倭が浜コンフィデンシャル

2003/9/10(水)合宿

日曜日(7日)ははやくもAO入試があった。つづいて月曜日(8日)から一泊二日でゼミの合宿。今年は横浜戸塚にあるP化成本舗と五反田のS研究所二カ所を見学した。P本舗は今回初めての訪問だったが、担当のK氏にはいろいろお世話になった。S研究所の方はもう3回目になるが、担当のHさんにはとてもわかりやすく興味深いレクチャーをしていただいている。プレゼンテーションは毎年更新されていて、新しいトピックが入っている。HさんはK学院大学院卒で実験心理学の研究をされていたので、私が見学合宿で意図している「社会の中の心理学」の思いにぴったりの話をしてくださるし、学生の希望も強いということでこのところ続けて訪問させていただいている。会社の中では共通の「問題解決」にむかって、他の分野の知識や背景との関係の中で心理学的知識を提案していかなければならない。この点が醍醐味でもあるのだ、とHさんは話された。そのために必要な知識は基礎的心理学にほかならないのである。私自身もそうであるが、Hさんのお話をヒントにしていろいろな分野・領域で心理学的問題を発見してほしいものと願っている。

ここ数年丁度この時期に合宿をして代々木のオリンピック記念青少年センターに宿泊しているが、昨年は日朝交渉、一昨年は同時多発テロと衝撃的なニュースをロビーの大型テレビで見たのだが、今年はヤンキース戦の中継をしていた。

戸塚から戻って、チェックイン。センターも独立行政法人化されたせいか、やや規則がゆるやかになったようにも感じた。以前から担当者によったのかもしれないが。たとえば、大食堂の「ふじ」は予約が必要だったが、今年は「これくらいの人数なら予約はいらないでしょう」というような対応をしてくれた。

夜は新宿に出直して、ルミネtheよしもとで若者芸につきあった。しろうと芸にはおもしろいところがあって、そのおもしろさを意図的に演出しているのか、そのまんまなのかよくわからなかったのだが、ん十年まえにやはり新宿でみた「アングラ」系お笑い劇場の毒々しいがやたらおかしくてほんとうに笑いがとまらない、というような共感を感ずることはできなくなっている。お笑いタレントのもち時間は10分間だったが、講義などでも一つのユニットとしてはこれくらいが丁度よいかもしれないなあ、などと考えながら見ていた。

臨光謝謝 このサイトの内容は私の個人的な意見や記録です。