人間関係研究法(心理学研究法) 2001年春

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R-003

なぜ研究法か

心理学の研究と目的

研究の方法

例:調査データ

調査事例1(分割表の独立性の検定:χ二乗検定)
(大学の広告と「受験ストレス」に関するアンケート結果の集計処理と統計的方法):

関数分析

観察・調査・実験

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K-311

統計的仮説の検定の基本的な考え方・帰無仮説・偶然確率

「統計的仮説の検定」の基本(二項検定)

例:PSEカード当て実験のデータを考える

まぐれあたりの分布(偶然分布)

危険率

帰無仮説

偶然確率

二項分布

危険率

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R-003

統計的仮説の検定と二種類の過誤

例:「だれが狂気をみわけるか」ローゼンハンの実験

診断に伴う危険とコスト

  • 第一種の過誤(α水準:あ(α)わてもののエラー)
  • 第二種の過誤(β水準:ぼ(β)んやりもののエラー)

第一種の過誤

第二種の過誤

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R-003

母集団と標本

データの中心化傾向と散らばり

(1)平均値と分散(標準偏差)

例:所持金調査データとサンプリング

母集団と標本

平均値

分散(標準偏差)

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R-003

母集団と標本:基本統計

例:「3歳児神話を覆す」調査データを検討する

統計数値データの読み方:数値だけでは正しいとも正しくないとも判断できない

  • 実験計画、調査法の重要性

quiz

○平均値と分散

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K-311

母集団と標本

データの中心化傾向とちらばり

(2)中央値・最瀕値・範囲その他

○第一種の過誤・第二種の過誤

交絡要因

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R-003

心理測定値の特徴

尺度の水準

標準偏差

基準化

信頼区間・標準誤差

平均値の性質・平均値の推定

尺度の水準

標準偏差

基準化

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R-003

基準化の事例(心理検査スコアーの決定: MPI)

平均値の推定

  • 平均値のサンプリング分布(平均値の標本分布または平均値の偶然分布)
  • 母平均値と標本平均値の関係
  • 母分散(または母標準偏差)と不偏分散の関係
  • 平均値の推定(区間推定は割愛)

平均値のサンプリング分布の4つの性質

標本分散と不偏分散

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R-003

二群の平均値の比較(1)独立な2群のデータの平均値の差の検定(いわゆるt検定)

(独立な2群の平均値の差の偶然分布)

平均値の差の(偶然)分布

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R-003

(1)独立な2群のデータの平均値の差の検定(いわゆるt検定)つづき

(資料(改訂版)配付)

検定の概念

帰無仮説:対立仮説:危険率:棄却臨界値:棄却域

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K-311

(1)独立な2群のデータの平均値の差の検定(いわゆるt検定)つづき(電算演習)

演習用データ資料配布

実験調査事例5「かゆみ感覚の実験データ」

実験調査事例6「ストレスについての認知理論のデータ」

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K-311

電算演習(つづき)

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R-003

演習(つづき)

二群の平均値の比較(2)データに「対応のある」場合の平均値の差の検定

(「対応のあるデータ」の平均値の偶然分布

ダイエットのデータ

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R-003

二群の平均値の比較(2)データに「対応のある」場合の平均値の差の検定

ラットの成績

心理的介入の効果

方法の選択(独立グループのデータか・対応データか)

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教室変更注意

(定期試験)ノート・配布資料・電卓持ち込み可

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二つの変数の関係

相関係数

関連性・条件間の差違を評価する一つの基準調査事例1のデータ(分割表の独立性の検定;χ二乗検定)

期待値・周辺度数・χ二乗分布分割表の独立性の検定(χ二乗検定)

演習問題-1(瞳の色と頭髪の色との関係)(配布プリント)
電算実習(分割表の独立性の検定 演習-2)

調査事例2(演習問題ー2)(アイゼンクのデータ:ユーゴスラビア調査)(ストレス・飲酒と病気の関係のデータ)(配布プリント)

調査事例3「心理行動特徴と病気の関係」(人格の類似性判断と罹病の種類の関係について:データは森本(1994)・関谷(1995))

電算実習(分割表の独立性の検定 演習-3)

(時間内に完成しなかったものは、演習問題ー1と2についてSPSSを使って必ず検定しておくこと)