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2002/10/31(木)CLIE

学園祭の関係で月曜日が休みだったので、講義の終わる木曜日がくるのが非常に早かった。卒論関係のプログラムを書いていたりしたこともありなおさら。きょうは卒論実験でつかうタキスト・スコープのセットをした。幸い、不調のところはないようだ。

リース切れにともなって新しいPC(Dell Dimension )が3セット納品されてきた。一緒にリースしたゼロックスのインクジェットプリンターのボディが巨大なことに驚く。A3対応だとやはりこのサイズになるのかもしれない。設置面積は普通のコピー機と同じほどになる。

きょうはこちらを更新。新しいCLIEのインプレッション。


2002/10/28(月)「投訴」

今日は学園祭の後かたづけということで大学は休み。昨日の補選はわが選挙区の投票率はなんと24.1%ということだった。棄権者を含めた当選者の「得票率」の推定は難しいが、仮に「拒否率」と考えると、最悪ケースでは当選者の得票率はわずか11%ということになる。ともかく我が選挙区はまさに「夜明け前」の状態である。

東京新聞「こちら特報部」はほぼ一面ほどの紙面を割いている。今日は「コンシューマー・フィードバック・オンラインCFOL」(NPO法人、消費者情報交流協会、代表出口幸一氏「インターネットプランナー」)が紹介されていた。これは消費者と企業の「話し合いの場」を公の監視のもとにもうけようということらしい。対象企業は「お金を払って物やサービスを売る分野すべて」で「医療機関、個人商店なども含む」。

消費者側からのクレームや苦情は「匿名不可」で、発言者に対して一定の責任を求めている。これによって、一方的な誹謗・中傷をさける一方で、参加企業側の回答も公開されるので「企業側の姿勢が分かる。企業の努力も比較できる」。企業としては苦情やクレームは非常に重要な情報であるから、このサイトへ参加する利益がある。これらのやりとりは「投訴」というキイワードで表現されている。

ちょうど大学でも「自己点検」作業の一貫として「授業アンケート」が実施される。これは匿名のアンケートである。個人的に行ったこれまでの数年間の仮実施の経験ではそれほど無責任な結果にはならないとは思うが、「教育」ということの本筋からしてこのような一方的なやりとりのみではなく、CFOLの大学版を考えて、あわせて実施することが大学本来のサービスを実現することにつながるのではないだろうか。(ただ、やはり一消費者は弱い立場にあるわけで、このサイトでの法的責任や保護の問題はどのようになっているのかはよく検討してみる必要がある。)

また、大学のこの種のアンケートでは、個々の授業を対象にしている。もちろんこれが最小の構成単位であるから当然ではある。しかし、大学のサービスは個々の授業が積み重なったカリキュラム総体でサービスを提供しようとしている、という事を忘れてはならない。本学での実施プランにもこの視点がまったく欠けているように思える。


2002/10/23(水)学会会場での小トラブル

先日の学会で散見した小トラブル。

このような意味ではOHPがやはり安全と言えるだろうか。でも直前まで準備できるのはやはり便利だ(って、あらかじめちゃんと準備するべきです)。学会会場では「ビジネスセンター」的なサービスがあると安心なんだけど、というのは締め切りぎりぎり症候群者の願望。

今日は午前中からなんと会議が6つ。このうちある会議が記憶に残るかぎりで最長だった。結局一つは延期、一つは欠席。

昼休み、新しいSonyのCLIEをA先生にみせびらかす。A先生のコメントは「まあ酒も、たばこもやらないわけだし(これくらいの道楽は)いいんじゃない?」というものだった。


2002/10/22(火)学会・土産話

先週末は「法と心理学会」第三回大会(神戸学院大学)に出席してきた。まだ新しく比較的小規模な学会であるが、弁護士など法律関係者の会員も多くて「普通」の学会とはだいぶ雰囲気が違うが、異分野交流によりいろいろ刺激を受けた。心理学関係者の研究領域はほとんどが「記憶」で、裁判などで争点になることがある「目撃証言」の分野の研究者が中心である。今回は卒業生のYさんと共同の罪や罰についての心理尺度構成についての発表をした。「社会の中の心理学」は私にとって関心のあるところで、この分野はまさに社会の中で人間の特質や利害が衝突している現実に接するものだと言える。

すでに「目撃証言」をめぐっては「心理鑑定」が行われるようなケースもでてきている。しかし、現在の「記憶」研究は寄与する点もたしかに大きいが、解決しなければならない基本的な問題も存在している。こればかりではなく、法哲学に関するものや、法社会学の分野にも心理学的な研究が可能であると思う。とくに、「心理」に関する法的概念は心理学者もよく検討してみる価値があるのではないかと感じている。「どこにでも現れる」とあだ名されている某氏に会場で「この学会で(私に)会うとは思わなかった」と言われてしまったのであるが。

帰りの新幹線でとなりの席にある女優の方(はじめは全く気がつかなかったのだが、話をするうちに、たぶんちょっと前の朝の連続テレビに出演されていたことに気がついた)に「お茶」と新神戸で買った「鯛めし」弁当のことで話しかけられた。それがきっかけになって、いろいろたべものの話をした。東京風の「きっぷのよい」気さくな態度で、すこしも気取ったところのない方だった。しかし、顔ははっきりと「認知」しているのであるが、名前がわからないので、そのことを言うべきかどうしようか迷っていた。各地のたべものに興味があるということで、共通に行ったことのある店もあって、その話をひとしきり。

、というようなわけで会う人ごとに学会の話よりもこの幸運な偶然の話をしてしまうのでありました。

新幹線に乗るのもずいぶん久しぶりだった。往復とも「のぞみ」だったが、行きは700系、帰りは500系だった。さすがに新しい700系はスムーズで安定している。以前の新幹線はかなり揺れていたので技術の進歩を感じた。


2002/10/18(金)Starsuite6.0

昨日広報関係の委員会から広報誌の記事のために学生を紹介してほしいとの依頼があった。あわせて、基礎系心理学のイメージを一般の人にわかりやすく説明するにはどうすればよいでしょう?という問い合わせがあった。さっそく「実用系文学部」「実学系心理学」と説明してみたのだが、もうすこし具体的な内容の説明が必要かなあ。いまなら、たとえば、「カーネマンの研究のような」とも言えるかもしれないが、「あれって経済学では?」となりそうでもある。でも島津製作所の田中氏の受賞分野もたしか「専門分野」とは異なっていたわけだし、ノーベル賞の威光によって、そんなことどうだってよいのではないかと、ならんものか。

今週発売のアサヒパソコン誌に「MSオフィス」の代替ソフトの特集があった。ちょっと前にSunのStarsuite 6.0を買っていたのでタイムリーだった。以前は「代替ソフト」はほとんどビジネスにならなかったが、StarSuite6.0はかなりシンプルで「脱オフィス」の可能性を実感できる。(本当は完全フリー版をつかうのが筋なのだが、ソースネクスト版9800円)。今後ともファイル互換性を維持するという意思が明確になればさらに可能性は高まると思う。動向は不透明なようだが、StarsuiteはむしろMacの世界が必要としているのではないかと思う。こうなれば「脱MS」はかなり現実味をおびてくるようにも思うのだが。


2002/10/14(月)代休・実用系

ハッピーマンデー(って名付けたやつ前へ)なのにハッピーマンデー対策のため今日は通常授業。午後から連絡会議一つと実験実習1と2。教員談話室でやはり「休日出勤」のA先生と、このような変則的な日程になっているのだが、「祝日は通常授業ではなく公開講座などをやるほうが、大学の祝日らしいのになあ」と。

愚一記さんのところは新しい学部がスタートするとのことだ。規模はともかく、名称はこちらの大学とちょっと似ている。「実用系文学部」ってわかりやすい表現かもしれない。「実用系心理学」とか「実学系社会学」とか。今後なにかと拝借させていただきます。


002/10/11(金)念のため

昨日テレビで「国立オリンピック記念代々木青少年総合センター」の浴槽から基準値を超えるレジネオラ菌が検出されたとのニュースを知る。9月17日のゼミ合宿の宿舎だ。ホームページには9月下旬からの滞在者に連絡して聞き取り調査をしていると書いてあった。われわれが泊まった期間は調査対象には該当してはいないが、一応合宿参加者に電話とメールで連絡をとった。

「潜伏期」は一週間前後らしい。合宿後5日ごろ、発熱と風邪症状があったと連絡してきた学生が一人あった。医者にはいかず、抗生物質と解熱剤で一週間ほどで治って、現在はなんともないとのことだった。

夕方までに連絡のとれた学生(3年生)で分かった範囲では、まったく平気だった人が2名、合宿後体調をくずした人が3名、合宿前後とも調子悪いという学生が一人、とあまり芳しくない。先の一名以外の症状はいまのところくわしい連絡がないのでわからないが、もし、発熱・だるさ・風邪のような症状が続いている人は念のため病院で診察してもらってください。準備室のOさんに大学の保健センターに問い合わせてもらったところ、若い人であれば抵抗力があるので現在症状がでていなければ心配ないでしょう、とのことだったのでまずは大丈夫とは思うが。

さきほど研修センターのホームページをみたところ、検査結果が掲載されていた。http://www.nyc.go.jp/index.html

検査日10月3日。10月11日に検査結果が確定。大浴室3が120CFU/100mlで基準値を上まわっていた。大浴場4は10CFU/100mlで基準値ぎりぎり。水質基準値は10CFU/100ml。9月17日にはどの浴室が使われていたのか、また水質についても不明。大浴室3の方がリスクがあるが、この日男女のどちらに指定されていたのかはわかりません。B棟1階の浴室への入り口側から見て、左から右へ浴室4,浴室3,浴室2、浴室1とならんでいる。B棟一階の地図はhttp://www.nyc.go.jp/users/d6-6.html


2002/10/10(木)「ノーベル経済学賞」

ちょっとまだ蒸し暑い感じも残っているが、さわやかな天気、昨年までは「体育の日」、というかたしか東京オリンピック開会式の日で、晴天の「特異日」としてこの日が選ばれたと記憶しているが(ほんとうか)。

午前中、知覚心理学は「痛み」の単元の最後の話題で、ゲートコントロール理論・幻肢痛・幻肢痛の疑似体験実験・そのほか特殊な痛み感覚の話。次は関連した話題で「情動の知覚」理論の単元へ。卒論相談は今日は第2グループの3名+1。ちょっと動きおそいのではないかと。つづいてゼミは「研究プロトコール」の説明。一昨年度よりこれをゼミ後期の課題にしている。短いものだが、それだけに研究目的や方法など明瞭に考えていないとほとんど読むに耐えない物になる。短い文章ほど逆に「内容」があらわになるようで難しいしこわいものだ。「空想」は楽しいが、プロトコールをまとめながら現実的に考えることも大切だ。

カーネマンにノーベル経済学賞。心理学では選択行動の研究で有名であったから、経済学賞は名称の点でやや意外だったが、経済学のもっとも基本的な考え方に影響を与えるものであることが認められたということだろう。同じテーマの研究ではたとえばRachlinのような行動的な研究や「行動経済学」もカーネマン達の研究に匹敵すると思うが、カーネマン達の認知的理論の方が経済学理論になじみやすく、体系化において一歩先行した、ということだろうか。

他方、「経済学賞」を受賞したということで、一般の人々はこのような研究は経済学の研究分野であると認識するようになるかもしれない。これが純粋に心理学の研究分野なのだという「認知」を遠ざけてしまう「副作用」もあるかもしれないなあ。


2002/10/9(水)all-in-one

自宅のプリンター(Hewlett Packard deskJet)を同じくHewlett Packard のpsc 2150 all-in-oneというプリンター・スキャナー・コピー・メモリーカードリーダの複合機に買い換えた。単体でコピーがとれるのと、4種類のメモリーカードに対応しているのでなにかと便利。DeskJetの上にスキャナーを乗せた形状で、プリンター単体と比べるとかさばるものの全体としては比較的コンパクトな仕上がりになっている。複合機はどうもそれぞれの機能が中途半端という印象をもっていたが、2150ではそのような感じはしない。技術的にかなり「枯れた」状態ではむしろメリットが大きい。そのほか、接続ケーブルとACコードがそれぞれ一本ですむのは各種のACアダプターや配線でこんがらがっている状態を少しは改善することができるのは意外な効用だった。この調子でHDDなどの外部記憶系にもall-in-one製品があると便利かもしれない。

ただ、このドライバーがPowerBook G4/400(OS9.1)だとちょっと不具合があって、USB接続したまま立ち上げると>mac-bootしないと立ち上がらない。これ以外にはなんの問題もなく、正常に動作する。この「不具合」はドライバーを削除すると正常になるし、再現性がある。ただし、iBook 600(OS9.2)だと全く問題ないのでOSをアップデートすればよいのかもしれない。アップルのサイトに行くがアップデータをダウンロードできない。

午後から会議ひとつ。


2002/10/8(火)新幹線

旅行の手配の下調べでWebサイトを見ていたら、最近は新幹線を利用する機会がなかったので知らなかったが、いろいろ新しいサービスがあるようだ。

オフィスシートというネイミングのセンスは?だが、4列シートでノートパソコン用の電源と大きめのテーブルを備えた便利そうな座席も選べるようになっていて(有料?)いろいろ選択肢できるようになってきている。車内のLANサービスまだ始まっていないようだが、はこちらはかなり需要があるのではないかと思う。

JR西日本のWebサイトに、笑える(笑えない)広告。「(JR西日本のひかりレイルスターには)愛煙家に 空気清浄器付き喫煙車(2・5・6号車) 喫煙車両には空気清浄器を設置。空気のきれいな車内で、快適にお過ごしいただけます。」

「愛煙家」という表現はやめるべきで、米国でのたばこ訴訟から連想するに、喫煙を暗に容認したということで訴えられて敗訴するかもしれない? また、極端なことを言えばこの空気清浄機の費用はたばこをすわない人も負担していることになるのではないかと。

学部研究法は「二群の平均値の差の検定」へ。今日は「超解チャート式プリント」を配布して概念的な説明。説明のために創作する事例によって理解の様子が変化する。ほんとはどれでも同じ構造なのだが。受講者人数分のプリントを用意してもらっていたのだが、どういうわけか不足。大学院の方法論は先週休んだので二項分布の復習をしてから同じく「二群の平均値の差の検定」へ。


2002/10/7(月)実習

実験実習1,2とも第2グループのサイクルへ。実験実習1のほうは先のグループの実施状況から刺激数を半分にしたところ時間配分は良くなった。実習2は一コマのため、実習は余裕をもって終了するが、少々中途半端な時間が残ってしまった。

午前中に学会参加の旅行の手配で旅行会社へ。新しい学会で「法と心理学会」という名称である。国内旅行でもやや割安の「フリープラン」があるのだが、新幹線は大阪まで、とか、二人以上とかいろいろ制約が多い。あらためて、国内旅行はけっこう高いものだと思う。近場の海外旅行の方が安いくらいだ。これなら学会は海外のホテルに会場をかりて実施するほうが安上がりかもしれない(って、ありえないか)。


2002/10/6(日)進学

高校の教員の方(?)のWeb日記(「教壇のアルルカン」http://www.enpitu.ne.jp/usr8/80220/diary.html)に、受験の話題がかかれていた。

(1)推薦入試でほぼ確実に進学先を選ぶことができるようになっているのだが、どこを選択すべきなのか決め手に欠けて困っている生徒が多い

(2)しかし、学科の意味内容が良く理解できないために最初から考慮されない学科も多く、また、最近特に「抽象的な学科が増え、それが既存の学科とどう違うのか、新しい特色は何なのか、また、そこを卒業した後にどういう未来が開け得るのか」がほとんど分からない

(3)「学科名を変更する大学がよくあるけれど、あれは一体、どういうことなのかわからない。教える内容が一新されるということもあるだろうけれど、なんだか耳に聞こえがいい名前に変わっている感じがする」

(4)このため「現場の私達だって生徒の質問に正確に答えられないことが多いほど多様化していて、学科名から内容を想像するのが難しくなってきている」

これらうちいくつかは私たちの大学にもあてはまることなのではないかと思う。ただし、「私の頃はまだ学科も少なかったから選択に迷う事は少なく、入学後にいくらでも選択科目によって分岐していくことができたけれど、今は違うのかも」とかかれているが、最近の「学際系・総合系学部」はむしろ選択科目(群)によってかなり細かな「コース」へ分岐できるようなカリキュラム構成になっている。老舗系よりも新興系の方がむしろいろいろ教育上の工夫をしているのだが、選択基準が「偏差値」のみという状況を打破するために必要な条件はなんだろうか。


2002/10/3(木)後期のテキスト

午前中の知覚心理学は「痛み」の二回目で「痛みの測定」。R004教室は第二スクリーンの収納ボックスの設置や配線作業は完了いる模様だが、肝心のスクリーン本体の予算まち。と、いうわけでOHPとプロジェクターを切り替えながらの講義になって、やや煩雑。

昨日はやはり帰宅時間が遅くなった先生や学生は長時間列車に拘束されたということだ。長い人では通常1時間のところ5時間かかったという話も聞いた。

時間を変更して4限を卒論相談。秋セメスターはこの時間でおちつきそうだ。今日は第一グループの3名。微速前進?つづいてゼミは現在読んでいるテキスト(シロート理論)につづいて次のテキストを紹介(資生堂B&S研編集「化粧の心理学」フレグランスジャーナル社)。このテキストはテーマは「化粧」である。人間の行動として見たばあいにもそれ自体興味深いものだ。心理学や関係分野の基礎的研究の応用例が豊富で、具体的な実験や調査例のミニ論文集的な編集になっているので卒論テーマの準備体操として適切であると判断した。本の広告帯には色彩心理学で高名な金子隆芳氏の推薦文が書かれていた。「、、、あらゆる心理学から『化粧』を追求、、、これほどの総合的な成果は類を見ず、、、、一つの人間学として広く一般におすすめします」

心理学の基礎研究が現実の「化粧」という産業分野の研究とどのように関わっているのかを勉強してみよう、ということであって、このテーマで卒論かんがえなさい、という意味ではなく、他のテーマを選んでも同様に「基礎」と「応用」の関係を類推できるようになれば、と期待している。


2002/10/2(水)台風一過

台風21号は常磐線沿線にそって北上したせいか、影響は今朝も残り、フレッシュひたち号は大混雑。車窓をながめていると、河は濁り、立ち草はかぜで倒されて「野分」という表現がぴったりの風流な景色も。ダイヤの復旧に時間が相当かかって、夕方の帰宅時にもなお40分ほどの遅れがでていたが、混雑はなし。常磐線は距離があるとはいっても、いつものことながらダイヤ復旧の技量に問題あるのではないかと思う。

午後から会議二つ。最初の会議は議題が一つだけだったので、かかってきた電話のあと少し遅れてはいっていったのとほぼ同時に会議が終わってしまい、ばつが悪い。次の会議は議題豊富で制限時間いっぱいまで。


2002/10/1(火)台風21号

午後から学部研究法。きょうは前回(二項検定)の復習のあと「平均値の差の検定」の話へ。今日から出校の諸君は出遅れの観あり。検定そのものの基本的な考え方は同じだから、新しい単元できちんと学べば理解できることと思う。なげだすにはまだはやすぎる。

常磐線方向はまともに台風進路予想にあたっていたため、大学院の方は休講にして早々に帰宅した。3時すぎに大学をでたのだが、水戸は断続的に大雨が降り始めていた。

夜柏付近を通過した。一番強いときには風圧のため窓は押され、よわい地震のような感じさえした。夕方から断続的に雨風強かったが、通過速度は速く、ピークは短時間だった。


002/9/30(月)実習・ウイルス

午後から実験実習。実習1はSD法のデータ入力。項目数が多く予想外に時間がかかっため、インストラクションの時間が少なくなってしまった。次回グループからは刺激数を変更するか、時間外にデータ入力作業をするか要検討。

実習2は時間の都合で一対比較法のモデルそのものはほとんで説明できず、データ処理の方法を中心にしてインストラクションをした。さて、今回のデータ処理の指示と配布資料で自力である程度できればデータ処理についてはなかなかの実力だと判定できるのであるが、どうなるか。

最近PCがウイルスにやられてしばらくメールを見ていない、という人が増加、といっても身の回りの数名。たしかに対策ソフトを入れていても新種のウイルスにはやられる危険がある。データをバックアップしておくしかない。せめてシステムの再インストールが簡単にできるようになっていればよいのであるが。近所に小さな「PCパソコンスクール」が新規開店になっていたが、このような需要があるのかもしれないが、MSにも大きな責任があるのではないかと毎度のことながら思う。

学内広報誌用に依頼されている原稿の締切が、、、。


2002/9/28(土)キャンパス見学会のため出校。
2002/9/27(金)自由診療

夏休みから続いていた歯の治療が今日終わった。初めて「自由診療」というのでやってもらった。材料の違いということだが、ほかには自由診療だと看護婦?さんが歯型をとる間押さえていてくれた。でも今日は、「固まるまでかみしめていてください」、ということで押さえていてくれず、しばらくしてあごが笑う。


2002/9/26(木)

午前中、知覚心理学特講初回。後期のアウトラインを説明したあと、「痛み」感覚の単元へ。痛みは身近なものでもあるが、また、いろいろ常識でははかることのできない面もある。Kさんの卒論も紹介した。たまたま日経新聞だったか、カフェインと痛み感覚の関係についての新聞記事をみかけた。カフェインは痛みを抑制する効果が女性で見られる、というものだった。痛み刺激はKさんの卒論と同じ「冷水」が使われていた。

午後からいわゆるe-learningについての学内研究助成の打ち合わせ会議。サーバーの構築とソフトの選定。

卒論相談は時間をくりあげて4限に。つづいてゼミ。おわったあと談話室でK学部のY先生ほかとしばらく雑談。授業のやりかたについていろいろ。


2002/9/25(水)午後から会議三つ。


2002/9/24(火)講義再開

午後から学部・研究法の一回目。初回は心理学的な研究でのデータの特徴と「再現性」をどのような基準で判断するか、というような「哲学」的な入門のあとで、例によって「ESP実験」(カードの色当てゲーム)を行う。二項分布を利用した識別能力の検定の話は統計的仮説の検定のエッセンスとしておもしろい。

R003教室にまえまえから希望していた二つ目の電動式の大型スクリーンがはいっていた。座席の位置によっては首がつかれるところもでてくるかもしれないが、OHPとプロジェクターそれぞれ提示出来るようになったのでひろびろとした黒板ができたようでとても使いやすくなった。R004の方は「予算の関係」でもう少し待たなければならない模様。

大学院は適応学特論2名・方法論4名で再スタート。特論は前期と同様に各自修論関係の文献発表ということで、方法論は心理データの統計処理の基礎(統計的仮説の検定)をカバーする。心理学(あるいは教育・社会)のデータにあった実験計画やデータ処理の方法についても適宜話題にする予定。この内容は入門向けなので学部レベルの統計学の知識のある人には受講の必要はないものと思われる。順序からいけばこれを春セメスターにやるべきだが、研究論文を読む上での必要度は春セメスターでやった因子分析の概要を早く知っておくことが必要かなあと考えてこの順序にしている。15回ということなので、比較的少数の方法をとりあげてこれらに習熟することが目標である(あとは自力でいけるようになれば理想的)。


 

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録で、大学の公式見解ではありません。

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