Cyber Space Clinic・就職活動・FAQ集


1) ご自身の就職活動についてお尋ねします。
a) 面接で心理学専攻に特有だと思われた質問 (できればその時の回答例も)がありましたらお書き下さい。
・「人間科学」とは何か?(複数回答)

・「心理学」とは何か?

・卒論のテーマについて2〜3質問がありました。私の場合、「広告の視聴行動」に関連する質問があったと記憶しています。

・転職するときに何回か聞かれた事。「心理学を学んで、実社会でどのように役に立ちましたか。」・・・・何と答えたか覚えてないが、自他の行動を客観的に評価する訓練になったようだ、とか、なんか苦し紛れに答えた気がする・・・。

・記憶にありません。おそらく、質問されなかったんじゃないかな


b) 面接で必ず聞かれた質問 (できればその時の回答例も)がありましたらお書き下さい。
(99/5/13)・適性検査を受けたのは初めてかどうか

・「人間科学部」とはどんなことを学ぶのか?(複数回答)

・人間関係学科とはどういうものですか?(複数回答)

・志望動機について (複数回答)

・企業選択の理由

・入社後「何をしたい」ですか?、「何が」できますか?

・卒論のテーマについて

・卒業論文のタイトルと内容を簡潔に答えて下さい

・結婚しても働く意志があるかどうか(回答者は女性・複数回答)

・どんなアルバイトを経験したか

・興味を持っていること(趣味など)


c) 就職活動の開始時期、企業選択の基準、面接・試験への準備・対策、面接試験の質問内容、面接結果の告知方法、試験後にどのような準備をすべきと思ったかなど、できるだけ具体的に。
(99/5/13)・故郷に戻って就職したいと考え、4年の夏休みに帰省して会社説明会に参加しましたが、その時点で地元の大学生がほとんど内定を取っているような状態で、秋の採用試験のために提出した書類はほとんど未開封のまま返却されました。会社案内を見て応募したり、説明会の飛び入り参加では時期が遅く、全くダメだと思いました。

 

まず自分自身が何をやりたいのかをはっきりさせることだと思います。就職活動を始める時期は早ければ早い程いいと思うのですが、自分自身をはっきりと見定めてなければ、動きようがないと思います。それから、大学で学んだこと、卒論でやっていること(やったこと)、を自分自身の言葉でまとめておく必要があると思います。

 

大学4年の5月頃から本格的に活動を開始したと思う。マーケティングに興味があり、心理実習の2年間で数値を扱う楽しさを覚えたので(ホント?)、求人情報誌でマーケティング関連に携われる会社を受験。試験対策としては、新聞を読む、最近の時事問題を押さえる、適性検査の問題集をこなす、小論文等。面接に関しては、志望動機と大学で学んだことを関連づけて自分をアピールすること、面接マニュアルに目を通しておく等。結果の告知は1週間以内(即日ということもあった)に電話で2次面接の連絡があった。内定の連絡も電話、その後書面で。

 

私の場合、教員試験しか頭になく、一般企業を対象とした就職活動経験は実際なきに等しい状況です。それに、就職ということ自体、真剣に考えていたかどうかさえハッキリとしない様な気さえしています。おまけに、限りなく「コネ」に近い状態での就職でしたので、このアンケートにも回答資格があるかさえ疑問はあります。が、取りあえず回答可能な部分だけですが、協力させていただきます。

 

就職活動の開始時期:4年の春(だいぶのんびりしていました。)企業選択の基準:マーケティングリサーチに興味があったので、その関連会社を選びました。面接・試験への準備/対策:小論文について、適当なテーマを見つけ、字数/時間の制限を設けて、作文の練習をしたような記憶があります。

 

就職活動の開始時期:夏過ぎに会社案内のハガキで資料を取り寄せて、検討し始めた。企業選択の基準:コンピュータに興味があったのでソフト関係の会社を中心に検討した。面接・試験への準備・対策:特にしなかった。(父親の入院等で忙しかった?)面接試験の質問内容、面接結果の告知方法:記憶にない!(いばってどうする)試験後にどのような準備をすべきと思ったか:面接試験ではないけれど、適正試験については練習をしておけば良かったと思った。理由)一応2社受けたのですけど、1社目が本命でもう一つが控えだった。1社目の適正試験が練習になったのか、次の適正試験はできが良かったようで、面接でこんなにできたひとはいない、みたいに言われました。確かに自分でも前回のときよりできは良かったかなと思っていた。だから、1社目のときにも事前に適正の練習問題をやっておけばよかったかなと思いました。(なんかだんだんわけわからなくなってしまった。)

 


2) 面接試験で「あなたは心理学専攻ですが、あなた自身になにか心理的な問題があって心理学を勉強したのですか?」と質問された場合を想定して下さい。(ちなみに、最近の卒業生が実際に受けた質問だそうです)
a) このようなことを実際に聞かれたことはありますか?どのように答えましたか?または、どのように答えればよかったとお考えですか?
・そのような質問を受けたことはない(複数回答)

・そういう風に聞かれた事はなかった。が、自分の長所短所を客観的に短くまとめろといわれたことはある。・・・一般的な答えしかしなかったとおもいます。

 


b) この質問に有効な対応方法はどのような回答だと思いますか?(他の人はどんな回答をしたでしょうか?これは良いという対応法を聞いたことがありますか?)
(99/5/13)・有効な対応などおそらくないのでしょう。質問した人の意図がどこにあるかで違ってくるでしょうから、あまり深刻になりすぎず、自分なりの動機を話せばよいと思います。以前、新聞を読んで驚いたことがあります。自分自身や生き方について考えたり、悩んだりしたことのある人は、全体の2〜3割だそうです。それらの人達にとっては心理学はきっと身近なものなのでしょうが、他の7〜8割の人達には、日常生活の中であまり縁のないものなのかもしれません。そう考えたら、心理学と聞いただけで、何か特殊な学問のように感じたり、勉強している人に対し、身構えて接する人が多いのも納得できるような気がします。

はっきりと「違います。」と答えるべきです。そう回答することによって、質問者の出方をみます。もし相手が「心理学」について詳しく聞きたいのであれば、何か別の質問をしてくるはずです。例えば「それでは、なぜ心理学を専攻したのですか。」この質問の回答は人によって違うと思いますので、それぞれが、自分自身の言葉で第三者が聞いてもわかるように簡潔にまとめておく必要があると思います。恐らくこの質問者は「心理学」に対して、偏見をもっているのではないかと思われます。そのような人は長い説明をしても、大方理解することはできないと思います。そのためにも、自分自身の言葉で第三者が聞いてもわかるように簡潔にまとめておく必要があると思います。

 

最近はこのようなイヤミな質問方法が横行しているようですね。面接官が全ての学問に精通しているわけではないし、結局はなぜ心理学を学んだかと尋ねられていると解釈して、「一言で心理学といっても多岐に渡り、私の専攻した心理学は実験を積み重ねて数値を分析するという極めて科学的なものです。また、心理学を志望した動機は〜うんぬん〜で、私に心理的な問題があるということではございません」と落ち着いて笑顔で答える。

 

質問内容を懐疑的に受け取って、逆に専攻科目の選択理由について漠然とした回答をすることは、あまり好ましくないと思います。「なぜ、心理学を専攻したのか?」といった問いかけであると解釈をして「心理的に問題がある/無い以前の問題として、興味を持った」とか「問題があると思い、それをきっかけに関心を持った。」と回答してみては、どうでしょうか。

 

この場合の「心理学」というのは狭い意味での「臨床」系の事をさしているのでしょうが、産業心理学、知覚心理学、学習心理学などでは、個人的なパーソナリティーの問題とはべつに、如何に作業効率を上げるか、どうしたら消費者に効果的に商品を認知してもらえるかなどの研究がなされているので、そういう面から切り返すこともできると思う。また、「心の問題」が最近クローズアップされてきている中での質問だとおもうが、確かに、自分の性格、短所を直したいとか、社会的な事件などから、心理学に興味を持ったりすることも有ると思う。個人的なパーソナリティの問題云々と言うよりも、率直に心理学に興味を持った経緯などをまとめておけば良いのでは?

 

「いえ、自分に問題があったわけでは無く、心理学といっても社会心理的な(動物としての人間の習性など)事柄に関心があったのでより深く学びたかったので勉強しました。」といった感じでしょうか。でも、実際いじめにあったとか登校拒否だったとか、問題があってそこから立ち直った人だったばあいには、そのまま立ち直った経緯とこれから学んで来たことをどう生かしていくかも含めて、答えてもいいかもしれないとおもいます。


 

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