わがはま日記

2003/4/28(月)「英語でしゃべらナイト」

授業関係。午後から実験実習。2年生、3年生ともテーマはSD法と因子分析。2年生のほうは今週からグループに分かれる。刺激材料を10種類の缶コーヒーにした。因子分析はいろいろな分野で利用されているが、心理測定法の応用としての官能評価の分野もその一つである。いろいろな手法を系統的にやるのが良いのだが時間の都合でやむを得ない。SD法で味覚の評価をとりいれるのははじめてなので果たしてどのような結果になるか?実験グループのなかに、コーヒーは苦手で飲めない、という学生があった。アレルギー的なものではないということだったので、調査では「飲む」というよりストローの先でわずかな量を「試飲」する程度なので、ということで実施することにした。一名遅刻して現れた学生がいたが実習は終了していたので、出席と認めことはできない。なにか勘違いしているのではないかとよけいな心配もしてしまう。

夜、ひさしぶりにNHKの「英語でしゃべらナイト」を見た。今日は腹話術の天才「いっこく堂」さんが出演していた。「アメリカ人を爆笑させたい」ということで英語のショーに挑戦されている、ということだった。いっこく堂さんの「腹話術」は世界的にも通用する屈指の技術ではないかと思う。番組の中でもいくつか出し物(人格をもつカーナビシリーズなど)があったのだが、これがすばらしい出来だった。

この「しゃべらナイト」はすばらしい企画構成番組だと感じ入って見ていた。教育番組なのだが、娯楽番組としても楽しむことができる、「入門」講座のお手本のような番組だと思う。
このような番組を見ると「英語教育」のことをどうしても考えてしまう。「教育特区」で実現した立命館付属高校での英語による高校教育のルポも興味深いものだった。これを見ると普通の話し言葉として英語を学習してこなかった残念さ、といった感情と、たしかにこれも「国際化」の実践なのだが、やはりなにか違和感も同時に感じてしまう私には国際化の障壁は非常に大きい。

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