統計的仮説の検定の基本的な考え方
条件間の比較:配布資料2(二群の平均値の比較)
平均値のサンプリング分布(標本平均値の偶然分布)
独立な二群の平均値の差の検定
二つの平均値の差の偶然分布 t分布(自由度と標準化)
(例題1)不安尺度得点とテストの成績
「Help ! 匿名student先生、教えて!」 「自由度はいくつじゃ?」「tに標準化してから使うんじゃぞ」
「おおかみ少年(少女)?にならんようにな」独立な二群の平均との差の検定(演習)
(例題1 つづき)
配布資料3 独立な二群の平均値の差の検定(計算手順書)
実験によって得られた平均値の差は(もし両群の母平均値に差がないとしたら)どの程度の確率で得られるのだろうか。この偶然確率が一定以下であれば両群の母平均値には(有意な)差がある、と判断する。この確率を求めるのには t 分布表を利用すればよい。
ステップ1(帰無仮説が正しいものとした場合の)平均値のサンプリング分布のちらばり(標準偏差値)を求める(公式1)
ステップ2 得られた平均値の差を(基準化された)t に変換する(公式2)
ステップ3 t 分布表を利用して 該当する自由度に対応する棄却臨界値を求める(通常はタイプIエラーの確率を両側0.05(5%)とする)
ステップ4 判定・結論
配布資料4 演習問題(SPSS実習)次回へ
配付資料4 電算実習
「対応づけられた」データおよび「くりかえし」のある実験データ
(配付資料 5)データに「対応がある」場合の平均値の差の検定:
「対応のあるデータ」の平均値の偶然分布
演習問題 事例(ダイエット法の比較・心理的介入の効果)
「平均値の差」:データの種類は以下の2種類
(1)独立な2グループのデータか (2)対応matchedまたは繰り返しrepeated のあるデータか:
(1)と(2)ではデータの自由度および平均値の差の偶然分布(サンプリング分布)の標準偏差が異なる
(配布資料)演習問題集 電算実習
対応のあるデータ・繰り返し実験データ例 演習問題集 電算実習
例題4・5 次回宿題
(前回宿題解題)(平均値の差の検定:まとめ)
クロス集計 独立性の検定 (配付資料)
分割表(自由度・期待値・観測値)、χ二乗統計量
独立性の検定(つづき)
確認事項(観察値・期待値・周辺度数・自由度・χ二乗分布)
(例題)「遊園地で迷子になった子供の数と血液型」
血液型性格分類はどのようにトンデモなのか
これらの問題について統計的観点・心理学的観点・倫理的観点から考察されている下記のサイトを参照されるとよいでしょう。http://www1.doshisha.ac.jp/~yshibana/etc/blood/archive/index.htm
血液型性格類型論と性格テストや性格心理学とはどこがちがうのか、また、どこが同根なのか、を良く考えてみるとゲンダイ心理学が内包している根本問題に気づくことになるでしょう。
心理学研究はどのような方法を必要としているのだろうか
統計学を利用した研究例
イメージ調査(実験)
心理測定値の特徴