わがはま日記

2003/4/27(日)「言い換え案」・統計

週末あたりから外来語の「言い換え」案の記事が出ている(4月25日朝日夕刊、東京新聞夕刊)。リストをみているとお役所ことばに由来するものが多いようにも感じられるし、日本語にもその概念があるのにわざわざ英語単語を使っている例も多い。
 「セカンドオピニオン(第二診断)」「バリアフリー(障壁なし)」「ライフサイクル(生涯過程)」など定着しそうもない。このほかの言い換え案も多くはおそらく定着しないだろうと思う。このような「案」はなにかの研究の一部なのだとは思うが、それよりもきちんとした「翻訳」や解説をする方がよいのではないか。まずはお役所などの公的な機関でなるべく外来語をつかわないようにすることが必要かもしれない。介護や医療・福祉関係の用語は特に工夫が必要だ。

H大に「入院」したI君からメール。統計に苦しめられている様子だ。心理学(に限らないが)の研究論文では統計的な方法が多用されている。「統計」そのものは道具や手段であるので、大学院でもほとんどが必要にせまられて独力で勉強しているのが実情だろう。あらかじめすべての方法を学ぶことは不可能だから、これについてはやはり自分の分野で必要な方法を必要になったときに見習い経験的に身につけていくしかないように思う。身近に気軽に相談できる方があれば一番よいのだが。

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