障害援助における心理学的研究の意義
光と視覚系の基本的な構造
視知覚の成立過程
感覚知覚障害の援助には「保有している感覚を活用する」「他の感覚を活用する」方法が考えられる。最近、新しい感覚障害の援助として感覚代行技術が発展してきている。視覚障害の領域では、超音波によるエコーロケーションの原理を応用した「ソナー・エイド」(ソニック・ガイド)が実績をあげている。ソナーエイドを装着した研究や実践例は知覚心理学的にも興味深く、また、意義深いものである。
オリバー・サックス 色のない島へ 早川書房 1999
これらの測定方法の発達は次のような意義がある。
このような発達の状態が明らかになることによって、発達障害を適切に判定することができるようになること。人間のいろいろな能力の発達過程を知ることにより、障害があるばあいに適切な対応がとれるようになる。
早期感覚遮断・感覚遮断化実験
視知覚の成立条件・視野の機能による分類・眼球運動
「意識性」と閾値の定義
心理学史のなかの閾下知覚研究
現代的研究 注意と 前注意過程
閾値の定義・測定法による相違
まとめ:「知覚は行動のためのデッサンである」
知覚心理学の展開:社会の中の知覚心理学(新聞や雑誌にみられる関係職種)