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2002/4/30(火)ソフトウエア

午後から学部研究法。今日は調査研究デザインの話。連休の谷間で出席は2/3程度。せっかく出席していても1/3程度は緊張感に欠ける様子だった。早めに切り上げる。つづいて大学院・適応学。今日から演習形式で。つづいて、大学院方法論。相関係数の復習と後半SPSSで「検算」。パソコン実習で毎年おもうことなのだが、SPSSは大学のパソコンにはたいていインストールしてある(たぶん院生室のパソコンも同様だと思う)のでかなり自由に使うことができる。ただ、どうしても個人のパソコンでも使いたいという要望がでる。いまのところ契約校なので、学生はアカデミックディスカウントを受けることができるのだが、それでもかなりな負担であることにかわりはない。私は特に SPSSを教えたいわけではないので、学生にとって統計処理とSPSSが同等の意味合いをもつようになってしまうことを危惧している。ちょうど、MSオフィスがパソコンであると「勘違い」するようなカリキュラムにはしたくない、という情報処理関係の教員の考えと同じである。

で、考え方をきちんと話して、フリーソフト(「R」などがよさそうだ)を使うことを検討しているのだが、手近な便利さにたよってしまいそうである。


2002/4/29(月)サイトの整理

週末にホームページの整理をした。いろいろ試しているが、一応、表紙のページ、次をサイトマップ(総合目次・インデックス)のページにして、基本的にこのサイトマップを基準にして「出入り」するようにしてみた。ほんとうはフレーム形式にして目次をナビゲーション画面に常に表示するようにすると全体を見渡すことができて便利なのだが、リンクの不便がありそうなので、従来通りの形式にした。

今日はこちらも更新したのでPDA に興味のある方はこちらへどうぞ。


2002/4/26(金)銀行

合併トラブルを引き起こしている銀行を利用している。この騒動がきっかけになって古い通帳などを整理しようと思いたち、いくつかの銀行に解約手続きにいってきた。もう長期間取引のない古い口座ではあるが、いまはほとんどの銀行が合併されて通帳に書かれた銀行名はもう存在していない。銀行は変わらないものの代名詞のようだったのが、今は昔である。

古い通帳でしかも印鑑も無くしてしまったものがあるなど面倒な仕事だったが、いくつかの銀行で窓口の対応に違いが見られた。通帳は3通で、2通はみずほ銀行に合併になった二行それぞれの通帳で、一通は三井住友銀行に合併になる前の通帳だった。旧富士銀行、旧三井銀行は窓口の担当者はめんどうがらずにてきぱきと処理してくれた。最後は、現在振り込みなどで利用している旧第一勧銀の通帳。ここの対応は慇懃でぞんざいなものだった。最初に対応した人は問題なかったのだが、次の窓口で出てきた人がいかにも管理職やってました、という感じの中年男性に当たったのがまずかった。結局ここの手続きは未完了になってしまった。トラブルも必然という感じがしたものだ。これにはいろいろ考えさせられた。先日旅行の手配で旅行会社に出向いたのだが、このときにも「中年男性」窓口にあたってしまい、最初は同情的に私も接したのであるが、ホンマに手続きこれで大丈夫かいな、と感じていたのである。人のふりみて、、、、である。


2002/4/25(木)新型CLIE

午前中の知覚心理学はWHOによる「障害の概念」について解説し、心理学のなしうる「援助」の領域を明らかにした。つづいて、開眼手術後の視覚形成過程のビデオ。このような「応用」の明瞭な分野では基礎的な研究の意義を強調することがきるし、理解しやすいものと思う。

ゼミは卒論紹介。次回もう一度卒論紹介をしてからテキスト演習の予定。社会的に実体のある対象との接点を意識していさえすればどのようなテーマでも勉強や研究に値するだろうというような話をした。つづいて卒論相談は今日は2名。

昼休みに談話室でA先生にCLIE とBluetoothの携帯電話をみせびらかしていたら、非常勤のT氏が途中から加わり、ちょっとしたオタク談義で盛り上がる。しかも、T氏は新型折り畳み式CLIEとBluetoothのカード、Bluetoothインターフェースつきの「どっちーも」を持っておられた。新型CLIEは実際に手に取ってみると見かけほど大きくもないし、重くもない。スクリーンが大きく、きれいなのはすばらしい。デザインも細部にわたりよく手が入れられている。あの画面サイズであれば本来のPDAの用途に加えて、「インフォキャリー」のような情報ビューワーとしての用途も実用的であると思う。


2002/4/24(水)会議

午後からいろいろな会議。一つは今年度の学内研究の打ち合わせ。これまでに始めるきっかけがつかめなかった(少々古い用語でいえば)「プログラム学習」に関する調査・研究を実行する機会にめぐまれそうである。つづいて定例の会議が二つ。最後の会議はかなり長時間におよぶものだったが、委員長の老練な司会進行と意見を求められた方々の語彙豊富な報告を聞くことができていろいろベンキョウになった。すべてほめ言葉なのであるが、けっして皮肉な表現をとらず、きちんと問題点が指摘されていた。この会議では私などは「若手」になってしまう。このような語彙と話法には文化財的な価値があるとさえ思ってしまった。


2002/4/23(火)新しいテーマ

学部の研究法は実験的研究の例としてローゼンハンの病院潜入実験を取り上げた。ちょっと派手すぎる話題かもしれないと毎年思うのではあるが、事例のおもしろさと提議される問題の大きさの方が上回ると感じているため。

院・方法論は相関係数。ことしは履修者が7名+αで、どの程度の進度でいけるかまだ把握できない。院生といえどもやっていないことはやっていないわけで、そうすると、やるべきことはやはりやらなければならないだろう。って、ドリルや計算練習をやってみる、ということなんですが。

講義の合間の秋時間に談話室でK学部のM先生に話しかけられた。M先生の分野でも(私には予想外なことだったのだが)統計的な手法が多用されるようになってきて、学部の頃にまったくその種の研究法の講義がなかったので、勉強を始めたいとのことだった。講義に出席したいと言われるので、恐縮してしまった。しかし、院の方法論の時間は都合が悪いということで、僭越な振る舞いではあるのだが入門用のテキストを紹介した。新しい分野を探索していく時のわくわくとした興奮を思い起こす。


2002/4/20(土)Bluetooth

cLIE T600CというPalm互換機にBluetoothインターフェースを追加して、携帯もauのBluetooth機能を内蔵しているC413Sというのを新規契約して使ってみた。いまのところ携帯ではこの機種だけ(PHSだとドコモのがあったかもしれない)。モデル末期らしく新規契約はなんと100円。一方マイクロスティックのBluetoothカードは19000円、となんともちぐはぐとした印象だ。企画が発表されてからなかなか普及しないのもこのあたりの戦略不足があるのだろう。ただ、PDAなどではアダプターも小さくて、なによりも消費電力が小さいことが有利で、これなら内蔵型もすぐに実現しそうだ。しかし、通信インフラもまだまだどのような方向で進むのかまだまだはっきりしない。

ワイヤレスならではで、使い勝手は良好である。しかし、ちいさいマイクロスティックカードを紛失しそうなのと、携帯C413S側をBluetoothモードに切り換えなければいけない、という点がやや不便。

auのパケット通信では1パケット(128バイト)が0.1円なのでメール用途では費用はたいしたことはないと思う。しかし、ウエッブサイトを見るような用途ではちょっとあとが怖い。


2002/4/18(木)講義2週目・卒論の「重さ」

知覚心理学は「モリヌークス問題」から、知覚の研究法の話。毎年講義では「発達的方法」と「病理的方法」によって話をすすめていくのがよいのではないかと考えている。これに「応用的」な側面もできるだけ話題に取り上げている。学部の講義は「入門」という性格をもつので、ある程度「結果」を重視した話になっている。これに研究プロセスをわかりやすく話すことができれば理想的な構成になると思う。

午後からゼミと卒論。ゼミの学生は興味は多様であるから、いろいろな分野の「心理測定」を学ぶ、という構成で進めている。ここ数回は、これからの1年半ないし2年弱に達成すべき具体的な「仕事量」を、モデルになりうる卒論をとりあげて話すことにしている。

研究プロトコール(研究計画書、3年次の後半から4年次初め)とそれにもとづいて完成された卒論を手にとって、これから実行すべき課題を実感してもらう。今年は昨年のYさんの卒論がこのモデルにぴったりであった。よくまとまったプロトコールと適度な長さの論文である。これを「持ってみる」ことで卒論課題は未知のとてつもない課題ではないことを実感することができるのではないかと思う。

卒論指導は今年はしばらくの間3グループ毎に日程をわけて実施することにした。今日は最初のグループで4名。テーマについて、それぞれ考え準備している様子をうかがうことができる。このような準備状態だとアドバイスも具体的にできるので「生産的」だ。4名だと話がしやすい様子もあって、コメントや質問もしやすいようだった。


2002/4/17(水)成果・おかめはちもく

午後から会議三つ。会議運営については、一般論だが、予備会議というか調整会議をすましておくほうが「能率的」だと思うのだが、全体としての時間は結局同じだけかかるだけなのかもしれない。

会議の合間に院生のT君がやってきて、分担執筆した本が出版されたとの報告。いくつか気になるところもあったが、成果が出始めたということで、喜ばしいことだ。おめでとう。

会議終了後、明日の講義の準備でパワーポイントのファイルを整理していたところ、おおきなファイルフォルダーを移動中にハングアップしてしまった。USBのZipとおなじくUSBのPCMCIAカードリーダ間のコピーという(偏見かもしれないがどうも危なっかしい組み合わせではあるのだが)。以前、Zipドライブでファイル消失の危険があるとかいわれていたので、ヒヤリとしたが、再起動後、ファイルを手動で移動してバックアップ終了。

校門をでたときはなまあたたかなしめった空気だったが、自由が丘への坂道をのぼっていくにつれて冷たい空気にかわっていく。あたたかな空気と冷たい空気の前線のきわを歩いたような感じがした。バスにのり水戸駅についたころにはにわか雨になった。

帰りのフレッシュひたちでちょうど院生のyさんといっしょになった。いろいろ進路についての悩みがある様子だった。なんの助けにもならないのだが、端からは、いまの道に将来を見いだすことが良いように見えるのであるが。いろいろ夢見がちになるのは学ぶものにとって青春の特権であるし、義務でさえあるとは思うのだけど。路傍の石(談)。


2002/4/15(月)実験実習開始・バス

実験実習は今週からグループ別に進行。今日は初回のグループで、実験実習1は昨年と同じで「カテゴリー弁別」(プロトタイプ仮説)の実験。実験実習2は昨年と順序をかえて「SD法と因子分析」をテーマにした。刺激は昨年より嗅覚刺激(香料)。実験実習1ではパソコンを一台急遽追加したが、セットアップなどでぎりぎりのタイミングだった。実験は問題なく終了したのだが、実験後の実験データの入力順序を間違えてインストラクションしてしまいこれの訂正が必要になった。SD法の実験については、ことしは各グループ7名前後なので刺激は1セットで十分まにあいそうだ。こちらの内容を消化するには2回ではちょっと時間不足なのだが、プリント配布資料で補うしかない。手法をなぞっておけばなにかの必要の時には想起されることもあるだろう。SD法を春にまわしたのは今年のゼミでは心理測定法をテーマにしていろいろな分野の話をしていこう、と考えているからである。

例年、月曜の実験終了後のこの時間はバスをまっている学生が多いのだが、今日は特に学期はじめということと、履修登録の手続きの日でもあったようすで、普段の数倍の行列だった。新学部の学生の増加分でこんなにちがうものだろうか。せっかく、茨城交通とJRの二系統のバスが運行しているのだが、定期や回数券が共通でないために混雑緩和と利便性に役立っていない。競争はかならずしもユーザーに有利なわけではない、という例だろうか(シロート的には共通定期・回数券をだしてくれるのが良いようにも想うのだが、それでも談合や独占状態よりはマシなのかもしれない)。


2002/4/14(日)Clie T600

今週末にまたまたPalmの機種変更をした。今回はClie T600。PDAはいろいろ使ってみたのだが、私にとっては使い慣れているせいもありPalm互換機が結局一番使いやすい。ただPalmのオリジナル画面では漢字表示に不満足だった。CLIEはその点は合格点で、液晶もみやすくきれい。ただしフォントはもうすこしなんとかならんのかと思う。メモリースティックタイプの通信カードがあれば満点なのだが。

新しいキイボード付きClieはやはり大きすぎるが、画面は広くて便利そうだ。視線の移動をともなう小型キイボードはそれほど使いやすくないのではないかと思う。いまのところ入力はグラフティとPOBOXで非常に快適である。たぶんTシリーズもOS-5への移行とともに画面が拡大されることになるのだろう。

機種変更といえば、先日フレッシュひたち号でヒューレットパッカードのLX100を大切につかっている若めの中年の人をみかけた。メモ類でふくらんだ、つかいこまれた純正革ケースに入れてあって、いろいろな日常的なメモ類の入力をされていたようだ。私もHP LX100/200をつかっていたことがあるので、なつかしさとともにこんなに長く使っている人がいることに感心した。PDA漂泊の旅にでてしまったわたしにはとうていまねのできないことだ。


2002/4/13(土)退職記念パーティ

y先生が昨年度で定年退職されたので、夕刻より水戸三の丸ホテルで送迎のパーティ。ゼミの卒業生や院生が主催でなかなか盛会だった。y先生は赴任されてから12年間同僚というよりは先生としてのおつきあいだったように思う。実験心理学の良い伝統を残されたと感じていて、そのことの意味と感謝をこめて「実験心理学マインドを残された」と挨拶のなかで述べさせてもらった。

y先生のご挨拶の中で、先生が若かりしころ、始めての学会発表で当時の「重鎮」先生方に大変ほめられたことがあって、「有頂天になっていたとき」の話をされた。そのとき、y先生の先生のY先生(ややこしい)が「y君、ひとかけらの研究発表で有頂天になっていてはいかんぞ」と「注意」されたのだそうだ。「謙虚であれ、ということを諭されたのだと思い至り」「その後の研究生活では常にこの言葉を忘れることはなかった」、という意味の話をされた。

このような話は昔の職人の教育を思いおこさせるものでもあるが、このように若い人を諭すことのできる先生というのも今は少ないのではないだろうか。なにしろ今日では「ほめて育てる」のがよいらしいし、このような「矜持と諦観」をこめた生き方というのは古風なものにうつるのかもしれない。

それはともかく、ひさしぶりに卒業生諸君の顔を見ることができた。卒業年度はさまざまだが、社会人として立派になった様子で、きれいになった人が多かったなあ(と言うとハラスメントにあたるのだろうか)。

お開きのあと、比較的最近卒業した学生7名ほどでスターバックスで「昔」話をした。話をしていると当時のことがあれこれ鮮明に思い出される。何人かの卒業生から「若返りましたねえ」と言われて返答にこまる。社会の中で成長している人に較べると、「成長しない、どころか、退行している」のではないかと思う、と答えたが、たぶんそれがあたっているのだろう。


2002/4/10(水)Bフレッツ・メディアプレイヤー

午後から会議ひとつ。

8MB ADSLをあきらめていたところ、NTTの「Bフレッツ」サービスの提供地域になったとのちらしが入っていた。料金はやや高くなるがこちらに切り換えるか。NTTはなるべくなら遠慮しておきたいのだが。ただ、いまのところマンション管理組合からの一括申しこみが優先されているらしい。16ユーザが集まれば割引料金になるらしい。住んでいる集合住宅はおよそ80世帯。16家族はまだちょっと無理かなあ。

明日の授業でつかうビデオ(ビデオからデジタル化してCDーRに入れたもの)を新しいホワイトボックス(GigaByte, Celeron 1GA)で再生(メディアプレイヤー)してみたところ、音声チャンネルが早口言葉状態。他のパソコンでは問題なく再生されているので、ドライバーの問題だろうか。ホワイトボックスなので「自己責任」とはいえ、Windowsな器械ではいろいろ予期しないことが起こって少々腹立たしい。昨年はこのCDの再生でトラブルがあった。音源ボードの音声ボリュームを上げると映像信号にものすごいノイズがのる、というものだった。明日は気をつけること。

さくらもち状態の八重桜(向かいに見えるのは旧本部棟)。ことしは八重桜の開花も早い。ただし、昨日今日と花冷え。


2002/4/9(火)授業開始

今日から授業開始。午後から学部研究法、院・適応学、院・方法論と昨年とほぼ同じ時間割り。コマ数は昨年と同じだが、6限のコマがなくなったので気分的にだいぶちがう。適応学は2名なので演習形式にすることに。方法論は8名なので講義・演習形式で因子分析の基礎について話をすることにした。学部の研究法はことしは医学的な実験デザインを参考にして「介入」効果の検出法の話を大幅にとりいれていくつもりである。

授業開始そうそうでなになんですが、最近買った趣味の本二冊。

一冊は料理の本で土井喜晴氏「日本の家庭料理独習書」(高橋書店、2001)。土井氏の料理番組を始めてみたときには先代と話し方・声の調子がそっくりで、親の七光りか、とも思っていたのだが、その後ときどきかれの料理番組を見るにつれて、この人はほんとうに料理がすきなんだなあ、と感ずるようになった。始めて一人暮らしを始めた人は料理の腕をみがいておくとよいのではないかと思う。

あと一冊は「快適スイミング研究会、長くゆっくり泳ぐには」(学研、2001)という水泳の教練本である。プール通いをはじめて、もっぱら水中歩行7と水泳3くらいの割合でやっているのだが、この本を読んで、逆に、水泳7歩行3くらいまでもっていけるかもしれない、と思うようになった。これまで我流のクロールや平泳ぎをしていたが、この本の主張は一般の人に競泳式の泳ぎ方を教えるのは間違っている、運動と楽しみのためにはある程度長く泳げることが必要で、これには「2ビート・キャッチアップ」式のクロールが適している、というものである。これはスケールは別次元としても基本的な部分はイアン・ソープの泳ぎ方に近いものなのだそうだ。

基本的な食と適度な運動、あと知的な刺激があれば、理想的な学生生活を送ることができるでしょう。とくに環境変化でなんとなく気分が晴れない、というようなばあいには軽い運動で汗をながすことが有効だ、という説もあるようです。


2002/4/5(金)アドバイザリー制度

午前中「アドバイザリー」で入学したばかりの一年生12名に会う。アドバイザリー制度は「クラス担任」よりもゆるやかな制度でほぼ全教員が分担する。いろいろな質問や相談の「最初の窓口」に、ということで最近始まったものである。ただ、実際には、私よりも年齢の近い準備室のOさんの方がなにかと話しやすいだろうと考えて紹介しておいた。

大学生活はひとによっては大きな環境変化があるし、とまどうことも多いことだろう。私自身振り返ってみても身近な生活のことなど非常にとまどった経験もある。今日は顔合わせということだったが、ついついはやくも卒業後の将来の話をしてしまった。大学は4年間だが、就職活動などを考えると実質的な準備期間は3年弱である。この間に基礎的な知識を身につけておくことができるかどうかが非常に大切だと思う。語学・コンピュータ・一般常識に習熟してほしいと思う。将来「専門」を生かしたいと考えている人はなおさらで、この部分があやふやであることによって、希望を実現できない、ということが多いのである。ようするに、現代版の「読み書きそろばん」については、「評判」になっている「反復学習」を実行して、勉強も肉体労働であることを実感してみるのもよいと思う。(単に知っている、ということでなく)基本的な知識に習熟していることが将来の宝物になるのだと思う。

国によっては18歳は「成人」である。社会的にもオトナの振る舞いをしてほしい。それが結局は自分を助け、仲間を助けることになるのだと思う。また、大学というものは学生・教員双方が学問に関わって始めて成立するものであるから、お互いにそのように接したいものだ、というような話をした。


2002/4/3(水)新年度・入学式

学部と大学院の入学式。午後から実習関係の打ち合わせ連絡会と会議がひとつ。

中庭の桜ははやくも散り始めている。しかし、新本部棟前にはこんな花が満開だ。

かえりのフレッシュひたちの窓からみた桜山公園。春の酔夢の心象風景、ではなく、単なるカメラぶれ。最近はADSL回線も普及してきているので、写真をのせてもそれほど「重く」はないかもしれない、ということで写真2枚。

卒業生諸君。新しい環境で健闘を祈っています。



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