わがはま日記

2003/5/1(金)ハンカチの木

授業関係。昨日の知覚心理学は開眼手術後の視知覚の形成過程について二次元の対象物の認知まで。知覚心理学は例年視覚の形成過程を追って話しをしているが、今年はこれをさらにすすめて、回復・形成過程をあらすじとしてこの進展に関連する事項の埋め込みをさらに進めるようにしている。昨年までは形成過程の話しを一通り終えてから各論にはいったが、今年は随時回復過程との関係を明示するようにしてみよう。

色彩の基本的事項のところでい正面・中段のいちばん良い席、映画館でいえば予約席があるあたり、の学生一列がほぼ同時に気絶したのにはしょうしょうまいった。

卒論は第二グループ。テーマは悪くはないのだが、背景や意義についてやや底が浅い印象を受けた。ここらを詰める時期ではある。つづいてゼミは卒論研究の紹介で、「性格・行動特徴と健康」についてとりくんだ例を紹介した。心理測定法関係としては心理検査の予測的妥当性が問われるよい事例だと思う。

 中庭のハンカチの木はいまが「満開」である。ちょっと暗くてわかりにくいが白い花(花弁ではないらしい)がちょうどハンカチを枝に結びつけているように見える。教員談話室でA先生がハンカチの花に見入っておられた。植物に関心が向くのは歳をとった証拠だ、などと冷やかす。たしかに、わたしも季節毎に中庭に咲く花などを見て、なぜこんなに美しいものが存在するのだろうか、などと思うこともあるにゃあ。

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