人間科学方法論特別研究(心理学研究法) index_syllabus
統計的方法は実証的な方法によって得られたデータを集約し評価する基準の一つである。自分の研究成果を発表したり、他の研究を適切に評価するためには、統計学の基礎的な知識は不可欠のものである。心理学的研究においても統計的手法は多用されているが、心理学にあらわれるデータの特質をよく理解・判断した上で、統計的手法を利用すべきである。
テキスト(1)は心理学において現れる典型的なデータ例をとりあつかっているので、おおむねこれに準拠して授業を行う。このコースは入門レベルなので、数理統計学の基礎を学習済みの学生は受講する必要はありません。
(なお受講者の予備知識によって内容を変更することがあります。)
なお、統計学の学習方法はパーソナルコンピュータと統計パッケージソフトウエアを手軽に利用できるようになったことで大きく変化しています。ソフトウエアで演習を行いながら講義をすすめますので、計算の負担はほとんどありませんが、一度は「手で計算」してみることが不可欠だと思います。
講義予定