倭が浜コンフィデンシャル

2003/10/28(火)オンライン図書館

研究法でさっそく視聴率買収事件を調査法の観点からとりあげた。「真の視聴率」が10%台の場合推定誤差範囲は+−2.3%になる(ビデオリサーチ社のホームページにもちゃんと書いてある)。調査データのこのような基本的な性質を知らなかったためにおきた事件でもある。そのあと、前回の復習(平均値と標準偏差)の確認をしたのだが、どうもまだ80%程度の学生が自信なさそうだ。理解している人にはくどいだけだし、ちょっと困った。(やはりPSIコースしかないか、と毎年言っている。再来年からはカリキュラムがかわるのでそれを機会にしたい)

情報センターからProQuestのオンライン検索でPsycINFO,PsycARTICLES, PQ Psychology Journalsも検索できるようになったという知らせがあった(ただし11月末までのトライアル)。さっそく利用してみたが、自宅から検索でき、全文閲覧ができるのですばらしい。ちょっと検索範囲が狭い(ジャーナル数が少ない)ような印象だったが、大学図書館の格差解消の実現は近いなどと期待大である。前に図書館のアンケートに「研究用雑誌の収集はすべて中止してオンラインサービスに全面移行するべき」などと答えたこともあったのでちょっとうれしい。ただ費用の点でどちらが有利なのかはよくわからない。オンラインサービスでもデータベースの範囲が狭いと意味がない。理想的には一つの論文を数百円できれいにフォーマットされた電子ファイルでとどけてくれるサービスがあればよいのだけれど。

 

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