わがはま日記

2003/7/17(木)すっかり週刊・記憶

水曜日午前中、非常勤先の最後の講義。来週は試験。近くにある大学なのだが「異文化」体験であって、本務校との比較は難しいが授業評価の結果がでてからまとめてみようと思う。午後から会議一つ。ある規定の想定外のことが起こっているようなのだが、このような場合根本的に規定を見直すのが良いのだろう。

木曜日午前の知覚心理学も講義終了。最後だったのでまとめとしてやや話を広げて社会の中でとりあげられる知覚心理学の話をした。前半をごく簡単にふりかえったあとで、知覚や認知、ひろく実験心理学に関係した新聞や雑誌記事を材料にして心理学関係の仕事話をした。主題文「知覚は行動のためのデッサンである」を展開することにして、入門講座であることも考えて、応用的・実際的な身近な話題を多くとりあげるようにこころがけているが、単元によってまだまだ事例が不足のところもある。

卒論相談の時間まで実験実習1のデータの分析処理。今週で全体データがそろったが、結果的には最初の実験グループで処理したものとほとんど同じだった。卒論相談はやや低調か。「ぎりぎりボーイズ&ガールズ」症候群はスケジュール誘導型であれば心配ないのであるが。つづいてゼミ。テキストの内容について追求した後が感じられない。すくなくとも知らない用語については他の文献にあたって調べた様子をうかがうことができれば印象もずいぶん変わる。レジメをつくって、説明できればより成長した学生らしい印象がでる。実験レポートもそうだが、インストラクションの範囲のみでは内容的にものたりないものだ。後期は各自のテーマに関する発表になるので期待することにしよう。

夕方、非常勤のH先生にひさしぶりにお会いして、授業の様子など雑談。専攻の学生には進度をやや変更しても良いのではないか、という話になった。また、パワーポイントの実習をしたところ、「(授業で見ていた)プレゼンテーション教材はどうやってできているのか不思議でしょうがなかったが、やっとがわかった」、という反応が多かったらしい。やや意外な感じもしたが、作成そのものはごく簡単な作業だということが判明した以上、より内容的に工夫していくことが必要になるだろう。いろいろな装飾も好みと必要に応じてということなのだが、やはりシンプルなことが一番だと思う。

金曜日。午前中、9月「入院」生のための大学院入試業務。私の「入院」生活は遠い昔のことではあるが、なにやら無謀な希望もあるにはあったが挫折感や無能力感がごちゃまぜになったものだった。入試業務がきっかけになって、思い出したのだろうか。

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録です。