、NTT関連会社からも類似のシステムが市販されているということだ

http://calsurf.ntts.co.jp/

機能や特徴などまだ比較検討していない。価格はやはり個人向けではない。コンテンツ提供のできる人(だいたいビンボー清貧)に無料で開発システムを提供したメーカーがはやくシェアーを獲得できそうだ。

しかし、こういう汎用のシステムをつかうと教材の内容は違っていてもどうしても「ワン・パタン」な印象がでてくる可能性もあるので、テンプレート関係は工夫の余地が多く残されている。

年末の講義は今日で終了した。研究法はt検定の最後で独立な2群の比較の問題を解説した。イメージはつかめただろうか。大学院の研究法は分散分析のつづき。平方和の分解の話し。SPSSを使って2元配置の分散分析の計算をする場合、モデルの説明がやっかいになった。年明けに再度。 


99/12/20(月)打ち上げ

きょうは卒論の提出日。実験実習が終わって、夕刻よりゼミ3年生と4年生で「クリスマス会」。1000円以下のプレゼントを各自用意していってくじ引きでプレゼント交換。これがけっこうおもしろかった。ちなみに私は香港のおみやげ品で、まあまあうけていた様子でよかった。今年のメンバーはキャラクターが多彩でにぎやかで、笑いすぎて腹筋がいたくなりそうだった。(参加者は12名で男子は私と3年生のJ君のみ。かれらのご両親と私は同世代である。もしあれだけの娘がいたとすると、どういう家族になるのだろうか。)

もうだいぶ前のことだが、ゼミの「新歓コンパ」でほんとうにささやかなプレゼントをしたことがあったのだが、「プレゼントをもらえるなんて最近なかったので」、とちょっと涙ぐんで言ってくれた学生がいたことを思い出した。彼女はいまどうしているだろうか。

LearningSpaceの件で「読者」の方から問い合わせがあったので、関連情報を以下に書いておきます。

プレゼンテーションは、日本IBM・公共システム事業部・文教営業部とリコー(RICOH)の営業の方がノートブック2台(一台はサーバー、一台をクライエント)つかってデモンストレーションがあった。

当日配布された資料は、次のようなものであった。

Lotus LearningSpaceのパンフレットにはロータスのURLが書いてあります。

事例として、

閲覧するにはRealPlayerというプラグインソフトが必要。これはどこかでダウンロードできる。



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